2009年02月15日

[Book]ブログ論壇の誕生 (文春新書)

ブログ論壇の誕生 (文春新書)(文藝春秋、著者:佐々木 俊尚)
ブログ論壇の誕生 (文春新書)
佐々木 俊尚
文藝春秋
売り上げランキング: 167537
おすすめ度の平均: 3.5
2 立ち読みして面白そうだったので買って読んだが、期待はずれだった。
1 古すぎる!
4 ネットとメディアの事件史
4 私の知らないネットの今を教えてくれる
2 特ダネ期待しちゃいました…

目次
1 ブログ論壇はマスコミを揺さぶる(毎日新聞低俗記事事件、あらたにす ほか)
2 ブログ論壇は政治を動かす(チベット問題で激突するウヨとサヨ、「小沢の走狗」となったニコニコ動画 ほか)
3 ブログ論壇は格差社会に苦悩する(辛抱を説く団塊への猛反発、トリアージ ほか)
4 ブログ論壇はどこへ向かうのか(『JJ』モデルブログ、光市「1・5人」発言―ブログの言論責任は誰にあるのか ほか)

amazonから引用させていただきました)
◆本書を読む視点◆
・ブログ論壇はどの方向に進むのか

◆本書を一言で表すと◆
・時事問題における様々な対立の背景にあるブログ論壇の動きの解説

◆概要&感想◆
ネットに関して様々な著書を書き、現在ネットに関するジャーナリストとして名を馳せている佐々木氏によるウェブメディア論。
著者の公式サイト上では以下のように本書が紹介されています。
文藝春秋の月刊誌「諸君!」の連載をまとめた書籍です。インターネット上で語られているさまざまな議論について、ロスジェネ世代と団塊世代の対立を軸にしてまとめています。
「佐々木俊尚 ジャーナリストの視点」から引用させていただきました)

記載されている通り、本書のテーマの一つは「対立」。

ネットという世界が生まれたことにより、マスメディアとネットの対立、ネットとリアルの対立、世代間対立が生じ、それらがうねりとなって様々なところに顔を出しているとしています。
元々これらの対立はあったのでしょうが(ネットは無くてもマスメディアに対するもの、リアルに対するものという意味で)、ネットという場を得たことで人の目に触れることができるようになったということだと思います。
(ロスジェネ世代と団塊の世代とに分けることが適切かどうかもありますが…)

本書紹介にもあるとおりこれらはかなりの部分をロスジェネ世代と団塊の世代の対立に起因するもの。
本来はこの世代間対立の議論の場として、ネットという場があるのが良いのだと思います。

ただ、本書内にもありますが日本という国ではそういった議論を戦わせるという文化がそもそもありません。
(かくいう私も決して得意ではないです…)
議論を戦わせることで見えてくるものがあるはずなのですが(もちろんどちらが正しいといったようなものではありませんが)、まだそこに至る道は無いというのが現状。

両世代ともに、どのようにすれば(感情的ではなく、一方的に断じるのでもない)議論を戦わせることができるのかを探っていくのが、これからの日本に必要なことなのだと思います。

本書の内容ですが、それぞれネットの世界で話題になって時事的な話について、佐々木氏がその背景を解説する、という体裁を取っています。
ブログ論壇自体についての佐々木氏の所見であったり、考察を求めると少々イメージが違うかもしれません。

時事的な話について、ブログを始めとするネットがどのように考え、どのように反応したのかを知り、そこから今後どのようにネットと付き合っていくのかを考えるのに良い一冊です。

◆気になったポイント◆
ネットの言語空間で最も重要視されるのは、可視性と論理性である。
つまりものごとのプロセスをきちんと開示すること、そしてその上できちんと無理なくロジックを積み上げていくような議論が求められている。

至極真っ当な求められ方だと思います。
ただ、これまでの日本では比較的苦手とされてきた考え方であり、対応だと思います。
そしてこれから確実に必要となってくる考え方でもあると思います。
きちんと議論をオープンにし、すべてを可視化させ、真摯に対応していくしかないのだ。

これも上と同じで、これまでの日本では見られず、これから当たり前になる考え方かと。
問題についてつねに討議し、解決策を考えていくという討議(ディベート)文化が日本には欠落していること。

国会から小学校のクラスまで少しずつで良いのでこの文化の醸成が必要になってくるのではないでしょうか。

◆学び◆
・マスメディアとインターネットの非対称戦争
・ネットの言語空間で最も重要視されるのは、可視性と論理性
・インターネットの世界を貫く原理原則はただひとつ、「エンド・トゥー・エンド」
・理念としての「社会」と、リアルな「世間」の乖離。

◆オススメしたい方◆
・リアルの世界に対してネットの世界がどのように見ているのか知りたい方
・ネットの世界で何が起きているのか知りたい方
・佐々木俊尚氏に興味がある方
・日本における「議論」のあり方について興味がある方

■関連リンク■
・本書紹介ページ(文藝春秋社HP内)
・佐々木俊尚 ジャーナリストの視点(著者佐々木 俊尚氏ブログ CNET Japan内)
・佐々木俊尚氏 公式サイト(著者 佐々木 俊尚氏公式サイト)

■関連過去エントリ■
・[Book]アルファブロガー 11人の人気ブロガーが語る成功するウェブログの秘訣とインターネットのこれから
・[Book]次世代マーケティングプラットフォーム





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2009年02月14日

[Book]ムダな仕事はもう、やめよう!

ムダな仕事はもう、やめよう!(かんき出版、著者:吉越 浩一郎)
ムダな仕事はもう、やめよう!
吉越 浩一郎
かんき出版
売り上げランキング: 17899
おすすめ度の平均: 4.0
4 欧米人は、人生=プライベート≠仕事。プライベートのために働く
5 日本人の常識を変えるべきと思いました
5 KYで何が悪い?
4 仕事のできる先輩の、技を盗むような感覚だった。
4 これまでの著作の内容が良くまとまってます

目次
第1章 仕事で幸せになる考え方
第2章 残業禁止で、すべてが好転する
第3章 ムダな仕事から、上手に逃げる方法
第4章 迷っている時間が一番のムダだ!
第5章 「仕事の常識」を疑う人が成長する
第6章 工夫次第で、仕事力は誰でも高められる

amazonから引用させていただきました)
◆本書を読む視点◆
・残業ゼロのススメはどのように最新化されているか

◆本書を一言で表すと◆
・仕事とのつき合い方指南本

◆概要&感想◆
おなじみ、元トリンプ社長の吉越氏の著書。
過去にも類書を3,4冊程度出版されており、その最新作。

いつものように吉越氏の明確なスタンスが書かれています。
吉越氏がブレない方のせいか、どの本を読んでもメインテーマは変わりません。
本書はうまくまとまっていると思いますので、1冊読むのであれば新しい本書がいいかもしれません。

