2009年03月30日

[Book]私をつくった名著 人生を変えた1冊 黄金のブックガイド

私をつくった名著 人生を変えた1冊 黄金のブックガイド
私をつくった名著 人生を変えた1冊 黄金のブックガイド
Chabo!を応援する著者の会
東洋経済新報社
売り上げランキング: 28869
おすすめ度の平均: 5.0
5 本選びに役立ち!+気軽な国際協力
5 雑の妙味
5 一流の考え方の持ち主の読書法が興味深い

目次
〈プロローグ〉"学び本"ブームはなぜ起こっているのか
〈Section1〉「底流型の本」と「適用型の本」との"組み合わせ読書"(勝間和代)
〈Section2〉「運命の本」との「偶然の出会い」を大切にする読書術(神田昌典)
〈Section3〉"速読、通読、熟読、重読"読み方は4段階を使い分ける(小宮一慶)
〈Section4〉ビジネス書よりビジネスに役立つ人文系の本の読み方(酒井穣)
〈Section5〉"リッツ・カールトン流"感性を磨く読書案内(高野登)
〈Section6〉個人投資家が資産形成のために読むべき本(竹川美奈子)
〈Section7〉読後のアウトプットに有効な"図読"のすすめ(久恒啓一)
〈Section8〉自分の強みや専門性を発見し、究める読書法(山口一男)
〈Section9〉幅広い読書で、異分野の事柄を自分の分野に応用しよう(山田昌弘)
〈Section10〉顧客の心をつかみ、部下を動かす"勉強読書"(和田裕美)
〈Section11〉カリスマBOOKブロガーの「時速10冊」読書術(小飼弾)
〈プロ書店員さんの目利き座談会〉うちの書店のロングセラー、読み続けられる定番はこれだ!
amazonから引用させていただきました)

◆本書を読む視点◆
・読書の達人はいかに、そしてどんな本を読んでいるのか?

◆本書を一言で表すと◆
・本の読み方選び方のヒント

◆概要&感想◆
勝間和代氏が発起人となったChabo!(チャボ)に賛同する方々による読書感の紹介兼ブックガイドという一冊。

以前エントリした「10年後あなたの本棚に残るビジネス書100」と一見よく似ていますが、個人的にはこちらのほうがツボでした。

良かったのは、読書の達人であり、かつ本の著者でもある11人の方々の「本に対する考え方「と「読書についての考え方」が読めたこと。

同じChabo!という試みに賛同したという共通項があっても、本や読書に対するスタンス、アプローチはそれぞれ違います。
むしろ本や読書に対して様々な角度からの意見が集められていて、その多様さが面白かったです。

唯一共通しているのは、皆さん本が人生にとって必要不可欠で、大好きであるということ。
後は、いかように本を読んでも当人が納得していればそれでいいのではないかなぁ、と思った次第。

本書では、本の読み方やオススメの本が多数紹介されています。
が、全部を取り込むのではなく、ピンときたところをヒントとするなり、ピックアップすればそれで十分だと思います。

本書がツボだったのは、そのピックアップの対象が多種多様であること、ここに尽きます。
ジャンルも様々。
ビジネス書はもとより、ノンフィクション、小説や漫画などジャンルを問わない深さがお見事でした。

かくいう私も読みたい本が一気に増えてしまい、大変なことに…

気がついた点としては、読書後のディスカッションなどを薦めている方が多かったこと。
ディスカッションというとハードルが高そうですが、本を読んでその内容について語る場、というのは確かにあった方がいいと思います。

私も現在このブログでしかアウトプットしていませんが、もったいないかも、と思うこともしばしば。
お互い読んだ視点を話し合って共有したり、思うところを議論することで理解も一層深まるでしょうし。
読みっぱなしにしないためにも何らかの仕組み作りが私にも必要そうですね…

その他では、勝手に尊敬している酒井穣さんのパートはやっぱり響くものが。
特に以下のポイント。
人はなぜ、本を読むべきなのでしょうか?
本にはできるのに、テレビにはできない重要なこと−それは、文字情報に圧縮された情報を解凍するためのすぐれたトレーニングを提供することに他なりません。

本を読む際には、ただ字面を追うのではなく、何らかのイメージを頭に浮かべながら本を読んでいる方が多いと思います。

特に小説などではそれが顕著だと思いますが、文字からイメージをし、それを広げるという作業を無意識に行っている、という意味で酒井穣さんは「すぐれたトレーニング」と表現されているのだと思います。

実際、小説を読んだ後、ドラマ化や映画化された同作品を見てみると、なぜか過去に見た作品のように感じてしまう、といったことがあるかと思います。
(最近だと、東野圭吾さんのガリレオシリーズなどでしょうか)

また、ドラマ化や映画化された作品よりもその原作の方が優れている!と言われるのは、
@酒井さんが仰るところの圧縮された文字情報を(時間的、映像的制約などからも)解凍しきれないため
A原作を読んだ際にイメージした世界を理想としてしまうため、その世界との乖離が目についてしまう
という点に起因するのではないでしょうか。
(もちろんBとしてそもそも原作の優れた世界を表現しきれなかった、というケースもあると思いますが)

現在のところ、文字からイメージを掘り起こすというトレーニングを最も効率よくできるのが本である以上、やはり本は読むべき、という酒井穣さんのご意見には非常に納得です。
(私自身本が好きなので読書肯定寄りにバイアスがかかっている面も若干あるかもしれませんが…)

(このあたりについては、以前酒井穣さんがご自身のブログNED-WLT「テレビがダメで、読書がアリな本当の理由」というエントリでより詳しく書かれています。)

本書を読むことで、本を読むということについて色々な知見が得られるかと。
ブックガイドと思っていましたが、深い一冊でした。

◆気になったポイント◆
そもそも本には、コーチング的な意味がないといけないと私は思っています。
コーチングとは、良質な質問を投げかけてもらい、それについて答えていくことです。
対話による成長と言えるかもしれません。
ですから私にとって良書とは、「質問がいいもの」であると言えます。

私にとっての良書とは?、と考えてしまいました。
答えは出ていませんが…
新しい視点を与えてくれるもの、というものはありますが、それだけではないですし。。
人は事実ではなく感情で動きます。
だからまず、すぐれた営業パーソンである前に、「感動できる人」であることが大切です。

「感動できる人」でありたいです。
私は今でも本を読むときは、いつも「これは誰に伝えよう」という目的で読んでいます。

本ブログを始めてからは、どのようにアウトプットしよう、という目的が加わりましたが。
が、さらに一歩進めると「これは誰に伝えよう」となるのかな、と。

◆オススメしたい方◆
・本でも読んでみようかなぁ、という方
・Chabo!( チャボ )に興味がある方
・本書内の11人の方々に興味がある方
・読書術に興味がある方
・オススメの本を知りたい!という方

■関連リンク■
・本書紹介ページ(東洋経済オンライン内)
・Chabo!( チャボ )- 本で、もっと、世界にいいこと。
・JEN - 特定非営利活動法人 ジェン
・NED-WLT(酒井穣さんブログ)

■関連過去エントリ■
・[Book]10年後あなたの本棚に残るビジネス書100
・[Book]PRESIDENT (プレジデント) 2009年 2/2号 09年版「役職・課目・場面別」厳選600冊!-勝ち残る人が読む本・落ちる人の本





posted by Guinness好き at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Book | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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