橋本 大也
翔泳社
売り上げランキング: 33278
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おすすめ度の平均:
薄っぺらい即効性有り、賞味期限有り?
今年初の収穫本
目次
1 情報力とは何か(情報は膨大だフィルターをかけろ!、分類/収納の時代から検索の時代へ ほか)
2 情報収集(自分専用の「情報センター」をつくろう!、検索の達人が使っているフレーズとは ほか)
3 情報整理(電子スクラップ帳に情報を集約せよ、情報の要約と評価こそが情報パーツ作成の極意 ほか)
4 情報分析(情報は立体的に分析せよ!、消えた情報や人物の情報も分析できる!? ほか)
5 情報活用(情報を芋づる式に引き出す、連想で情報のつながりを抽出する ほか)
(amazonから引用させていただきました)
◆本書を読む視点◆
・自分に足りない情報の取り扱いを学び、実践する
◆本書を一言で表すと◆
・情報に振り回されないための本
◆概要&感想◆
「情報力」というシンプルなタイトル、かつ薄い本ですが、中身は濃いです。
その名のとおり、「情報」について収集から活用まで著者のやり方、考え方が詳しく書かれています。
ここに至るまで著者をこれでもか!というくらいのスクラップ&ビルドを繰り返して来て吟味に吟味を重ねた結果かと。
本書では情報をストックしておき、必要な時に活用できるように準備しておく、というスタンスになっています。
人それぞれ情報の使い方、活用の仕方には独自のやり方があると思いますが、その前段のお話なので普遍性が高いかと。
情報ツールも多数紹介されていますが、それは本書の一部分でしかありません。
(とは言っても非常にお役立ちなのですが)
情報に振り回されるのではなく、使いこなせるようになるための本です。
それにしてもポイントが多すぎて大変な一冊でもありました。
こういった内容は特に実践しなければ意味が無いですが、すぐに実践したくなる一冊でもありました。
◆気になったポイント◆
思考過程や作業ログを徹底的に見える形で残しておくべきなのだ。
あまり残せていないです。
意識しないと残せない部分なので、今後意識的に行おうと思います。
要約する
評価の星や点数をつける
ベスト3化
本ブログでも心がけるべき3点ですね。
とりあえず評価の星をつける&要約を心がけます。
写真やイラストをキーワードをつけて保存する
これまたこれまでやっていないです。
Evernoteのアカウントを持っていますので、そこに集約することにします。
他者に向けて説明するつもりで情報パーツを作る
意識しすぎて時間をかけすぎても良くないですが、そのまま出せる情報パーツを作っていくと、アウトプットの際の生産性が違ってきますね。
これも常に意識しておくことが大事かと。
情報を大局から分析
論理的な大局=前提の読み違い
規模的な大局=分母の読み違い
1歩引いて2つの大局から見る、というポイントができていません。。
ついつい視野が狭くなりがちな時に、特に必要な2点かと。
すぐ見えるところにメモしました。
1枚企画書の掟
チェックリスト化して保存しました。
情報の信頼性は「情報の突出度×中身」ではかることができる
この2点を欠くと著しく信頼性を欠くということ。
この2点の有無を意識して情報を取り扱うことが重要ということかと。
◆学び◆
・頭の中で考えたことはメモや文書にまで仕上げる
・読みたいと思った本を即座に読む(即読)
・情報パーツをビジュアル化する
・専門家や経験者が最初に思いついた結論は正しいことが多い
・情報を構造化する方法は5つだけだ(LATCH)
・PREP
・ビジュアルのインパクトと権威のインパクト
◆オススメしたい方◆
・「情報」が多すぎてどうすれば良いのかわからない方
・情報を自由自在に使いこなしたい、と考えている方
・情報の達人が考える「情報力」に興味がある方
・著者橋本大也氏やそのブログに興味がある方
・サラっと読めて役立つ本を探している方
■関連リンク■
・本書紹介ページ(翔泳社HP内)
・情報考学 Passion For The Future(著者橋本 大也氏ブログ CNET Japan内)
■関連過去エントリ■
・[Book]最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術
・[Book]情報は1冊のノートにまとめなさい