吉越氏がよく使われているわかりやすい図も多く掲載されており、主張も明確なので読みやすいと思います。

個人的にはヨーロッパのホワイトカラーを見習いたいな、と。
特に、以下の下り。
ヨーロッパのホワイトカラーは違う。十四時間かかる仕事があれば、どうすれば八時間で処理できるのかを考える。

最近エントリした「最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術」に通じる考え方ですね。
この考え方は大事にしたいですし、日頃からこのように考えるクセをつけたいところ。

意識を変えるのにオススメの一冊です。

◆気になったポイント◆
人は自分の能力以上のものを発揮することができない。
「能力10×1時間=クオリティ10」
能力が10なら、クオリティの上限も10。
よって「能力10×2時間=クオリティ10」が正解。
倍の時間をかけたところで、仕事のデキは変わらない。

仕事のモノにもよるかもしれませんが、産みの苦しみは当然あるとしても、感覚としてこういったものを持っている必要はあると思います。
ヨーロッパは能力勝負、日本は体力勝負

こう言われない仕事をしたいところ。
「仕事のパフォーマンス=体力+気力・実力+能力」となる。
ただ、この公式には、「体力>気力・実力>能力」という条件がつく。

体力(=健康と文字通りの体力)があってのパフォーマンス。
確かに風邪ひいていたり、花粉症発症中はパフォーマンス落ちますし、納得。

身体にまで気を使って初めて一流、ということでしょうか。
反省。
いわば仕事とは「気づきと選択」の連続だ。

ここでも、気づき、選択し、捨てることの重要性が説かれていました。
あたらしい戦略の教科書」で酒井穣さんが書かれていた「何を無視するのか」「無視する決断をする力」ですね。
「捨てる」「Not to Do」「無視する決断」といった考え方が自分にとってのキーワードになっていることを感じます。

◆学び◆
・「仕事のパフォーマンス=体力+気力・実力+能力」
・迷わず決断する(とりあえず川を渡ってみる)
・「仕事の常識」を疑う
・「気づきと選択」

◆オススメしたい方◆
・残業が多い方
・残業ゼロに興味がある方
・吉越氏に興味がある方
・「働く」に対して意識を変えたい方
・効率よく仕事をしたい方

■関連リンク■
・本書紹介ページ(かんき出版社HP内)
・Smell the Roses(著者吉越浩一郎氏ブログ)
・吉越事務所(著者吉越浩一郎氏公式サイト)

■関連過去エントリ■
・[Book]最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術
・[Book]あたらしい戦略の教科書
・[Book]ラクをしないと成果は出ない
・[Book]モチベーションが上がるワクワク仕事術 (めざせ!仕事のプロ)



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2009年02月13日

[Book]英語嫌いの東大卒が教える私の英語学習法

英語嫌いの東大卒が教える私の英語学習法(明日香出版社、著者:小川 慶一)
英語嫌いの東大卒が教える私の英語学習法 (アスカカルチャー)
小川 慶一
明日香出版社
売り上げランキング: 21048
おすすめ度の平均: 4.0
3 単身者向けの本です
1 あまり役に立ちませんでした
5 良書です。
4 もうひとつ完成度の低い本。おしい。
5 あらゆる学習に適応出来そうです?♪

目次
序章 TOEIC テストで900点を取ろう!
   ☆ 900点<=900点に見合うと、信じられている実力
   ☆ TOEIC で900点を取るのに必要なこと
   ☆ TOEIC で900点を取ると

第1章 英語の勉強法
● 語学はスポーツ
   ☆「話す」「書く」には、例文暗記とボキャブラリ
   ☆ 語学は音、文字のつながりで覚えるもの
   ☆「聴く」「読む」には、文法知識とボキャブラリ
   ☆ TOEIC には、文法知識とボキャブラリ
● 「ボキャブラリ」と「文法」
   ☆ ボキャブラリ→文法→ボキャブラリ
● 勉強をはじめる前の予備知識
   ☆ 忘却曲線
   ☆「パッシブ・レビュー」より「アクティブ・リコール」
   ☆ チャネル・キャパシティー
● 復習の機会を増やす
● 英語は短期決戦
● 英語の音はここが違う
   ☆ 英語の「リズム」
   ☆ 英語の「母音」
   ☆ 英語は英語として聴く
● 英語の音と英語の文字
   ☆ リスニングのために注意しておきたいこと
   ☆ リスニングするときにはテキストは見ない
● リスニングの効果を高める
   ☆「精聴」用の教材と「多聴」用の教材
● NHKやさしいビジネス英語
   ☆ 復習は再生速度を速めて
● 単語は語源から覚えよう
   ☆ 語源の覚え方
   ☆ 語源を覚えてニュアンスに強くなる

第2章 時間の使い方
● 英語の順位をはっきりさせる
   ☆ 英語の「順位」は最低でも3番目
   ☆ ハードルは下げてから越えろ
● 集中力の高い時間を利用する
   ☆ 時間配分の原理原則
   ☆ 平日のスケジュール作り
●「流動性」を高めよう
   ☆ 固定化は硬直化のはじまり
   ☆ くり返しの効果はS字カーブ
   ☆ 英語の勉強は「飽きっぽい」ほうがよい?
   ☆ 決まりごとの作り方
   ☆「決まりごと」内での順位のつけ方
● 「TOEIC TEST 文法急所総攻撃」「TOEIC TEST 文法鉄則大攻略」
   ☆「TOEIC TEST 文法急所総攻撃」の使い方
● 成果=環境×集中×時間
   ☆ 成果=環境×努力
   ☆ 努力=集中×時間
   ☆ 成果=環境×集中×時間
● PBS ニュースアワー
   ☆ ねらい目はドキュメント・リポート形式のもの
   ☆ PBS ニュースアワーを使ったリスニング

第3章 TOEIC テスト900点突破のための本番対策
● リスニングセクション
   ☆ TOEIC最大のヤマ場 Part III
   ☆ 900点突破のPart IV 対策
   ☆ Part I, II で混乱しない方法
● リーディングセクション
   ☆ Part VII
● TOEIC 対策にお勧めの参考書と使い方

おわりに
TOEIC 900点へのロードマップ
明日香出版社HPから引用させていただきました)

