次世代マーケティングプラットフォーム 広告とマスメディアの地位を奪うもの
posted with amazlet at 08.12.26
湯川 鶴章
ソフトバンククリエイティブ
売り上げランキング: 415
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おすすめ度の平均:
テクノロジーの面から考察した広告の未来「20世紀型の広告はいずれ消滅する」という大予言
これからの広告媒体の変遷を客観的に予測している。
数年先の世の中がどうなっているか、だいたい見えてくる
肩で風切る、現場レポート
目次
はじめに
序章 広告の「終焉」と「周縁」
第1章 広告からテクノロジーへ
第2章 ネットに拡大するマーケティングプラットフォーム
第3章 リアルとネットの融合1 デジタルサイネージ
第4章 リアルとネットの融合2 モバイルウェブ
第5章 そして覇者なき市場へ
第6章 次世代マーケティングプラットフォームの課題
第7章 メディアと広告そしてすべての企業の未来
おわりに
(amazonHPから引用させていただきました)
◆概要&感想◆
面白かったです。
広告とネットの可能性について書かれた本。
メディアも含めた今後の未来を考えるのになるほど、と感じました。
変化というのは、既存の周囲のグレーゾーンから発生する、というのも納得しました。
どの部分に変化が生じているのかを見る一つの指針としたいな、と。
今後は共存共栄を戦略とする時代がくることも肝に銘じたいポイント。
余程の理由がない限り、単独で全てをカバーするのは様々な面でムリがあるなと感じました。
メインテーマとしては、今後のプラットフォームを中心とした戦略についてですが、それ以外にも多々面白い話題が。
例えば、個人情報の重要性をどの企業も認識しており、「個人を特定できない形の情報に変える」という汎化にも似たことまでしているというのは新鮮でした。
未来について一つの示唆を与えてくれるという意味で、メディアや広告、ネット業界に関わらず、様々な方にオススメです。
◆気付き◆
・今後の大企業のメイン事業はプラットフォームとインフラの整備
◆学び◆
・変化は周縁から
・今後はいかに連携していくか
・共存共栄戦略を取らなければ限界がある
◆オススメしたい方◆
・メディア業界に興味がある方(働いている方)
・ネット業界に興味がある方(働いている方)
・広告業界に興味がある方(働いている方)
・業界に関わらず近未来に興味がある方
■関連リンク■
・本書紹介ページ(ソフトバンククリエイティブ社HP内)
・湯川鶴章のIT潮流(著者湯川鶴章氏ブログ )