2009年05月15日

[Book]無趣味のすすめ

無趣味のすすめ(幻冬舎、著者:村上龍)
無趣味のすすめ
無趣味のすすめ
posted with amazlet at 09.05.12
村上龍
幻冬舎
売り上げランキング: 262
おすすめ度の平均: 3.5
4 はたして無趣味は幸せなのか
4 リーダーの資質などどうでもいい
4 立ち読みで読破できるところがありがたい
3 いまどき、この類の本に大いなる期待をもたれる方がいけない、
3 村上龍の思考の解説本

目次
* 無趣味のすすめ
* 少数派という原則
* グローバリズムは思想ではない
* 「好き」という言葉の罠
* 仕事と人生のパートナーシップ
* 最高傑作と「作品群」
* オーラの正体
* 夢と目標
* 情熱という罠
* 集中と緊張とリラックス
* トラブルの種類
* どんなファッションで臨むか
* もてなしと接待
* 優れた道具
* ビジネスと読書
* 品格と美学について
* リーダーの役割
* 謝罪という行為は
* スケジュール管理
* 「交渉術」という脳天気な言葉
* 仕事における有用な人脈
* モチベーションと希望
* ライバルという他者
* グローバリズムと日本社会
* 部下は「掌握」すべきなのか
* 効率化とゆとり
* 後悔のない転職
* ときに投資は希望を生むが・・・。
* 労働者と消費者
* 決断する力
* 金融不安と大不況
* アドバイスについて
* ワークライフバランス
* ビジネスにおける文章
* 語学の必要性
* 企画の立て方
* 失敗から得るもの
* 盆栽を始めるとき
ブログ「ちらかしっぱなしですいません。」から引用させていただきました)

◆本書を読む視点◆
・昨今のビジネスを村上龍氏はどのように考えているのか?

◆本書を一言で表すと◆
・村上龍氏が表現するビジネスキーワード

◆概要&感想◆
村上龍氏が雑誌Goeteで連載しているエッセイをまとめた本書。
カンブリア宮殿で司会を務め、メールマガジンJMMの編集長として日々、ビジネスの第一線で活躍している著名人や、有識者の考えに触れている村上龍氏が、昨今のビジネスとビジネスパーソンについてどのように考えているのかを知りたくて読んでみました。

目次にある各テーマが6ページ(エッセイタイトル1ページ+内容5ページ)という構成。
読んでみると、作家さんならではの視点もあれば、一般と同様の視点もあり、村上龍氏独自だなぁという視点もあり、テーマによってそれぞれ。

村上龍氏が著書を書く際のスタンスが引き合いに出されているエッセイなどはやっぱり独自だなぁ、と思います。
また、「ライバルという他者」で村上春樹氏について触れている点は興味深かったです。

本書を通じて出てきていると感じたのが「飢え」というキーワード。
成功への飢え、チャンスへの飢え、情報への飢え…
現代のビジネスパーソンに対して「飢え」の必要性を説いているように感じました。

とはいえ村上龍氏だからといって、総じてそれほど特異な視点に立たれているわけではありません。
(当たり前と言えば当たり前ですが)
ただ、個人的にはスタンスを明確にしている点と、その表現方法に興味を惹かれました。

同じことを言っていても言葉によって伝わる印象は当然変わってきます。
その表現が非常に上手いです(作家さんに対して言うのもおこがましいですが)。
ありきたりな表現ではなく、かつわかりやすい、という印象。

確固たる考え方を構築し、それを的確に表現している、という点、少しでも近付きたいところです。

◆気になったポイント◆
世界史的な大きな流れなので、目をそむけようが、辺境の地に隠遁しようが、逃れるのは無理だ。さらに、その流れに「うまく乗る」ことも不可能だ。
グローバリズムについて論じた箇所。
世界史的な大きな流れ、はまさに。
他人にわかりやすく説明できるような「好き」は、案外どうでもいい場合が多い。
気になった言葉。
集中するためには、リラックスが必要であり、かつ自覚的でなければならないという事実は非常に興味深い。
例に出していた、俳優の例がわかりやすかったです。
リーダーになるのは「どういう対応策をとるか」わかっている人だ。
数々のリーダーに会われてきた村上龍氏によるリーダーの資質だけに、重みがある気がします。
仕事とプライベートにおけるその人の優先順位が、その人の人生なのだ。
なるほど!と思った箇所。
モチベーションという概念は、希望につながっていなければならない。
今後心に留めておきたいポイントです。

◆これからやること◆
・「モチベーション」について論じる時には、どのような希望につながっているのかを意識する

◆オススメしたい方◆
・村上龍氏のエッセイに興味がある方
・村上龍氏の表現に興味がある方
・カンブリア宮殿のファンの方
・JMMの購読者の方
・作家さんによるビジネスの切り口に興味がある方

■関連リンク■
本書紹介ページ(幻冬舎HP内)
Goethe(本書収録コラム連載雑誌)
JMM(著者 村上龍氏編集長メールマガジンサイト)
カンブリア宮殿
無趣味のすすめ(ブログ ちらかしっぱなしですいません。)

■関連過去エントリ■
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[Book]ラクをしないと成果は出ない
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[Book]ブライアン・トレーシー流危機脱出法 ピンチを成功に変える21の仕事術





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