◆本書を読む視点◆
・TOEICで900点を取るために必要なものは何か

◆本書を一言で表すと◆
・TOEIC対策に留まらない勉強本

◆概要&感想◆
本書は、TOEICで900点を取るための勉強本ではありますが、同時に何の分野の勉強にでも共通する勉強本でもあります。

計画の立て方、集中力について、覚えるためのコツなど勉強に関わる理論部分も実際のTOEIC対策の説明部分に勝るとも劣らずためになります。
読んでいるとふと、どちらがメインなのかわからなくなるほど。

特に、「決まりごと」については、ついついノルマ化して達成できないとモチベーションを落としてしまう、という循環を断ち切る良い術かと。

メインテーマであるTOEIC対策ですが、TOEICで900点を取るには「文法」と「ボキャブラリ」、さらに「リスニング」ということで各々の対策が書かれています。
試験テクニック的なものも第3章に少しありますが、やはり基本が大事ということで地道なボキャブラリ、文法の勉強、リスニングがメインとなっています。

面白いと思ったのは、TOEICで900点を取っても決して英語がデキる、という実感はないというもの。
私のように900点を見上げている者からすると遙かに高い頂のように見えますが、実際に登ってみると900点取っても入門に過ぎない、ということのようです。
(もちろん900点の取り方にもよるのかもしれませんが)

むしろ、900点を取って初めて英語への扉が開かれる、と。
そこまで言われるとやはり何とかして登ってみたくなるもの。
本書を読んで勉強法を学ぶとともに、決意を新たにした次第です。

◆気になったポイント◆
TOEICで900点を取るのに必要な物は、一言でいえば、
 ●英語の基本とスピード
です。TOEICのスコアの要素の80%はこれです。

本書はTOEIC対策ではありますが、本書に忠実に勉強していくと確かに基礎固めになることがわかります。
後は意識してスピードスピードスピード!ですね。
TOEICで900点という客観的な成績をとると英語に関係した仕事がまわってきやすくなる。

個人的に私が最も狙っているポイントです。
TOEIC受験を英語上達のための呼び水にしたいという思いもありますが、英語を普段の業務に組み込みたいという思いがあります。

実務で英語を使う環境に身を置きたいな、と。
そのためにも本書を信じてTOEIC勉強を進めていきます。

◆学び◆
・TOEICには、文法知識とボキャブラリ
・TOEICでは、英語の基本とスピード
・英語は短期決戦
・英語は英語として聴く
・単語は語源を絡めて
・固定化は硬直化のはじまり
・復習の機会を増やす
・決まりごとの作り方と順位のつけ方

◆オススメしたい方◆
・これからTOEICを受験する方
・英語の勉強を始めたい方
・勉強するための方法論を知りたい方
・TOEICで900点を取りたい方

■関連リンク■
・本書紹介ページ(明日香出版社HP内)
・短期集中力研究所(著者小川慶一氏ブログ)
・エクセルマクロ達人養成塾(著者小川慶一氏オフィシャルサイト)
・6ヶ月でTOEICのスコアを500点から900点に引き上げる勉強法+時間術(シゴタノ!内)

■関連過去エントリ■
・[Book]英会話ヒトリゴト学習法
・[Book]村上式シンプル英語勉強法―使える英語を、本気で身につける
・[Book]英語は逆から学べ!
・[Book]レバレッジ英語勉強法



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2009年02月11日

[Book]島田紳助のすべらない沖縄旅行ガイドブック

島田紳助のすべらない沖縄旅行ガイドブック(幻冬舎、著者:島田紳助)
島田紳助のすべらない沖縄旅行ガイドブック
島田紳助
幻冬舎
売り上げランキング: 47990
おすすめ度の平均: 4.0
3 期待しただけに残念
4 八重山の観光地化に反対する
4 主観的だが著者の正直な想いを述べた、初級の沖縄ガイドブック
5 ずっと待ってました!

◆概要&感想◆
沖縄に何度も行き、石垣島でカフェも経営している島田紳助氏による沖縄ガイド本。
本書の特徴は、島田紳助氏の思いが詰まったガイドブックだということ。

モデルプランであったり、沖縄旅行の楽しみ方を島田紳助氏の思いをベースに紹介されています。
そして本書の冒頭にその位置づけが書かれていることがまた良いかと。

あくまで島田紳助氏の考える(言い方によっては独断と偏見の)ガイド本なので、参考になる方もならない方もいるとは思います。
ですが、それでいいのではないかと思います。

一般的な万人に受けるガイドブックがあってもいいですし、本書のように精通した方によるハマる人にはバッチリハマるガイドブック、どちらも必要だと思います。

なので、個人的にはよいガイドブックであり、コンセプトでもあると思います。
もちろん参考にしたい箇所が多々あったので近々の沖縄旅行に活用したいと思います。

■関連過去エントリ■
[Travel][Book]Travel Community Magazine 4travel vol.1



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2009年02月10日

[Book]人形館の殺人

人形館の殺人 (講談社文庫)(講談社、著者:綾辻行人)
人形館の殺人 (講談社文庫)
綾辻 行人
講談社
売り上げランキング: 162427
おすすめ度の平均: 3.0
3 度が過ぎた
3 まさに掟やぶり。これが新本格か?!
3 館シリーズフリークはスルーしてもOK
2 物足りない
1 物語に吸い込まれず…

◆概要&感想◆
本作はこれまでの館シリーズの中でも異彩を放つ作品ですね。
終盤アタマの中を整理するのが大変でした。。

著者にとっては非常に思い入れがある作品のようですが、何となくわかる気もします。
これまでの3作品を読んでいるとなおさら著者の策にハマります。

次の館シリーズ第5弾は「時計館の殺人」ですね。
どんな仕掛けが待っているのか楽しみです。

■関連過去エントリ■
・[Book]迷路館の殺人
・[Book]水車館の殺人
・[Book]十角館の殺人



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2009年02月09日

[Book]最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術

最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術(ディスカヴァー・トゥエンティワン社、著者:泉 正人)
最少の時間と労力で最大の成果を出す「仕組み」仕事術
泉 正人
ディスカヴァー・トゥエンティワン
売り上げランキング: 569
おすすめ度の平均: 4.0
4 自分の中で消化して、後は実践あるのみ
5 仕組み仕事術とは自分の仕事のカイゼンそのもの
4 システムに落とし込む
4 主婦にもつかえる♪目新しくはないけれども具体的
5 マニュアル作りの目的は何か

