ジェシカが駆け抜けた七年間について (角川文庫)
posted with amazlet at 08.12.24
歌野 晶午
角川グループパブリッシング
売り上げランキング: 105257
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おすすめ度の平均:
7年間を駆け抜けるということ◆概要&感想◆
これまた面白かったです。。
本作はミステリー色はやや薄め。
前半は特に女子長距離陸上(マラソン)をテーマにした小説といった様相。
後半事件が起きてミステリー色を帯びてきますが…
なのでコテコテのミステリーを求めている方にとってはやや物足りないかもしれません。
ただ、そこは歌野晶午さん。
しっかりとしかけが施されています。
読後、色々と確認してしまいました。
それにしても大きな伏線をいくつか張ってあるのに、全く気が付きませんでした…
わかる人はわかるのでしょうが。。
画一的ではなく、柔軟な思考をしなくてはいけないですね。
思い込みの罠って恐ろしい。
やっぱり歌野さんの本は面白い。
こうなったら全作品制覇が目標です。
◆オススメしたい方◆
・歌野さんの作品を既に読んだことがある方
・スポーツを舞台にしたミステリーが読みたい方
■関連リンク■
・本書紹介ページ(web KADOKAWA内)
■関連過去エントリ■
・[Book]長い家の殺人
・[Book]葉桜の季節に君を想うということ
・[Book]ガラス張りの誘拐