2008年06月26日

[TRAVEL]エクスペディア・ベストツーリスト2008

少し前のニュースですが、宿泊予約サイト エクスペディアが主催しているベストツーリストの調査結果が出ました。
これはエクスペディアがランダムに選択した世界中のホテルにアンケートを行い、宿泊客として最も好ましい国をベストツーリストとして選出する、というもの。

めでたくこのベストツーリスト2008のトップに日本人が選ばれました。
これは2年連続となります。

エクスペディアのサイトから日本人観光客に関するまとめを引用します。

まとめ(日本人観光客に関して)
・2008年のベスト・ツーリスト(世界最良の観光客) は、2年連続で 日本人が選ばれました。2位は同ポイントでドイツ人とイギリス人。一方、ワーストツーリストは中国人。以下、インド人、フランス人という結果となりました。
・日本人は、旅行中の行儀(現地のエチケットや常識に従って行動する)、礼儀正しい、ホテルで騒がない、苦情が少ない、部屋を清潔に使うなどの項目で高い評価を受けたことが、ベスト・ツーリストの評価につながりました
・意外なところでは、旅先でのファッションに関して、日本人はイタリア人、イギリス人、フランス人、ドイツ人に次いで5位に選ばれています。上位がヨーロピアンで占められている中で、アジアでは最も健闘しています。
・日本人の評価が低かったのは、積極的に現地の言葉を話す、や積極的に現地の料理を食べようとするなどの項目です。

見てみると概して礼儀正しく、騒ぎなどを起こさない、といった点が評価されたようです。
旅先のファッションで5位に入ったことが意外と評されているところはやや心外ですが、それ以外は日本人の視点で見るとごくごく当たり前のことのように思いますが(笑)

評価が低かった「積極的に現地の言葉を話す」と「積極的に現地の料理を食べる」については、個人的にはもったいないなぁ、と感じてしまいますが。
特に後者は…それが旅の醍醐味の一つだと個人的には思っています。
といってもどこの国に行ってもその国のオリジナルメニューを求めてマックは食べていますが(汗)

2008年のTop5は以下のとおり。
1位 日本人(「行儀がいい」「礼儀正しい」「ホテルで静か」「クレームが少ない」全て1位)
2位 イギリス人(「気前よくお金を使う」1位、「旅行者のファッション」2位、「地元の料理に興味を持つ」2位)
3位 ドイツ人(「部屋をきれいに使う」1位)
4位 カナダ人(「気前よくチップをくれる」2位)
5位 スイス人

なお、2007年の結果がこちら。
1位 日本人(「行儀がいい」「礼儀正しい」「物静かで慎ましい」「クレーム・不平が少ない」全て1位)
2位 アメリカ人(「礼儀正しい」2位、「クレーム・不平が多い」1位、「騒々しい」2位。センスはないが、チップの額は圧倒的)
3位 スイス人(「物静かで慎ましい」3位、「部屋をきれいに使う」3位)
4位 スウェーデン人
5位 ドイツ人(「部屋をきれいに使う」1位、「行儀がよい」2位、「クレーム、不平が多い」2位)

こうしてみると評価されているポイントはほとんど同じですね。
いろいろ考え方はあると思いますが、こうして評価されることで各地での扱いが悪くなることはないと思いますので、そういう意味ではよいことだと思います。

もちろん評価しているのは全てエクスペディアに掲載されているホテルなので多少偏り(特に集客の考え方でしょうか)があるとは思いますのでその辺は割り引いて考えたほうがいいかもしれませんが。

なので6月21日付の朝日新聞の天声人語にあったようなのは個人的には余計な話かな、と。
国民性というのもありますし。
もちろん主張すべきことやリクエストは堂々と言っていいとは思いますが。

asahi.comより引用(6月21日付の天声人語)
▼ただ、ホテルの評判がいいとは、要するに扱いやすいということらしい。きちんと現れ、きれいに泊まり、黙して去る。お金だけ落としていく風。加えて、日本語メニューの誤りを正してくれる優しさを持ち合わす
▼旅に出てまで気を使い、評判だけいいのは悔しくもある。それで割引があるわけじゃなし、苦情や不満はしまい込まず、サービスのプロ集団にひと仕事させるくらいがいい。わがままな上客というのもある。

ちなみに調査手法は以下のとおり(エクスペディアのサイトより引用)。
目的
この調査は、世界各国のホテル従業員が、ホテルを訪れる旅行者と接した経験をもとに、各国の旅行者に対してどのような印象を抱いているかを収集することを目的としてます。

調査手法
Eメールによるオンライン調査

調査方法
あわせて10のカテゴリーに関して、それぞれ「最良」と「最低」の国を選ぶ方式で実施。調査は、4つの言語で実施され、回答者に対しては、完全な匿名性を保証しています。

調査対象
各国のExpediaが持つ顧客ホテルリストの中から、およそ3万2000軒のホテルをランダムに選択。ホテルマネージャーに対して、世界的な調査会社「TNS Infratest社」が質問をeメールで送付しました。調査は、ヨーロッパおよび、アメリカ大陸(南北)、一部アフリカを対象としています。

回答率
上記のうち、あわせて4,004軒のホテルから回答。回答率は約12.5%。
各国のデータは、基本的に最低50以上の回答があった国のみ採用しています(ただし、ベルギー[46]、クロアチア[47]ロシア[43]を含む)。

何はともあれ良いニュースだった、ということで。
こうなったら来年以降も狙いたいところですね。
もっと詳細を知りたい方は以下をどうぞ。
パワーポイントの調査結果もダウンロード可能となっています(日本語のファイルになっていました)。

エクスペディア・ベストツーリスト2008:http: //www.expedia.co.jp/htmlpromos.do?PromoID=480
エクスペディア(日本語):http://www.expedia.co.jp
posted by Guinness好き at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Travel | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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