目次

はじめに
PART_1 「仕組み」があなたの仕事を変える
STAGE___01 なぜ「仕組み」が必要なのか
STAGE___02 「仕組み」が必要な仕事と、そうでない仕事
STAGE___03 自分の仕事に「仕組み」をつくる
STAGE___04 「仕組み」でチームを動かす
STAGE___05 続ける「仕組み」をつくる
STAGE___06 「仕組み」仕事術・3つの黄金ルール

PART_2 「作業系」の仕事を徹底的に効率化する
STAGE___01 チェックシートを徹底活用しよう
STAGE___02 仕事の内容と手順をチェックシート化する

PART_3 あらゆるタスクを一元管理する
STAGE___01 データ管理の基本をおさえよう
STAGE___02 TO DOリストを使って、あらゆるタスクを一元管理
STAGE___03 一日かかっていた仕事が2時間で終わる! 「考えない」仕事術
STAGE___04 メール処理に「仕組み」をつくる
STAGE___05 情報収集も「仕組み化」しよう

PART_4 「仕組み」で考える人はこうしている――"7つの習慣"
 
終章 「仕組み」仕事術が目指すもの

あとがき
ディスカヴァー・トゥエンティワン社HPから引用させていただきました)

◆本書を読む視点◆
・「仕組み」を実践するには

◆本書を一言で表すと◆
・「仕組み」が自分も周囲も楽にする

◆概要&感想◆
仕事を「仕組み」化することでもたらされる効用と「仕組み」化の方法を紹介する本書。
読みやすく、わかりやすい内容ながら、その威力は絶大かと。

現在の自分の仕事のあの部分もこの部分も仕組み化できるな、と考えながら本書を読みました。
実際、仕組み化のためのヒントがつまっているので重宝します。

そもそも仕組み化自体、考え方はそれほど難しくないと思います。
問題は、実践できるかどうか。
本書に書かれている仕組み化から得られる恩恵を受けられるかどうかは、その1点にかかっているかと。

やらなければ何も変わらないので、早速、今日仕事の仕組み化を開始しました。
まずは自分の作業から、そしてチームに広げたいと考えています。

実践できれば大いなる力となる一冊だと思います(自戒も込めて)。

◆気になったポイント◆
彼らがその仕事を問題なく実行できるような「仕組み」をつくって、そのうえで仕事をまかせなくてはなりません。

著者が考える、上司の仕事のポイントですが、耳が痛いです…
ミスが起きた原因は、すべて自分のつくった「仕組み」にあると考えます。

これも耳が痛いです。この考えは持っていたいです。
仕事を選択する判断基準は、「重要度」ではなく「処理時間」なのです。

少なくとも「考える系」ではない、「作業系」では非常に有効だと思います。
その都度、判断基準がブレるのが一番良くないですね…
「考える系」は定期的にリマインドして、潜在脳に植えつける。

いつも脳の片隅に置いておく、という仕組みを作るということかと。
タスクに手をつけられなかった際の理由は次のどちらか。
@タスクが抽象的あるいは複雑であるため、手がつかない、途中で止まってしまう
Aあなたにそのタスクをやる気がない

Aという考え方から逃げないことも重要かと思います。
効率的に仕事を片付ける最大のポイントは「感情を入れない」

タスクを実施するポイント。なるほど…
その仕事を一番楽に、早くやるにはどうすればいいか

考える際のクセとして持っていたい切り口です。

◆学び◆
・「仕組み」を作って実践することで自分が一番得をする
・部下が仕事をするための「仕組み」を作ることが上司の務め
・感情を入れない

◆オススメしたい方◆
・仕事を「仕組み化」することに興味がある方
・(特に「作業系」の)仕事に追われている方
・部下の仕事の効率が悪いと思っている方
・自分の作業効率をアップさせたい方

■関連リンク■
・本書紹介ページ(ディスカヴァー・トゥエンティワン社HP内)
・日本人みんなで、経済的に HAPPY になる!(著者泉正人氏ブログ)
・ファイナンシャルアカデミー(著者代表会社HP)

■関連過去エントリ■
・[Book]ラクをしないと成果は出ない
・[Book]モチベーションが上がるワクワク仕事術 (めざせ!仕事のプロ)



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2009年02月08日

[Book]迷路館の殺人

迷路館の殺人 (講談社文庫)(講談社、著者:綾辻行人)
迷路館の殺人 (講談社文庫)
綾辻 行人
講談社
売り上げランキング: 136337
おすすめ度の平均: 4.0
5 迷路...更に迷路...そして迷路...
4 作中作
4 作中作、という試み。
4 二重の驚き
4 ラビリンスのその向こう

◆概要&感想◆
本作もやられました。
本の中に、本を作るという作中作であることもさることながら…

ラストのラストはまた頭が?となりましたが。。
そこまで色々と趣向を凝らすとは。

次の館シリーズ第4弾は「人形館の殺人」ですね。
今度はどんな驚きが待っているのか楽しみです。

■関連過去エントリ■
・[Book]水車館の殺人
・[Book]十角館の殺人



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2009年02月07日

[Book]レバレッジ人脈術

レバレッジ人脈術(ダイヤモンド社、著者:本田 直之)
レバレッジ人脈術
レバレッジ人脈術
posted with amazlet at 09.02.05
本田 直之
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 1790
おすすめ度の平均: 4.0
4 人脈の基本は「コントリビューション(貢献)」
4 相手に貢献できることは何かを考える
4 親友は感性と自然が生み出す。人脈は磨かれた人柄で創り出す。
4 「ビジネスマンにとって、人脈が大事だ。」
1 意味不明 レバレッジ???

目次
Prologue 人脈づくりこそ最強の投資
 最小の労力で、関わった人すべてが最大の成果を生む「レバレッジ人脈術」
●人脈なしで成功できるのは「天才」だけ
●人脈に勝るパーソナルキャピタルはない
●「誰を知っているか」ではなく、「誰に知られているか」
●積極的に人脈づくりをしている人、わずか九・二%
●本書で実現できない四つのこと

Leverage 1 レバレッジ人脈とは何か
●「ギブ・アンド・ギブ」ではなく「コントリビューション」が基本
●人脈は短期でつくれません
●人脈とは大きな目標に沿って、ゆっくりつくられるもの
●アーリーステージの企業に投資するVCの精神で
●有名人と知り合いになるメリットは少ない
●「レバレッジ」=「自分だけ得をする」ではない
●「お山の大将系」では、レバレッジが効かない
●「BS(バランスシート)型」人脈づくりのすすめ
●人脈づくりは自己責任
●相手の持つ「時間価値」「情報価値」「人脈価値」を意識しているか
●人脈づくり六つのタブー
●コントリビューション・四つのレベルを理解する
●「会いたいと思われる人」になるには
●自分の「ブランディング」ができているか
●人が会いたくなるような「魅力的なプロフィール」を書いてみよう
●本の出版は個人にとって究極のIPO
●本を出す近道も、人とのつながりにある

