仕事でそのまま使える実践CD付き 研修女王の最強3分スピーチ―アガリ癖、話しベタは、必ず治る!
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大串 亜由美
ダイヤモンド社
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目次
オープニング・メッセージ
【Welcome to the camp!】
女王の教室へようこそ
▲あきらめてはいけません。アガリ癖、話しベタは直ります!
▲外資系エリートが人前で堂々とスピーチできる理由
▲効果は研修現場で実証ずみ。伸びない人はいない!
▲「顔が見える+名前が際立つ」スピーチを目指す
【特別授業】
本番3分前の応急スキル
▲本を読んでいる時間もない!──という人のためのインスタント・スキル
▲本番は「ルック、スマイル、トーク!」
【オリエンテーション】
人前で3分話せるかどうかで、人生が変わる!
▲スピーチは実力を「見える化」するスキル
▲本物のカッコいいスピーチとは何か
▲聞いてもらえるスピーチの「5W1H」
【LESSON 1】
30秒の「オープニング」と15秒の「クロージング」で聞き手を動かす
▲聞き手の耳の穴を広げる「インパクト」と、記憶に残る「アクション」を盛り込む
▲スピーチの「目的」と「相手」を把握する
▲オープニングの極意(1) 最初の挨拶で「双方向」のリズムを作る
▲オープニングの極意(2) アイスブレイクでウケを狙わない
小道具を用意する
質問する
聴衆の1人に声をかける
確認のひと言から入る
感謝の言葉から入る
今日のネタから入る
相手の気持ちを代弁する
相手の「いいところ」「もっと伸ばせるところ」から入る
自信があればジョークから入る
▲オープニングの極意(3) 安心して聞いてもらえる材料をきっちり渡す
▲オープニングの極意(4) 最初の1分はメモを読まない
▲オープニングの極意(5) 最後列の人から目を合わせる
▲アガリの元凶は「自分」目線
▲クロージングの極意具体的なアクションで聞き手の背中を押す
▲「いい聞き手」になることが、スピーチ上達の近道
【LESSON 2】
聞き手をグッと惹きつける「コンテンツ」の組み立て方
▲4つのステップで本論を整える
▲「何を伝えたいか」ではなく、「何を伝えれば動いてもらえるか」を考える
▲相手の「疑問」「質問」に答えるネタを選ぶ
▲聞き手との間に「絵」を描く
▲相手との「位置関係」で話の順番を考える
▲聞いてもらえるスピーチの「3S」
▲話をシンプルにするコツ
「。」で短く言い切る
無駄な接続詞を飲み込む
相手の知っている言葉で話す
▲本論のネタは1・5倍用意する
▲CDで私の「朝礼スピーチ」を聞いてみてください!
【LESSON 3】
見た目と話し方の「デリバリースキル」で9割決まる!
▲挨拶までの7秒が勝負!
ジェスチャーが際立つ「手」の基本ポジション
「姿勢」は口ほどにモノを言う!
TPO感のある「身だしなみ」──顔の近くにアクセントを作る
▲ジェスチャーで聞き手の心を離さないコツ
「指差し」厳禁
ユラユラしない
メモは片手で持つ
マイクは遠め、低めに持つ
アイコンタクトは、話す時間の7割
全員が見える、全員から見える場所に立つ
無理に笑顔を作らなくてもOK
TEA BREAK デリバリースキル達人度チェック
▲くっきり、ハッキリ届く「開口&カツゼツ」トレーニング
「アイウエオ」の開口練習
早口言葉でカツゼツ練習
▲聞いてもらえる「話し方」の3つのコツ
▲緊張して声が震えた時の"おまじない"
【LESSON 4】
「3分」を制すれば、1対1の商談も1時間のプレゼンもうまくいく!
▲3分スピーチの腕を磨けば、1対1の商談の打率が上がる!
