題名の通り、カナダ人の公認会計士であり、企業家の著者が自分の後を継ぐ息子へと当てた手紙をまとめた本です。
内容は大学の選び方から始まり、銀行とのつきあい方、金銭感覚の身につけ方、礼儀の大切さ、友情などなど人生で必要と思われる様々なことについて手紙を通じて
息子に伝える、というもの。
企業家として成長する息子への手紙として書かれていますが、むしろ人としてどう行動するべきか、という内容です。
上述のように大学選びから始まり、企業家として頂点にたどり着くまでの長いスパンで出会うであろうイベントや節目毎の手紙となっていますので、長期的な目線を養うのにも良いと思います。
そういう意味でぜひ学生や新入社員や若手といった人にぜひ読んで欲しい本です。
私が新入社員研修を担当したらとりあえず初日にはこれを読んでもらいたいと思います。
短時間で読めますし、未読の方は必読です。
なお、同一著者の類書として
ビジネスマンの父より娘への25通の手紙(新潮文庫)
ビジネスマン、生涯の過し方 (新潮文庫)
ビジネスマン退職後の誇りある生き方19章 (飛鳥新社)
もあるようです。
私も未読なので読んでみます。まずは「娘への25通の手紙」からですかね…