いろいろと話題になっている本書。
まずは目次から。
(amazonより引用させていただきました)
1冊にまとめるほうが、結局うまくいく
●第1章 複雑なのは続かない、使えない
これだけのことが1冊でできる
1冊だけでいいから「シンプル」
シンプルだから「続けられる」
低コストだから「いくらでもメモ」
文庫本サイズで「携帯できる」
一元化するから「必ずある」
探しやすいから「活用できる」
続けるうちに「データベースが作れる」
自分だけの「かけがえのないノート」に
●第2章 情報を一元化する技術
何でもここに書く
時系列を守る
日付ラベルは六桁で
略記は「ローマ字母音抜き」
「とりあえず貼る」効用
探書リスト
ペンは失くすのが前提
家の中でも使おう
A4書類の貼り付け方
膨張への対策
ページでポケットを作る
これだけは欲しい文房具
最小労力で「代替わり」
●第3章 予定と記録を一元化する「時間管理術」
スケジュールシートを自作する
自作シートのメリット
スケジュールも一元化を
「行動記録」から過去のデータがわかる
年中行事の記録がすぐ調べられる
日記も一元化する
不安も記録すればカウンセリングになる
●第4章 ネタになる断片メモの「保存法」
IDとパスワードを管理
タグで一覧を呼び出す
資料の保存は「無分類+検索」
アルバムも要らなくなる
ハガキ・手紙の保存とスクラップ
読書ノートも一元化
ネタ帳にする
メモからネタまで育てる
断片情報をあとから引っぱり出す
ジョッタの活用
風呂の中でメモ
すばやく正確にメモするテクニック
●第5章 メモを宝に変える「アイデア術」
アイデアとは何だろう
インプットとアウトプットのあいだ
いい材料がなくてもいい
宝くじの当て方
レスポンス人間に
ゴミの中にはお宝が
紙ベースでじたばたする
発酵を経てこそのアイデア
●第6章 分類せず一発検索する
情報をたぐり寄せる「ひも」
索引をデジタル化する
テキストファイルは軽量・軽快
テキストエディタを手に入れよう
索引ファイルの作り方
ヒットするタグとキーワードのコツ
検索してみよう
あとがき
本書での結論はいたってシンプル。
・A6版の100円ノートに、メモや気になるもののプリントアウトしたもの等全てを集約する
・検索できるようにメモに日付とタグをつける
・PCのメモ帳などのテキストエディタやエクセルなどでノートの日付とタグ、内容を管理し、検索可能とする
上記の3点を実施することで様々なメリットがあり、その説明も多岐に渡って書かれています。
メモに付する日付については、6桁(西暦下2桁+日付)で、というのは私自身PC上でファイル名称を付ける際に同様にやっています。
ほぼ日手帳を使っているため、メモをする機会は少ないですが、馴染みのあるやり方だな、と。
ポイントはPCとの連携かな、と。
やはり検索できてナンボだと思いますので、そこまでやるかどうかが利便性に大きく関わってくるのではないかと思います。
内容にもよりますが、GoogleDocなどWeb上にその管理用のファイルを置いておいて、著者のようにスマートフォンであったり、iPhoneのようないつでもどこでもWebにつなけられる環境があると一層よいかなと。
情報を1冊のノートにまとめるメリットとして情報のアウトプットに関する記載もありますがこちらは特に目新しさはありません。
手帳術によるアウトプットの向上等を求めるのであれば、また別の本が必要になるかと。
また、いくつか紹介されている文房具についてはどれも便利そうで早速探しに行こうかと思っています。
個人的には本書に書かれているとおりには行わないとは思いますが、様々なヒントをもらった、という感じでしょうか。
メモする習慣をつけたいんだけどどうすればいいかわからない、シンプルにメモを取りたい!、といった方にオススメの一冊です。
公式HP:http://www.nana-cc.com/note/note.html