▲「3分」ごとにガラリと世界を変える方法
▲1対1の商談は相手の言葉をうまく使う
▲聴衆とのキャッチボールを増やす質問の極意
質問の「目的」を考える
答えやすい質問にする
質問の「タイミング」と「相手」を選ぶ
相手の答えを事実として尊重する
「1・5往復の会話」にする
▲不測の事態にもジタバタしない「質疑応答」の技術
答えるタイミングは自分でコントロールする
「質問ありませんか?」でスピーチを終えない
厄介な質問は「場」で共有する
▲知っていると差がつく「パワーポイント」使いこなし術
スクリーンの文字を全部は読まない
スライドをめくる前に予告を入れる
ホワイトアウト、ブラックアウトを効果的に使う
胸板は聴衆に向けたまま、画面に近いほうの手の平で指す
【LESSON 5】
【最強CD付き】今日からそのまま使える! 研修女王「脚本・主演・演出」3分スピーチ集
いよいよ実習レッスンです。「耳で聞いた感覚」を大事にしてください
(1)朝礼スピーチ
相手→上司、同僚、部下、後輩。長いつきあい。明日も一緒に仕事をする面々
目的→モチベーションを上げる、共通の課題を確認する
状況→前の週にイベントを開催。「挨拶」が課題
(2)転職初日の挨拶──スタッフ編
相手→新しい同僚、上司。上も下もいて、ほぼ初対面
目的→自分を知ってもらう、新しい職場で自分をポジショニングする
状況→前職IT業界で人事を担当。異業界の人事部門へ転職
(3)転勤初日の挨拶──マネージャー編
相手→新しい部下。ほぼ初対面
目的→自分のポリシー・方針を知ってもらう、自分をポジショニングする
状況→他事業部から異動
(4)新年度・新年の抱負
相手→プロジェクトのメンバー。これまでのつながりもあり、明日も一緒に仕事をする面々
目的→モチベーションを上げる、ゴールを共有する、アクションにつなげる
状況→前年度末にプロジェクトを立ち上げたばかり
(5)職場の部下・後輩の結婚披露宴でのスピーチ
相手→職場つながりで出席しているが、ほとんどが知らない人
目的→社交。2人に幸せな気分になってもらう、両親に安心してもらう
状況→入社当時から指導している部下
(6)新規クライアントへの会社紹介
相手→新規クライアント。ほぼ初対面
目的→自社の強みを知ってもらい、興味を持ってもらう。次のステップに進める
状況→先方(外資系ブランド)の人材育成に提案を予定。第1回めの訪問
(7)社内の昇級面接でのアピール
相手→上司、人事担当者
目的→実績と可能性、希望を伝える。昇級要件をクリアしていると納得させる
状況→営業一筋。入社10年。主任職のための昇級面接
おまけの(8)取引先の祝賀パーティでの挨拶
相手→クライアント、クライアントのお客様、同業他社
目的→ザワザワしている中で、お祝いムードを盛り立てる
状況→得意先の創立50周年記念。ゲストとしての挨拶ひと言。あまり話を聞いていない人たちに向けて、サッサと終える
クロージング・メッセージ
(ダイヤモンド社HPから引用させていただきました)
◆概要&感想◆
最近よく取り上げるプレゼン/スピーチ系の第三弾です。
本書はこれまで取り上げてきた2冊(共感をつかむプレゼンテーション、ブライアン・トレーシーの話し方入門、)とまた少し趣が違います。
本書の焦点は「プレゼン/スピーチでいかに話すか」です。
内容を見ても、話し方、姿勢、言葉のつなぎ方、オープニングとクロージングの方法などどれも非常に具体性に富んだ内容。
コンテンツの組み立て方にしてもやはり「実際に話す」ことを意識して組み立てる必要があるんですね。
プレゼン/スピーチの研修の第一人者である大串さんの著書だけあって、研修を受けているか様な語り口。
このまま取り入れられれば、それだけで立派なプレゼン/スピーチができる、という感じ。
本書内でも触れられていますが後は「場数」ですね。
付属しているCDは、大串さんによるスピーチの実例。
個人的には話す速度やアクセントのつけ方などを直に聞けるのが参考になるな、と。
デリバリースキルとして、7つ+1つ(本文内で追加されています)を紹介されていたり、まさにあと5分でプレゼン!という人のための応急スキルなど、すぐに使えるノウハウも満載。
まさに実践のための一冊だと思います。
これまでに紹介した2冊に対して、実践的スキルの上乗せとして最適な一冊かと。
◆気付き◆
・なるべく話は、短く「。」で切り、接続詞は使わないようにする
・見た目と話し方は、プレゼン/スピーチの最初にして重要な関門
・話はコンパクトにする
◆学び◆
・オープニングとクロージングの設定
・デリバリースキルの駆使
・プレゼン/スピーチでは「実際に話す」ことを前提に組み立てる
◆オススメしたい方◆
・明日プレゼン/スピーチがあるが自信がない方
・初めてプレゼン/スピーチを行う方
・すぐに使えるプレゼン/スピーチのノウハウを求めている方
■関連リンク■
・[Book]ブライアン・トレーシーの話し方入門
・[Book]共感をつかむプレゼンテーション
・本書紹介ページ(ダイヤモンド社HP内)