マイクロトレンド―世の中を動かす1%の人びと
posted with amazlet at 08.10.21
マーク J.ペン E.キニー・ザレスン
日本放送出版協会
売り上げランキング: 10762
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労作それが大きな変化の予兆なのか判断するのは難しいが
監修者の勘違い
三浦氏の監修のおかげで、飽きずに読み進めることができた。
小さなトレンドが大きな違いを生む時代
様々なところで紹介されているマイクロトレンド、読んでみました。
amazonに目次の一部があったので引用させていただきます。
たとえばこんな1%
▼10歳年下と付き合う女性
▼こどものベジタリアン
▼質素な富裕層
▼働く定年退職者
▼ネット婚カップル
▼ネット嫌い
▼難聴になる若者
▼編み物をする男
▼高齢の新米パパ
and more!
世の中は確実に変わってきているんだなぁというのが最初の感想。
副題にも1%の人々とありますが、本書の舞台はアメリカだけに、たとえ1%でも十分大きいわけで。
これを一部の少数と見るか、変化の兆しと見るかは人それぞれでしょうが、個人的には既存の常識とされてきている価値観であったり生き方が多様化していることを改めて感じ、面白かったです。
内容としてはアメリカ特有のものも多いため、日本にはそぐわなかったり(日本では、というコラムでうまくフォローされていますが)、既に日米問わず目立ってきているものもあったりします。
が、細かいデータとその出典も併せて乗っており解説も充実しているのでさらりと、かつ面白く読めると思います。
amazonの書評を見ると翻訳前の原著は75くらいテーマがあったようで、本書の段階で41テーマになっています。
どのテーマも世の流れを注意深く見ていれば、気がつくものも多く、改めていろいろな目線で世の中を見ると違ったものが見えてくるんだな、と思った次第。
漏れた34テーマを発想のトレーニングがてら想像してみる(amazon.comで原著の中身検索(Look Inside)すれば目次を見ることはできますが)なんてのもいいかもしれません。
世の中のうねりを感じたい方にオススメです!