Leverage 2 会いたい人に接触する「アプローチ」の方法
●「知名度」より「マインド」の高い人を選べ
●「会いたい」と思ったら即メール
●相手のことを調べ尽くせ
●自己紹介は時間のムダ
●「飛び込み営業」で成功するはずがない
●相手が忙しいときに、アプローチしていないか
●メールに「思いの丈」をぶつけるな
●短いメールに感情を乗せる方法
●「おもしろい!」と思わず唸った学生からのメール
●疎遠な関係も、案外簡単に復活できる
●「今度」「近いうち」は永遠に来ない
●断られても気にする必要はない
●なぜ異業種交流会では人脈が広がらないのか
●人脈づくりに使えるLinkedin

Leverage3 うまくコミュニケーションをとる方法
●少ない労力でおおいに喜ばれる貢献とは
●情報提供にはルールがある
●私が世界遺産検定を受けた理由
●人との会話は「一〇対九〇」で聞き役に回れ
●「敬語禁止」で距離が縮まる
●人に教えることができるものを持て
●お店紹介もコントリビューション
●人と会うなら「ホーム」に呼び込め
●「いい店」は足で探せ

Leverage4 人脈を継続させるには
●ネットワーク構築までの三ステップ
●思わず「紹介したくなる人」、五つの条件
●人と会った後は、かならずフォローを
●お礼の「手紙」は避けたほうがいい
●メールのやりとりは常に「待ち」の状態に
●フォローで頼みごとは厳禁
●紋切り型のフォローでは、人間関係も紋切り型に
●名刺を整理する時間のほうがもったいない
●人脈のリストアップで自分の得意分野が見えてくる
●お中元、お歳暮、年賀状は送らない
●高価なものよりも、気の利いた小物を贈る

Leverage5 「レバレッジ・ネットワーク」構築でお互いに成長する
●レバレッジ・ネットワークのメリット
●「会」を成功させるポイントは、カテゴリーを絞ること
●人脈は、囲い込まないほうが広がる
●何かの共通点を見つけ、会をでっち上げろ
●「紹介制」でメンバーを守れ
●「希薄化」で会は崩壊に向かう
●会同士を結びつける「コネクター」を目指せ
●二次会は不要。そのかわり一次会を長く
●パーティは必ず立食形式で
●オフィスを「人が集まる場所」にする
●レベルの高い会に入れば触発される
●コントリビューションできない会には、参加しても意味がない
●ネットワークの仲間にしかできない相談もある
●「お願い」をしてもいい最終段階とは

あとがきにかえて──コントリビューション自体が「喜び」だ
ダイヤモンド社HPから引用させていただきました)

◆本書を読む視点◆
・人脈を作れる人になるにはどうすればよいのか

◆本書を一言で表すと◆
・人から求められる人になるためのイロハ

◆概要&感想◆
「人脈」の重要性と、「人脈を持つには」をわかりやすく説いた一冊。

何より大事なのは、「人から求められること」ということがよくわかりました。
人脈を作るための努力もさることながら、それ以上に自分が人に知られ、求められるようになるべし、は心に留めておきたいポイント。

そしてその根源となるのが「コントリビューション(貢献)」。
giveもいいですが、このコントリビューションは語感といい、個人的には非常にしっくりときました。

また、パーソナルブランディングが全くできていない私としては、耳の痛い話も。
他の人から求められるようになるためにも、パーソナルブランディングにも取り組まねばなりませんね…

現在の私のステージで考えると、明らかに「会いたいと思われる人になる」ための努力が必要。
インプット、魅力的なプロフィール、情報発信、そしてコントリビューションを自分のテーマに据えたいと思います。

◆気になったポイント◆
私一人では何もできないからです。

人脈が必要である理由。
様々な人の助けがあって何らかの達成ができる、という考えには激しく賛同です。
誰を知っているかではなく、誰に知られているか

発想の転換ですが、真理だと思います。
自分を思い浮かべてくれる人がどれだけいるか…
人脈とは、自分の大きな目標に沿って、ゆっくりとつくられていくもの

近視眼的に作ろうと思ったりしてできるものではない、と。
あらかじめて準備をしておくべきもの、というのも納得です。
人脈づくりのうまい人とは、他の人から「この人に会いたい」「この人と仕事をしたい」「この人に何かやってあげたい」と思われるような人

こう思われるためにもコントリビューションが必要であり、パーソナルブランディングが必要だと。
自分が求める前に、自分を磨かなければということかと。
会いたいと思われる人になるための条件
インプット
魅力的なプロフィール
情報発信

まず私がやらなければいけないことがこの3点に集約されています。                        
人脈は、囲い込まないほうが広がる

将来のために、メモしておきたい言葉です。
囲い込んではいけない、という点では、情報と一緒ですね。

◆学び◆
・人脈は自分から作るものではなく、作られるもの
・会いたいと思われる人は、人が思い浮かべる人
・人脈を作るにも、まずは自分という下地が第一

◆オススメしたい方◆
・人脈を作りたいが、どうすればよいのかわからない方
・将来的に人脈を作るための準備をしたい方
・既に人脈を持っている方の実例を知りたい方
・人のネットワークの築き方に興味がある方
・本田直之さんに興味がある方

■関連リンク■
・本書紹介ページ(ダイヤモンド社HP内)
・レバレッジコンサルティング社HP

■関連過去エントリ■
・[Book]レバレッジ英語勉強法



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2009年02月06日

[Book]カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

カラスの親指 by rule of CROW's thumb(講談社、著者:道尾秀介)
カラスの親指 by rule of CROW's thumb
道尾 秀介
講談社
売り上げランキング: 8153
おすすめ度の平均:
4.0
4 何かもの足りない
3 期待しすぎたかも・・・
2 いまひとつ
4 お父さん、お母さんのどっちも揃っているのが一番いい
5 現時点での最高傑作

◆本書を一言で表すと◆
タイトルが秀逸

◆概要&感想◆
これまた傑作。
あれっ?となったら実は…という感じ。
何かあるとは思っていましたが。。

タイトルも秀逸です。
個人的には、わざとスキを見せている感じもよし、かと。
(内容に触れられないので、歯切れが悪いですね…)

ミステリー!って感じではないので、本格的なミステリが読みたい時にはちょっと違うかもしれませんが。
でも作品自体が素晴らしいと思います。

以前のエントリで書いた「ラットマン」といい、非常に面白いです。
未読の方、ぜひご一読を!

