Google Earthでみる地球の歴史 (岩波科学ライブラリー)
posted with amazlet at 08.12.01
後藤 和久
岩波書店
売り上げランキング: 23562
岩波書店
売り上げランキング: 23562
おすすめ度の平均:
空から見る地球の歴史目次
プロローグ
1 自然をみる
ガラパゴス諸島(エクアドル)
イエローストーン国立公園(米国)
ロス・グラシアレス国立公園(アルゼンチン)
ラウターブルンネン(スイス)
シベリア北部(ロシア)
ナイアガラの滝(米国・カナダ国境)
ボラボラ島(仏領ポリネシア)
フナフティ環礁(ツバル)
沖ノ鳥島(日本)
セノーテリング(メキシコ)
リース・クレーター(ドイツ)
グランドキャニオン(米国)
モニュメントバレー(米国)
デビルズタワー(米国)
ウルル(エアーズロック:オーストラリア)
王家の谷(エジプト)
ラパ・ヌイ(イースター島:チリ)
海半球(ポリネシア)
シエラマドレ山脈(メキシコ)
ナミブ砂漠(ナミビア)
ホワイトサンズ(米国)
リヤド近郊(サウジアラビア)
アマゾン川源流(ブラジル)
エヴァーグレーズ国立公園(米国)
2 災害をみる
四川大地震
サン・アンドレアス断層
三陸大津波
インド洋大津波
富士山の噴火
災害と文明1
災害と文明2
地すべり災害
災害としての天体衝突
3 地球史をみる
創世初期の地球と生命
シアノバクテリアの繁栄
温暖期の地球――白亜紀
恐竜の絶滅
プレートテクトニクスと気候変化
超巨大火山噴火と人類絶滅の危機
氷河期の痕跡
エピローグ
付 録
(岩波書店HP内から引用させていただきました)
◆概要&感想◆
「読んだら行きたくなる」のとおり、本当に行きたくなります。
ワクワクしますね…
地球の営みの一端をGoogleEarthを使って感じられる本、といった感じでしょうか。
そして改めてGoogleEarthの凄さを感じます。
ただ、それ以上に現地に行ってナマで見てみたい、と思いますが…
あと、「岩波科学ライブラリー」という名称からしてもっと固い本だと思っていました。
フルカラーでひたすら好奇心を刺激してくれる本書のような本だとは…
良い意味で「岩波書店」という出版社の懐の広さのようなものを感じ、イメージが変わりました。
そんな中でも特に私にとってツボだったのは以下。
・ロス・グラシアレス国立公園(アルゼンチン)
・ラウターブルンネン(スイス)
・デビルズタワー(米国)
・リース・クレーター(ドイツ)
・海半球
・ホワイトサンズ
・アマゾン川源流
・エバーグレーズ国立公園
・災害と文明1 ポンペイ
・恐竜の絶滅 コロラド州デンバー市郊外 足跡
特に「海半球」については、目からウロコ。
日本の見慣れた地図が世界で当たり前ではない、というのはわかっていましたが、目にするのはたいていヨーロッパ中心の地図であったり。
海を中心とするとどう世界が見えるのか、といった多種多様な視点の切り替えを可能にするのは、GoogleEarthならではかと。
(もちろん地球儀でも可能かとは思いますが)
世界のリーダーは、ビジネス的な素養だけでなく、歴史・文学・芸術などなどの素養も大切にすると聞きます。
その一助にする、というのもアリかと思います。
最近触っていなかったGoogleEarthにまたハマりそうな予感です。
◆気付き◆
・世界は生きている
◆学び◆
・角度を変えることで見えない視点を見られる
・地図には地球の歴史や出来事の一端が表れている
◆オススメしたい方◆
・地図好きの方
・GoogleEarthを始めて使う方
・学術的にGoogleEarthを使いたい方
・GoogleEarthで大自然を見たい方
・地球上の画像からその歴史を読み説きたい方
■関連リンク■
本書紹介ページ(岩波書店自然科学書編集部HP内)
本書紹介ページ(岩波書店HP内)
「Google Earthでみる地球の歴史」という本が岩波科学ライブラリーから(たつをのChangeLog)
見たあとに跳べ「Google Earthでみる地球の歴史」(わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる)
Google Earth