ラーメン屋vs.マクドナルド―エコノミストが読み解く日米の深層
(新潮新書)
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竹中 正治
新潮社
売り上げランキング: 4792
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おすすめ度の平均: 

今まで見た中で最も深い日米比較文化論です。
タイトルだけで忌避しないほうが良いですよ
America vs. Japan or why risk-averse Japanese cannot becomeBill Gates
身近から発想する比較文化論プラス金融論
よい議論はあるが、統一感に欠ける 目次
はじめに
第1章 マックに頼るアメリカ人vs.ラーメンを究める日本人
1 日本人教授が米国で語る「だから日本はダメなんだ」論
2 日本アニメ職人の心意気
3 「マクドナルドモデル」対「ラーメン屋モデル」
第2章 希望を語る大統領vs.危機を語る総理大臣
1 普通だったら「Excellent!」
2 「インデペンデンス・デイ」と「宇宙戦争」
3 それでも日本の危機管理が甘いのはなぜか?
第3章 ディベートするアメリカ人vs.ブログする日本人
1 文字文化の日本、対面文化のアメリカ
2 商売上手なシンクタンク・ボスとの対面
3 討議は闘技なり
第4章 「ビル・ゲイツ」vs.「小金持ち父さん」
1 ジャパンマネーは本当に臆病か?
2 リスクマネーの背後にある超格差社会
3 日本人よ、万羽のミニハゲタカとなって瀕死の巨象を啄ばもう!
第5章 一神教vs.アニミズム
1 アニミズムの精霊「ポケモン」
2 「ハリー・ポッター」に反発するキリスト教徒たち
3 キリスト教公国の大統領
第6章 消費者の選別vs.公平な不平等
1 信用データ絶対主義
2 「新銀行東京」失敗の本質
3 アメリカの超格差社会は日本の未来か?
参考文献・資料
(新潮社HPから引用させていただきました)
◆概要&感想◆
最近こういった異文化的な本に興味が出ている私。
本書は、日米の比較を通じて日本及びアメリカという国について、考え方やその相違を浮き彫りにするもの。
タイトルからするともっと軽い本かな?と思っていましたが、エコノミストの方が書いたらしく、しっかりと分析をしつつ、わかりやすい例に落とし込んで書かれており、とっつきやすかったです。
何よりご自身のアメリカでの経験がベースになっているので、日本人から見たアメリカが面白いです。
表題にもある、「ラーメン屋vs.マクドナルド」というのは言い得て妙。
確かに…と。
著者の竹中さんはこういった言い換え(たとえ)が非常に上手いと感じました。
見習いたい点です。
全般的にアメリカと日本をうまく対比させて書かれており、比較文化論&金融経済を絡めていたため面白かったですし、勉強になりました。
普段直感で本を選んでいる私ですが、何となく今年はこういった各国文化に関連する本が増えそうな予感がします。
あと、著者の竹中さんのように世界に伍する人材にならねば!と思わされた一冊でもありました。
とりあえず「俺にも言わせろ衝動」を私も解き放てるようになります(笑)
◆気になったポイント◆
・「普通だったらExcellent!」
アンケートでは、普通であればExcellent!に印をつけるとか。
日本だと文字通り普通、とかまあまあ良いくらいですよね。。
文化の違いとはいえ、驚きました。
アメリカでは頻繁に褒め、日本では褒めるのが下手、という話よく聞きますが、こんなところも絡んでいるんだろうな、と考えました。
近い将来日本人以外の方と仕事をする機会があると思います。
そんな時にこういった話って非常に重要になるよなぁ、などと思った次第。
・「無謬信仰」
日本ではトップのミスは許されない、そういった風潮確かにあります。
そしてこれが発展して、一度失敗するとおしまい、もう一度成功するのが極めて難しい、という日本の現状につながっているかと。
竹中さんが書かれている、「失敗から学んでさらに飛躍する」というのは事業でも人生でも同じだと思います。
今、話題になっているセーフティネットの拡充もその一環かとは思いますが、日本という国に流れる「失敗は許されない」という制度と風潮はなんとかしたいところです。
・「文字体系の複雑さ」
日本では文字体系が複雑なため、その部分に学習時間を取られてしまい、その分「話す」部分の学習が減ってしまう、という下りはなるほどと納得。
限られた学習の配分を考えると当然と言えば当然ですが、それがよく言われる日米文化の差異になるとは思いませんでした。
もちろんそれを言い訳にせず、これからも「話す」訓練が必要なのは言うまでもないですが(笑)
◆気付き◆
・言い換え(たとえ)の有効性
・異文化の理解の重要性
◆学び◆
・日本とアメリカの相違はどこから来ているのか
・スコアリングモデルの本質は確率的アプローチ
◆オススメしたい方◆
・日米の相違に興味がある方
・アメリカについて知りたい方
・日本について知りたい方
・エコノミストという職業に興味がある方
■関連リンク■
・本書紹介ページ(新潮社HP内)
・竹中 正治 ホームページ(著者竹中正治さんHP)
■関連過去エントリ■
・[Book]ルポ 貧困大国アメリカ




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