◆オススメしたい方◆
・面白いミステリ(小説)を読みたい方
・ミステリ好きの方
・道尾秀介氏の著書を読んだことが無い方

■関連リンク■
・本書紹介ページ(講談社HP内)

■関連過去エントリ■
・[Book]ラットマン
・[Book]完全恋愛


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2009年02月05日

[Book]アルファブロガー 11人の人気ブロガーが語る成功するウェブログの秘訣とインターネットのこれから

アルファブロガー 11人の人気ブロガーが語る成功するウェブログの秘訣とインターネットのこれから(翔泳社、著者:FPN、徳力基彦、渡辺聡、佐藤匡彦、上原仁)
アルファブロガー 11人の人気ブロガーが語る成功するウェブログの秘訣とインターネットのこれから (NT2X)
FPN 徳力 基彦 渡辺 聡 佐藤 匡彦 上原 仁
翔泳社
売り上げランキング: 9210
おすすめ度の平均:
4.0
3 人々に支持されるブログを運営している方の肉声は説得力を持つ
3 山本一郎がアルファブロガー?
4 自分流をつらぬくアルファブロガーたち
4 ブログってのはこういうものか、と理解できる
4 謙虚な人

目次
1 「人気ブログ」の運営スタイル(ネタフル コグレマサト氏、百式 田口元氏、極東ブログ finalvent氏)
2 「プロフェッショナル」のブログ活用術(Ad Innovator 織田浩一氏、R30 マーケティング社会時評 R30氏、isologue
磯崎哲也氏、On Off and Beyond 渡辺千賀氏)
3 テクノロジストとインターネットの未来(NDO Weblog 伊藤直也氏、Passion For The Future
橋本大也氏、切込隊長BLOG 山本一郎氏、英語で読むITトレンド 梅田望夫氏)
amazonHPから引用させていただきました)

◆本書を読む視点◆
・ブロガーとしての心得を学ぶ

◆本書を一言で表すと◆
・先達によるブログ論

◆概要&感想◆
アルファブロガーと呼ばれるカリスマブロガーによるブログ論を含む今後のインターネットの流れをインタビュー形式でまとめた本書。
ブロガーとしての心得やアドバイスだけでなく、考え方まで見えてきて面白いです。

ちなみにアルファブロガーとして紹介されている11名の方は皆現在も絶賛ブログ更新中、さすがです。
(伊藤直也氏と梅田望夫氏は別のブログをメインにされていますが)
そして、11ブログ中9ブログを私もGoogle Readerで購読していました。

皆さんに共通しているのは、ブログの良い面悪い面について冷静に見つめられていること。
ブログを万能だとは思っていないですし、力が入りすぎている方もいないという印象。

うまく肩の力を抜いて、それぞれの方に合った距離感でブログを使われているのがよくわかります。
そのあたりは、次の一言に集約されているかと。
書きたいことを書きたいように書ける場がブログなので、「こういうことを書くべきである」みたいなのではなく、やりたいことをやりたいようにやったらいいんじゃないかなぁ、と思います。
by Passion For The Future 橋本大也氏


それぞれの人にとってブログの位置付けが変わるのは当たり前、自分にあったペースでブログと付き合っていけばいいのだと改めて思いました。

もう1点、皆さんが仰っていたことが、とにかく無理をしないことと、続けること。
肝に銘じて本ブログをやっていきたいと思います。

あと蛇足ではありますが、本書の刊行は2005年10月。
本書内にはWeb2.0もmixiもRSSもはてブも出てきます。

2005年というとだいぶ前のような気がしてしまいますが、2009年の今でも十分通用するお話ばかり。
改めて時の流れの早さを感じるとともに、極端に進化したと思っていたWebの世界も少し前の時点で流れの方向は決まっていたことに気が付きました。
今の流れに踊らされずに、一歩引いてこれまでの流れを俯瞰してみることも大切だな、と思った次第です。

これからのブログを考える上でいろいろとヒントをもらった一冊でした。

◆気になったポイント◆
毎日たくさん更新することです。それに尽きると思います。
by ネタウル コグレマサト氏

エントリを書けば書くほど、慣れますし、やり方も固まってきます。
同時に、ブログにかける時間も短くてすむようになりますし、改善もされてきます。
(一応、私でさえそうなので)
たくさん更新することで見えてくることもあるでしょうから、私も精進しようと思います。

「無理をしないこと」だと思います。
続けることによって生まれてくる価値があると思います。
by 百式 田口元氏

私は以前、フットボールに特化したブログ(今でも一応形だけ残ってはいます)をやっていましたが、ムリをしすぎたせいか、ちょっと更新が滞った途端一気にモチベーションが下がって放置、ということがありました。
その時の経験からも、ムリはせずに、むしろ続けることが大事と思いつつ本ブログを立ち上げています。
エントリに脈絡がないのはそのせいだったりもします。
なので、無理せず続ける、がブログをやるうえで大事だという田口元氏のお話は染みました。

批評を評価する 目を是非養ってください。
by 百式 田口元氏

まだまだこのブログは批評をもらうようなものではありませんが、もらえるように、そしてその時のために心に留めておきたいポイントです。

書きたいことを書きたいように書ける場がブログなので、「こういうことを書くべきである」みたいなのではなく、やりたいことをやりたいようにやったらいいんじゃないかなぁ、と思います。
by Passion For The Future 橋本大也氏


ネガティブなことを書くと自分に返ってくる。

本ブログでもなるべくネガティブなことは書かないように心がけていますが、改めて肝に銘じておきたいと思います。

◆学び◆
・ブログをやる上で無理をしない
・続けることに価値がある
・好きなようにブログをやればよい
・ネガティブは返ってくる

◆オススメしたい方◆
・ブログというものに興味がある方
・ブログを始めたい方
・ブログを立ち上げている方
・ネット業界に興味がある方
・アルファブロガーに興味がある方

■参加アルファブロガーのブログリンク(本書登場順)■
・ネタフル(コグレマサト氏ブログ)
・百式(田口元氏ブログ)
・極東ブログ(finalvent氏ブログ)
・Ad
Innovator(織田浩一氏ブログ)

・R30
マーケティング社会時評(R30氏ブログ)

