2009年02月14日

[Book]ムダな仕事はもう、やめよう!

ムダな仕事はもう、やめよう!(かんき出版、著者:吉越 浩一郎)
ムダな仕事はもう、やめよう!
吉越 浩一郎
かんき出版
売り上げランキング: 17899
おすすめ度の平均: 4.0
4 欧米人は、人生=プライベート≠仕事。プライベートのために働く
5 日本人の常識を変えるべきと思いました
5 KYで何が悪い?
4 仕事のできる先輩の、技を盗むような感覚だった。
4 これまでの著作の内容が良くまとまってます

目次
第1章 仕事で幸せになる考え方
第2章 残業禁止で、すべてが好転する
第3章 ムダな仕事から、上手に逃げる方法
第4章 迷っている時間が一番のムダだ!
第5章 「仕事の常識」を疑う人が成長する
第6章 工夫次第で、仕事力は誰でも高められる

amazonから引用させていただきました)
◆本書を読む視点◆
・残業ゼロのススメはどのように最新化されているか

◆本書を一言で表すと◆
・仕事とのつき合い方指南本

◆概要&感想◆
おなじみ、元トリンプ社長の吉越氏の著書。
過去にも類書を3,4冊程度出版されており、その最新作。

いつものように吉越氏の明確なスタンスが書かれています。
吉越氏がブレない方のせいか、どの本を読んでもメインテーマは変わりません。
本書はうまくまとまっていると思いますので、1冊読むのであれば新しい本書がいいかもしれません。

吉越氏がよく使われているわかりやすい図も多く掲載されており、主張も明確なので読みやすいと思います。

個人的にはヨーロッパのホワイトカラーを見習いたいな、と。
特に、以下の下り。
ヨーロッパのホワイトカラーは違う。十四時間かかる仕事があれば、どうすれば八時間で処理できるのかを考える。

最近エントリした「最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術」に通じる考え方ですね。
この考え方は大事にしたいですし、日頃からこのように考えるクセをつけたいところ。

意識を変えるのにオススメの一冊です。

◆気になったポイント◆
人は自分の能力以上のものを発揮することができない。
「能力10×1時間=クオリティ10」
能力が10なら、クオリティの上限も10。
よって「能力10×2時間=クオリティ10」が正解。
倍の時間をかけたところで、仕事のデキは変わらない。

仕事のモノにもよるかもしれませんが、産みの苦しみは当然あるとしても、感覚としてこういったものを持っている必要はあると思います。
ヨーロッパは能力勝負、日本は体力勝負

こう言われない仕事をしたいところ。
「仕事のパフォーマンス=体力+気力・実力+能力」となる。
ただ、この公式には、「体力>気力・実力>能力」という条件がつく。

体力(=健康と文字通りの体力)があってのパフォーマンス。
確かに風邪ひいていたり、花粉症発症中はパフォーマンス落ちますし、納得。

身体にまで気を使って初めて一流、ということでしょうか。
反省。
いわば仕事とは「気づきと選択」の連続だ。

ここでも、気づき、選択し、捨てることの重要性が説かれていました。
あたらしい戦略の教科書」で酒井穣さんが書かれていた「何を無視するのか」「無視する決断をする力」ですね。
「捨てる」「Not to Do」「無視する決断」といった考え方が自分にとってのキーワードになっていることを感じます。

◆学び◆
・「仕事のパフォーマンス=体力+気力・実力+能力」
・迷わず決断する(とりあえず川を渡ってみる)
・「仕事の常識」を疑う
・「気づきと選択」

◆オススメしたい方◆
・残業が多い方
・残業ゼロに興味がある方
・吉越氏に興味がある方
・「働く」に対して意識を変えたい方
・効率よく仕事をしたい方

■関連リンク■
・本書紹介ページ(かんき出版社HP内)
・Smell the Roses(著者吉越浩一郎氏ブログ)
・吉越事務所(著者吉越浩一郎氏公式サイト)

■関連過去エントリ■
・[Book]最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術
・[Book]あたらしい戦略の教科書
・[Book]ラクをしないと成果は出ない
・[Book]モチベーションが上がるワクワク仕事術 (めざせ!仕事のプロ)



posted by Guinness好き at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Book | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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