プラハを歩く (岩波新書)
posted with amazlet at 09.07.17
田中 充子
岩波書店
売り上げランキング: 10631
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おすすめ度の平均:
現地で読むべきプラハ、ヨーロッパ建築の理解が深まる本
もとが取れる本。
素晴らしい本です。
プラハへの愛情を感じました
目次
第1章 城―木と石の技術
第2章 旧市街―石の暮らし
第3章 城下町―スタッコの装飾と芸術
第4章 新市街―都市の空間
第5章 郊外―鉄とレンガとコンクリートのデザイン
(amazonから引用させていただきました)
◆本書を読む視点◆
・建築の視点でプラハを見る
◆本書を一言で表すと◆
・プラハの隅々までを建築の視点で解説した一冊
◆概要&感想◆
「建築の博物館」や「百塔の町」という異名を持つプラハ。
その由縁であり、出自、起源を建築という観点から余すところなく解説した一冊。
キュビズムについても、バロック様式もゴシック様式もルネサンス様式もロマネスク様式もそれぞれ解説されています。
それぞれエリア毎に書かれており、特に新市街についてはその名前にも関わらず1300年代に造られたなど興味深いエピソード満載です。
個人的には
スグラフィットという技法の特徴で、遠近法や錯視を利用したトロンプ・ルイユとよばれる「だまし絵」である。という解説で、スグラフィットが街中にあることに触れ、一層興味をかきたてられました。
プラハに行きたくなることうけあいの一冊です。
◆オススメしたい方◆
・プラハに興味がある方
・ヨーロッパの建築の歴史に興味がある方・
・これからプラハに行く方
■関連リンク■
・本書紹介ページ(岩波書店HP内)
■関連過去エントリ■
・[Book]チェコスロヴァキアめぐり―カレル・チャペック旅行記コレクション
・[Book]CREA TRAVELLER (クレア トラベラー) 2009年 03月号