2009年07月04日

[Book]勝間和代のお金の学校―サブプライムに負けない金融リテラシー

勝間和代のお金の学校―サブプライムに負けない金融リテラシー(日本経済新聞出版社、著者:勝間和代)
勝間和代のお金の学校―サブプライムに負けない金融リテラシー
勝間 和代
日本経済新聞出版社
売り上げランキング: 3961
おすすめ度の平均: 2.0
3 これはこれでありだと思います。
3 社会的責任投資に関する対談は興味深かった
2 読者のレベルを高く見ていませんか?
1 次から次へと本を出すけど
1 色々な意味で難しい本です…

目次
1時間目 世の中の大きな動きの中で金融をとらえる
◆竹中平蔵先生から学ぶこと――投資の役割と経済のダイナミズム
経済破綻は金融のせいだ、など、すっかり悪者になっている「金融」ですが、本当に金融は悪者でしょうか? 「金融」が果たしている社会での役割を、「リスク」ということばをキーワードにして、もういちど俯瞰してみましょう。

2時間目 投資信託を使って資産運用の「仕組み」をつくる
◆竹川美奈子先生から学ぶこと――投資信託の実践的な使い方
いつも仕事や家事で時間がない私たちは、そんな時間がない中でも、投資をどうやって続けていけばいいのでしょうか? ひとつの答えは、プロに運用をまかせる投資信託を利用することです。投資信託を使って積立型の分散投資を行い、手間暇をかけずに、でも、うまくリスクを管理する方法について実践的に学んでいきましょう。

3時間目 金融危機に打ち勝つ株式投資術
◆太田忠先生から学ぶこと――個人投資家が株式に投資をするときの心得
個人投資家は、短期的な株価の上げ下げに一喜一憂せず、時間と投資対象を分散してリスクを低減すれば金融危機のショックを最小限にくい止められます。個人投資家ならではの強みを活かしながら株式投資にどう取り組むか。ベテランファンドマネジャーにコツと極意を聞いてみましょう。

4時間目 金融から未来を変える
◆河口真理子先生から学ぶこと――社会的責任を果たす投資とは
金融には、投票に負けないくらい、私たちの社会を変える力があります。環境問題や人権問題などにきちんと責任を果たしている企業にお金を回すことが、長期的には私たち自身にとっても役立ち、社会を良くする大きな力になることを学びましょう。

ホームルーム 読者からの三つの質問と、勝間からのメッセージ
◆勝間からのメッセージ――金融があなたと社会の未来を変える
金融危機は私たちの経済全体にとっても、個人資産形成にとっても、厳しい試練ですが、資産形成のあり方や金融の役割について原点から問い直すチャンスでもあります。金融で自分と社会の未来を変えるため、あなたも一歩踏み出してみませんか。
日本経済新聞出版社HPから引用させていただきました)

◆本書を読む視点◆
・金融の第一線で携わるエキスパートから今の金融の見方を学ぶ

◆本書を一言で表すと◆
・「金融投資=マイナスイメージ」払拭のススメ

◆概要&感想◆
本書は、勝間和代さんが金融にまつわるHP上の講座を「お金の学校」として一冊の本にしたもの。

その名のとおり、お金にまつわる学校ということで対談を通じての紙上講座の体裁になっています。
内容は、大きく金融にまつわる講座が1時間目と4時間目で、投資にまつわる講座が2時間目と3時間目となっています。

個人的には1時間目と4時間目がよかったです。
世の中における金融の役割がメインテーマの1時間目と、金融がこれからの世の中をどのように変えていく力になり得るのかという4時間目。

特にSRIが、「Socially Responsible Investment」から今は「Sustainable and Responsible Investment」になりつつあるという話が興味深かったです。
これからは「Sustainable(持続的)」というのがキーワードになりそう、というのは納得です。

ただ、金融の大きな流れという観点では面白かったのですが、内容的には「学校」というタイトルではありながらやや内容が難しめだと感じました。
タイトルからすると「これから金融について勉強する」という方をターゲットにした本だと思っていたので少しとまどいました。

かなり注釈は多いのですが、注釈を読んでもわかりづらい点もあったのがやや残念です。
もっとも、もともとNIKKEI NETの特集ページですし、その時のタイトルは「金融で未来を変えよう」だったので、まるっきり初心者向け、という趣旨ではそもそもないのだと思いますが。

Web上での原題のままでもよかったのかなぁ、などと思ってしまいました。

金融の基本知識は持っていて、専門家の方の話をわかりやすく読みたい、という方にはオススメです。

◆気になったポイント◆
以前ダボス会議で、ソニーの出井伸之前会長が、「日本はミドルエイジ・シンドローム(中年症候群)ではないか」と指摘されていました。中年になると若い人ほどエネルギーがないから、何か変化があっても、もう何もやらないんですよね。何かやることが不安だからやらない。やらないからますます不安になっていく。これが、ミドルエイジ・シンドロームで、やっぱり日本もそうなっていると思います。
ズシっときたポイント。
確かに思うところが多く…
ミドルエイジ・シンドロームスパイラルに陥らないようまずは自分自身心がけが必要そうです。

◆これからやること◆
・SRIの状況を追う

◆オススメしたい方◆
・金融の基本知識が多少はある方
・これから投資を始めたいという方
・これからの金融がもたらす影響に興味がある方

■関連リンク■
本書紹介ページ(日本経済新聞出版社HP内)
勝間和代の「金融で未来を変えよう」(NIKKEI NET特集ページ)
私的なことがらを記録しよう!!(著者公式ブログ)

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posted by Guinness好き at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | Book | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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