Newsweek (ニューズウィーク日本版) 2009年 5/20号 [雑誌]
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阪急コミュニケーションズ
目次
Cover Story
わずか数週間でメキシコから世界各地に感染が拡大した新型インフルエンザ。その恐るべきウイルス変異のメカニズムとさらなる脅威とは
新型インフルエンザ スーパーウイルスの正体
警告 迫り来るウイルス変異の恐怖
メキシコ もうひとつのインフル禍
エコカーの未来は中国に
自動車 政府の大胆な支援策を追い風に、中国メーカーが小型車やエコカー開発で大攻勢
世界の株価急騰4つの理由
分析 悲観論に逆らう強気相場を読み解く──株価はまだ20%上がる
オバマを隔離する仲良し政権の罠
米政治 互いに意見の近い側近たちに囲まれて大統領が現実に疎くなる危険も
告白 ブッシュ政権反戦派のジレンマ
米大統領 オバマ外交と直感力の不安な関係
オバマ時代の人種憎悪の鼓動
アメリカ社会 黒人大統領誕生と不景気を追い風にKKKの分派などが増長
天才広告マンの劇場的日常
マーケティング 大手ブランドを次々に手掛けるピーター・アーネルの素顔
Society & The Arts
科学 思いやり「能力」を決めるメカニズム
トレンド ミー世代の勘違いナルシシズム
テクノロジー iPodが戦争を変える
ロック ヘビメタバンドの爆笑ドキュメンタリー
テレビ ゴミ屋敷の母娘『グレイ・ガーデンズ』
女優 女王ジュリア・ロバーツの賞味期限
映画 リアルな中国戦乱記『ウォーロード』
World Affairs
インド 極左ゲリラの「領土」を行く
中国経済 世界の危機は中国の勝機
米金融 銀行を試す本当のテスト
英政治 ニュー労働党はまだ死んでいない
(ニューズウィーク日本版オフィシャルサイトから引用させていただきました)
◆本書を読む視点◆
・Newsweekという雑誌を感じる
◆概要&感想◆
先日まとまった移動時間が取れ、手持ちの本が無かったため購入しました。
恥ずかしながらNewsweekを購入してちゃんと読むのは初めて。
なかなか面白かったです。
Cover Storyは、今話題の新インフルエンザ。
海外発のメディアらしく、日本の政治のバタバタぶりや社会の混乱ぶりを報じるのではなく、あくまで「インフルエンザ」として焦点をあてていたのが印象的でした。
特に今回の新インフルエンザが既に2005年に発症していたこと、豚インフルエンザと言われる所以、今後の展望など一歩引いた記事は、切り口が新鮮でタメになりました。
他にも、「オバマがムスリムに与えた勇気」や「ピーター・アーネル 天才広告マンの劇場的日常」、「オバマ時代の人種憎悪の鼓動」などのルポも面白かったです。
特に「オバマ時代の人種憎悪の鼓動」では、「オー・ブラザー! 」で出てくるKKKが、オバマ時代となった今、何が起きようとしているのかが書かれていて、非常に興味深かったです。
最終ページには、SATC映画版の続編制作決定というニュースもあり、エンタメに強いNewsweekという印象。
今後も定期的に読みたいなぁと思わせるものでした。
やはり海外発のニュースを取り込むことも大切ですね。
日本発のニュースとは、また別の視点で情報が得られるので、視野も広がります。
悩みどころとしては、TIMEがいいか、Newsweekがいいか、COURRiER Japonがいいのか…でしょうか。
■関連リンク■
・インフルエンザ 次なる脅威(本書紹介ページ)
・ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
■関連過去エントリ■
・[Book]ジャーナリズム崩壊