・isologue(磯崎哲也氏ブログ)
・On Off and Beyond(渡辺千賀氏ブログ)
・naoyaのはてなダイアリー(伊藤直也氏ブログ)
・Passion
For The Future(橋本大也氏ブログ)

・切込隊長BLOG(山本一郎氏ブログ)
・My Life
Between Silicon Valley and Japan(梅田望夫氏ブログ)


■関連リンク■
・本書紹介ページ(翔泳社HP内)
・FPN(本書執筆コミュニティ)
・tokuriki.com(著者
徳力基彦氏ブログ)

・情報化社会の航海図(CNET Japan内、著者 渡辺聡氏ブログ)
・近江商人JINBLOG(著者 上原仁氏ブログ)
・ちょーちょーちょーいい感じ(著者 保田隆明氏ブログ)

■関連過去エントリ■
・[Book]次世代マーケティングプラットフォーム
・[Book]プラネット・グーグル


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2009年02月03日

[Book]お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践

お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)(光文社、著者:勝間和代)
お金は銀行に預けるな   金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)
勝間 和代
光文社
売り上げランキング: 663
おすすめ度の平均: 4.0
4 投資するには勉強が必要。ただ飯はない。
1 安易に資産など増えない
4 経済に興味を持てた
2 2007年と2009年の今 
3 お金は銀行に預けた方がよい

目次
第1章 金融リテラシーの必要性(金融リテラシーとは
日本の家計における"リスク資産"の割合 ほか)
第2章 金融商品別の視点(分散投資(アセット・アロケーション)を理解する
見かけ上のリスクと本当のリスク ほか)
第3章 実践(円高と円安、どっちがどっち?
「じゃんけん理論」と「チャート分析」 ほか)
第4章 金融を通じた社会責任の遂行(資本主義の二つのほころび
「小さな政府」路線の結果 ほか)
amazonHPから引用させていただきました)

◆本書を読む視点◆
・著者の考える金融リテラシーとは
・金融リテラシーはなぜ必要なのか

◆本書を一言で表す◆
こうすれば金融(投資)のドアを開けられる

◆概要&感想◆
本書を読めば一通りの金融(というより投資でしょうか)に関する知識はつくと思います。
わかりやすく、かつこれまで語られずらかった金融に関する誤解に対してハッキリと書かれています。

投資と金融に関するわかりやすい本であると思います。
本書の記載通りに投資をするかどうかはさておき、具体的にどうすればいいのかまで書かれていて、行動を促しているという意味でもコンセプトが明確な本だと思います。

著者勝間さんの主張は以下の2つかと。
・金融(投資)のリスク(プラスにもマイナスにも振れる意味で)を正しく知ってほしい
・金融について広く理解され、動くことで世の中(日本)も変わってくる

勝間さんの目的としては第4章に集約されているのかな、と思った次第。
本書を読んだ後、別の投資関連本を読むとまた違ったモノが見えてくるかと。

◆気になったポイント◆
投資の基本原則
1.分散投資、分散投資、分散投資
2.年間リターンの目安として、10%はものすごく高い、5%で上出来
3.タダ飯はない
4.投資にはコストと時間が必要
5.管理できるのはリスクのみ、リターンは管理できない

わかりやすいと思います。
様々な本でも取り上げられるこういった基本をわかりやすく表現するあたりさすがだなぁ、と思います。

◆学び◆
・金融(投資)で社会を動かすこともできる
・金融(投資)に疎いことも大きなリスク

◆オススメしたい方◆
・これから金融(投資)を始めたい方
・銀行の金利に不満を持っている方
・投資信託って怖いと思っている方
・金融のプロによる初心者への指南に興味がある方
・金融(投資)と世の中の関わりについて興味がある方

■関連リンク■
・本書紹介ページ(光文社HP内)
・私的なことがらを記録しよう!!(著者公式ブログ)

■関連過去エントリ■
・[Book]読書進化論
・[Book]史上最強の人生戦略マニュアル
・[Book]勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan
・[Book]無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法
・[Book]無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法
・[Book]勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!



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2009年02月02日

[Book]タクシー王子、東京を往く。―日本交通・三代目若社長「新人ドライバー日誌」

タクシー王子、東京を往く。―日本交通・三代目若社長「新人ドライバー日誌」(文藝春秋、著者:川鍋 一朗)
タクシー王子、東京を往く。―日本交通・三代目若社長「新人ドライバー日誌」
川鍋 一朗
文藝春秋
売り上げランキング: 23005
おすすめ度の平均: 4.0
1 もったいない
5 ブログを本にしてみました的
5 ビジネス書じゃなくてブログです
1 期待外れ
5 経営学の本でなく東京ガイドとしてドウゾ

目次
2007年(私はなぜタクシーに乗るのか
社員へのドライバー宣言
同乗指導でさっそくパニック!
大晦日、いざ出陣!)
2008年(お正月、澄んだ空気のなかを往く
「お客さま、道に不案内なもので…」
車内全面禁煙が始まった
タクシー仁義なき戦い ほか)
amazonHPから引用させていただきました)

◆本書を読む視点◆
・なぜ社長自らタクシーのハンドルを握ったのか
・タクシーの現場の悲喜こもごもを知る

◆本書を一言で表すと◆
・タクシーと日本交通への愛に溢れた一冊

◆概要&感想◆
ビジネス書という感じではありませんでしたが、とても面白かったです。
普段タクシーを利用することは余りないのですが、それでも楽しく読めました。

何より、著者川鍋社長のタクシーと日本交通に対する愛情がこれでもか!というくらい伝わってきました。
ただ、社長としてこれだけ努力、苦労してきたんだ、といったような話はごく僅かで、かつ非常に淡白に描かれていました。

タクシードライバーとしての目線でひたすら書かれています。
タクシードライバーの方々が普段どんなことを考え、どのように生活しているのか、お客様とどんなやりとりがあるのか、色々と克明に書かれていて面白いですし、参考になります。
都内のタクシードライバー御用達ルートの紹介もあったりして、車に乗ったり、都内でタクシーを頻繁に利用する方には便利そうです。

川鍋社長がタクシードライバーになる決心をされたのは、一時の気まぐれや伊達や酔狂ではなく、今後の日本交通を考えた末での行動であり、そしてご自身の頭でどうすべきかを考えて実行された、というのは自分の身に置き換えて実践すべき点です。
また、よく「現場が大事」とは言われますが、通常は視察や意見交流に留まることが多いもの(それをやることすら大変なのだと思いますが)。

