ムダな仕事はもう、やめよう!
posted with amazlet at 09.02.13
吉越 浩一郎
かんき出版
売り上げランキング: 17899
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おすすめ度の平均:
欧米人は、人生=プライベート≠仕事。プライベートのために働く日本人の常識を変えるべきと思いました
KYで何が悪い?
仕事のできる先輩の、技を盗むような感覚だった。
これまでの著作の内容が良くまとまってます
目次
第1章 仕事で幸せになる考え方
第2章 残業禁止で、すべてが好転する
第3章 ムダな仕事から、上手に逃げる方法
第4章 迷っている時間が一番のムダだ!
第5章 「仕事の常識」を疑う人が成長する
第6章 工夫次第で、仕事力は誰でも高められる
(amazonから引用させていただきました)
◆本書を読む視点◆
・残業ゼロのススメはどのように最新化されているか
◆本書を一言で表すと◆
・仕事とのつき合い方指南本
◆概要&感想◆
おなじみ、元トリンプ社長の吉越氏の著書。
過去にも類書を3,4冊程度出版されており、その最新作。
いつものように吉越氏の明確なスタンスが書かれています。
吉越氏がブレない方のせいか、どの本を読んでもメインテーマは変わりません。
本書はうまくまとまっていると思いますので、1冊読むのであれば新しい本書がいいかもしれません。
吉越氏がよく使われているわかりやすい図も多く掲載されており、主張も明確なので読みやすいと思います。
個人的にはヨーロッパのホワイトカラーを見習いたいな、と。
特に、以下の下り。
ヨーロッパのホワイトカラーは違う。十四時間かかる仕事があれば、どうすれば八時間で処理できるのかを考える。
最近エントリした「最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術」に通じる考え方ですね。
この考え方は大事にしたいですし、日頃からこのように考えるクセをつけたいところ。
意識を変えるのにオススメの一冊です。
◆気になったポイント◆
人は自分の能力以上のものを発揮することができない。
「能力10×1時間=クオリティ10」
能力が10なら、クオリティの上限も10。
よって「能力10×2時間=クオリティ10」が正解。
倍の時間をかけたところで、仕事のデキは変わらない。
仕事のモノにもよるかもしれませんが、産みの苦しみは当然あるとしても、感覚としてこういったものを持っている必要はあると思います。
ヨーロッパは能力勝負、日本は体力勝負
こう言われない仕事をしたいところ。
「仕事のパフォーマンス=体力+気力・実力+能力」となる。
ただ、この公式には、「体力>気力・実力>能力」という条件がつく。
体力(=健康と文字通りの体力)があってのパフォーマンス。
確かに風邪ひいていたり、花粉症発症中はパフォーマンス落ちますし、納得。
身体にまで気を使って初めて一流、ということでしょうか。
反省。
いわば仕事とは「気づきと選択」の連続だ。
ここでも、気づき、選択し、捨てることの重要性が説かれていました。
「あたらしい戦略の教科書」で酒井穣さんが書かれていた「何を無視するのか」「無視する決断をする力」ですね。
「捨てる」「Not to Do」「無視する決断」といった考え方が自分にとってのキーワードになっていることを感じます。
◆学び◆
・「仕事のパフォーマンス=体力+気力・実力+能力」
・迷わず決断する(とりあえず川を渡ってみる)
・「仕事の常識」を疑う
・「気づきと選択」
◆オススメしたい方◆
・残業が多い方
・残業ゼロに興味がある方
・吉越氏に興味がある方
・「働く」に対して意識を変えたい方
・効率よく仕事をしたい方
■関連リンク■
・本書紹介ページ(かんき出版社HP内)
・Smell the Roses(著者吉越浩一郎氏ブログ)
・吉越事務所(著者吉越浩一郎氏公式サイト)
■関連過去エントリ■
・[Book]最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術
・[Book]あたらしい戦略の教科書
・[Book]ラクをしないと成果は出ない
・[Book]モチベーションが上がるワクワク仕事術 (めざせ!仕事のプロ)