久々のエントリです。
「沈まぬ太陽」をついに読了。
前々から山崎豊子さんの作品を読んでみたいと思いつつ、その重さと量に躊躇していましたが、ついにチャレンジ。
で、選んだのが「沈まぬ太陽」。
きっかけは現在世界一周されているはあちゅうさんのエントリを見て。
航空業界に興味もあり、手にとってみました。
いやー、噂にたがわぬ重厚さ、てか重い。。
様々な立場の人々が織りなすドラマがこれでもかと出てきます。
山崎豊子さんの描写力と取材の緻密さには感服しました。
特に第三巻の御巣鷹山編は圧巻。
ページをめくる手は止まらず、だいたい1.5日に1冊のペースで一気に読んでしまいました。
詳しい内容については割愛しますが、こんなことが日本で本当に行われていたかと思うと、憤りを感じるというかやるせな
くなります。
もちろん著者の取材サイドからの目線で書かれているので全て鵜呑みもまずいんでしょうが…
実話の部分もかなりあるようですし。
日本航空さんの労働組合については未だに経営陣も巻き込んで話に出てくることを考えても、まだまだ決着していないよう
ですし、そのあたりを見ると変わることができた部分とまだそのままの部分があるのかな、などとも思ってしまいます。
衝撃が大きすぎてまとまらないエントリになっています。。
他にも関連本を読んでみようかな…
そのまんま受け止めていいかどうかはどもかく、色々な方に読んで欲しい作品です。