面白かったですね。
今年は例年に無く気合いを入れて観ました。
◆敗者復活戦◆
ナイツでお笑いと相性が良くなったヤホーことYahoo!が、Yahoo!動画で敗者復活戦を完全中継するとのことで、正午から5時間30分、58組ぶっ続けで見てさらに本選を見ました。
このYahoo!動画の完全生中継、すごくよい試みだと。
放送開始早々はコマ切れなどありましたが、すぐに調子良くなりそのまま5時間半視聴に問題はありませんでした。
恐らくYahoo!JAPANさん側で回線の増強なりサーバの増強等の対処をされたのかと。
最初は1ネタ中1回は止まっていたのが6,7組目くらいはからはゼロになりましたらから。
ただ、後から知ったのですがこの敗者復活戦、ワンセグでも観れたそうで。
テレビ朝日がサイマル放送という形式で地上波とは別の番組をワンセグ上では流すことで放送していたようです。
CMも入らなかったですし、快適でした。
58組(57組?)観ていたので最後の方は何が面白いのかわからなくなってきましたが、私が面白かったのは、我が家、オードリー、ソラシド、チーモンチョーチュウなどでしょうか。
多すぎて覚えていないのが本当のところ…
客席が圧倒的に笑っていたのはオードリー。
笑いの量が違っていました。
なので、行くかな?と思っていました。
◆本戦◆
1.ダイアン
ネタの構成は良かったと思いました。
が、ネタフリまでが長いと思った次第。
ただ、得点を見ると思ったより高得点でした。
これが基準だと後の組はキツイかも?とも思いました。
2.笑い飯
闘牛でいつものパターンに入るのかと思いきや入らず。
新しいと言えば新しかったのですが、衝突されるネタがいつもの展開。
う〜ん、慣れてしまったのかイマイチでした。
こちらも思ったより高得点でした。
3.モンスターエンジン
笑えなかったです。
神々の遊び、は知っていたので漫才でどうやるのかと思っていたのですが…
4.ナイツ
いつもどおり面白く、安定していました。
面白かったです。
いつもと比べるとややテンポがゆっくりかな、とは思いましたが。
この時点で1位は順当かと。
5.U字工事
面白かったです。
私が北関東に馴染みがある分点が甘くなっている気もしますが…
個人的にはナイツと同じくらい面白かった。
ごめんね、ごめんね〜では終わりにはならなかったですね。
最後茨城をフォローしたのも新しかったです。
2本目でフォローした茨城をどう扱うのか見たかったのですが。
6.ザ・パンチ
いつも通りのはいりでしたが、そこからが…
変な間も空くし、キレが無いなぁ、と。
普段はもうちょっと面白いんですけどね。。
そもそも漫才のスタイルとしてM-1に合うのか?という不安感がど真ん中に的中してしまいましたね。
7.NON STYLE
確かに面白かったです。
テンポが速いのと矢継ぎ早に繰り出すボケは評価高いだろうなぁと思いました。
ナイツと同じかそれ以上にボケてましたし。
審査でここまで1位もまあ納得。
個人的にはナイツ、U字工事に次ぐ感じでしたが。
ボケが自分で自分に突っ込むのが私にはなんとなく合わなかったです…
8.キングコング
終わった瞬間「え?」って感じ。
昨年の方が明らかに面白かったです。
個人的にはあの速すぎるくらい速いテンポと喋りのキングコングが好きだったのですが…
たぶん残れないだろうなぁと思っていたら予想通り、でした。
9.オードリー
敗者復活で笑いっぱなしだったのと同じネタ。
全く同じネタを数時間後にもう一度見ることになりましたが、それでも笑いっぱなしでした。
自分が笑ったという感覚では、ぶっちぎりの1位。
キングコングがよくなかったので、後はオードリー自体が審査員に受け入れられれば最終決戦に行くだろうとは思っていました。
審査結果を見て、審査員も認めたかあ、というのが感想。
ただ、紳助さんが明らかに認めていなかったので、うーん。。。とはなりました。
◆最終決戦◆
1.ナイツ
いつもどおりの漫才でした。
面白いのですが、クスっとした笑いがたくさんある漫才なのでドカーンと来ないんですよね。。
なので優勝は難しいのかなぁと思ってしまいました。
でも大好きです。
2.NON STYLE
1本目とほぼ同じ。
ただ、1本目のほうが明らかに面白かったなぁ、という印象。
個人的には冷めてしまったせいか、思ったより笑えなかったです。。
自分で自分に突っ込むのもやっぱり気になってしまいました。
ボケの数では圧倒していて凄味を感じましたが。
3.オードリー
1本目の出来が素晴らしすぎただけに、2本目どうするのかと思っていました。
観たことがあるネタでしたが、やはり1本目と比べると落ちてしまいましたね。
敗者復活からだけに仕方なかったのかもしれませんが…
でも最終決戦3組の中で最も笑ったのはオードリーでしたが。
◆総評的なもの◆
何より残念だったのは、最終決戦の3組とも本選のネタの方が面白かったこと。
少なくともここ2年のチュートリアル、サンドイッチマンは1本目も2本目もどちらも甲乙つけがたかっただけに、残念でした。
後は、紳助さんが本選でオードリーに事実上のNGを出したことで最終決戦でオードリーの票が確実に1票無くなっていたこと。
あれは確実に、最終決戦の興味を若干ではありますが削いでしまったと思います。
NON STYLEは面白かったですし、大阪で既に押しも押されぬ売れっ子のようだったので実力はあるのだと思います。
ただ紳助さんや上沼さんは番組に呼んだとか仲がよい(と思われてしまうような)言動はやめるべきだったとも思います。
今回に限っては、ナイツとオードリーがやや変化球気味の漫才だっただけに、正統派のNON STYLEが好まれた側面は否定できないと思います。
とはいえ、オードリーの2本目は、1本目の出来が良すぎただけに見劣りしたのも事実。
春日さんは素晴らしかったですが、どうしても1本目と比べるとインパクトが弱くなる2本目をどうカバーするかがオードリーの課題だと思います。
ナイツは…変わらないで欲しいなぁ、というのが正直なところ。
今のスタイルで新ネタを作り続けてほしいです。
(M-1が取れるかどうかは微妙かもしれませんが…)
ただ、本戦で松っちゃんが言っていた、「4分でどれだけボケを入れるのか、もう一ネタ見てみたい」という評がナイツを的確に表していたと思います。
それにしても、やっぱりオードリーに優勝してほしかったなぁ…
絶対評価だったらどうだったのか、こちらも気になるところ。
ま、最終的には紳助さんが言っていた通り、好みの問題なんでしょうけどね。
みんな面白かったので。
あえて比較すれば、の話ですしね。
今から来年のM-1が楽しみです!
■関連リンク■
・M-1グランプリ2008 公式サイト
・みんなで楽しむM-1グランプリ2008(Yahoo!JAPAN週刊特集 Vol.89)