これはいいです!
論理思考の基本を学ぶのに非常に適した一冊かと。
内容は、前々からありましたが最近、勝間和代さんをはじめとするマッキンゼー出身の方々が紹介して一気に有名になった「MECE」と「So What?/Why So?」、さらに「論理構成」の3つに絞り、それらをコミュニケーションのために使う、という観点で書かれています。
各章毎に解説と、例題、練習問題が載っており、特に練習問題は解答がついていません(笑)
これがまたよくて自分で考える以外にないので(ヒントはついていますが)良い練習になります。
なのでただ読むだけでなく、紙とペンを持って一緒にやりながら読む、というのが良いかと。
個人的には「So What?/Why So?」は知っていましたが、「解説のSo What?/Why So?」「洞察のSo What?/Why So?」という概念は持っていませんでした。
また、論理構成として「並列型」と「解説型」の区分は改めて意識して整理をこころがけるようになり、大変参考になりました。
ちなみにところどころあるコラムも秀逸です。
MECEなど内容が少なく絞ってあるため、集中的に勉強できます。
論理思考だとかロジカルシンキングを勉強してみよう、という方にオススメです!
東洋経済新報社内のページ:http://www.toyokeizai.co.jp/CGI/kensaku/syousai.cgi?key=book&isbn=53112-2