川鍋社長の場合、限られた期間とはいえ、完全に現場の社員として働きました。
トップのこの姿勢は、必ず社内外に大きな反響、影響を及ぼし、それがまた日本交通という会社にとって様々な面で作用してくると思います。
そのあたりも予測した上で、(さらには恐らく対応も考えた上で)実行に移された川鍋社長の「実行力」は、少しでも見習いたいところです。

もう1点、こういった試みが認められたのは、日頃から日本交通の皆さんと川鍋社長とのコミュニケーションがうまくいっていたこと、そして周りの方々のサポートがあり、それを引き出したのがそれまでの川鍋社長だったのだと思います。
(反対意見も当然あったようですし、それを隠さずに見せているところもまた良いと思います)
個人的にはそんな関係を築けるリーダーを目指したいと思った一冊でもありました。

とはいえ、本書を読んだ感想としてはやはり面白かったのが一番に来るのが正直なところなのですが。
黒タク編、ハイヤー編があることを楽しみにしつつ。

◆気になったポイント◆
これまでの7年間のように、自分のアタマで考えた

どうすれば良いのかまずご自身で考えることの重要さを感じました。

意思決定をするためにも、現場の経験が必要

リーダーとしてこの姿勢を取ることの重要さを感じました。

◆学び◆
・自分の頭で何が必要か考える
・現場でしか知り得ないことがある
・周囲を巻き込むための日頃からのコミュニケーション
・自分にできることは手を抜かない

◆オススメしたい方◆
・タイトルに惹かれた方
・タクシー業界に興味がある方
・面白いビジネス書を読みたい方

■関連リンク■
・本書紹介ページ(文藝春秋HP内)
・カンブリア宮殿 著者川鍋氏出演分紹介ページ
・日本交通HP



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2009年02月01日

[Book]会計のルールはこの3つしかない (新書y)

会計のルールはこの3つしかない (新書y)(洋泉社、著者:石川 淳一、松本 武洋)
会計のルールはこの3つしかない (新書y)
石川 淳一 松本 武洋
洋泉社
売り上げランキング: 6498
おすすめ度の平均: 4.5
4 財務会計ルールの大胆・簡潔・有用な整理
5 理解しやすい会計書

目次
はじめに 会計のルールはたった3つだった
第一章 会計の基本原理と財務3表を理解する
STEP0 金を出した人に分かりやすく報告する - 会計の目的
STEP1 稼ぐのにいくら遣ったか - 費用と収益の対応
STEP2 商売が続くとどうなるか - 期間損益計算
STEP3 町内会方式の会計ではどうしてダメなのか - 信頼関係の強さが会計の中身を決める
STEP4 費用はいつ発生するか - 発生主義会計
STEP5 大きな収益はどのように配分するのか - 費用配分の原則
STEP6 現金の出入りを記録する - 現金出納帳がその基本
STEP7 4分割でカネやモノの流れを考える(1) - 出金も入金もさらに分割する
STEP8 4分割でカネやモノの流れを考える(2) - "ぱなし"で区別する理由
STEP9 4分割でカネやモノの流れを考える(3) - 貸借対照表と損益計算書
STEP10 カネは流動物! - キャッシュフロー
STEP11 キャッシュはどおように増えたり減ったりするのか - キャッシュフロー計算書のつくり方

第二章 簿記の流れはこうなっている
STEP12 似たような項目はまとめる - 勘定科目
STEP13 簿記の流れを把握する(1) - 仕訳のしくみ
STEP14 簿記の流れを把握する(2) - 期間の仕訳
STEP15 簿記の流れを把握する(3) - 残高試算表
STEP16 決算書とは何か - 「財務3表」のつながり

第三章 会計ではこのポイントが重要になる
STEP17 一気にドカンと費用にしない - 固定資産の減価償却
STEP18 棚卸資産とは何か(1) - 低価法
STEP19 棚卸資産とは何か(2) - 金額の計算方法
STEP20 売上は本当に上がっているのか - 収益の認識基準
STEP21 これがなければ会計ではない - 企業会計原則と一般原則
STEP22 税制度は普通の会計とは違う - 税務会計
STEP23 税制度による決算のゆがみを調節する - 税効果会計
STEP24 将来確実に発生する支出を見越しておく - 負債と引当金
STEP25 できるなら計上は避けたい架空の資産 - 繰延資産
STEP26 ブランドは資産でいいのか - のれんの償却
STEP27 借りたふりをして実際には買っている場合 - リース会計
STEP28 将来の退職金支払いを見越しておく - 退職給付会計
STEP29 経営者がごまかす余地を減らせ - 取得原価主義の限界
STEP30 資産価値の増減を見積り、反映する - 時価会計
STEP31 固定資産の収益力の低下に備える - 減損会計
STEP32 グループでまとめて情報を開示する - 連結会計
STEP33 どこまで連結するか - 連結するための基準
STEP34 会計は世につれ

会計の3つのルールは歴史が作った
404 Blog Not Foundから引用させていただきました)

◆本書を読む視点◆
・会計を把握するための3つのルールとは何か、その3つで把握できるのか

◆本書を一言で表すと◆
・使える会計本の中で最もハードルが低い一冊

◆概要&感想◆
これまでに読んだ会計本の中でもダントツにわかりやすく、かつ読みやすい一冊でした。
ストーリー仕立てになっていること、目次を見ていただければわかるとおり、細かいSTEPに分かれているのでボリューム感を感じないこともその一因だと思います。

それ以上に、会計で基礎の基礎と思われるポイントは網羅していながらわかりやすい説明をしていることに尽きます。
一応、コロンブスの商売という例を引き合いに出しているため、なぜそうなるのかもある程度わかります。

タイトルにある3つのルールですが、具体的には以下の3つ。
「"ぱなし"と"ぱなし以外"に分ける」
「費用配分」
「保守主義」

特に1つ目の「"ぱなし"と"ぱなし以外"に分ける」はイメージしやすく、わかりやすいです。
この考え方に次の2つを加えると、P/LやB/Sが直観的にわかります。
"ぱなし"は形のないもの → 貸借対照表、
"ぱなし以外"は形のあるもの → バランスシート

この分け方でP/LやB/Sができるかと思うと衝撃的ですらあります。
かなり画期的な考え方だと思うのですが…
実践に向くかどうか、という点はありますが、初歩から学ぶ際にはこれ以上ないくらいわかりやすい考え方だと思います。

表題通り、3つのルールで会計の根本の部分は確かに理解できると思います。
ただ、実際に使うことを考えるとこの3つのルールでは足りないのも事実。

そこで本書では3つのルールに関する記述だけでなく、その後は現在の会計の流れにまつわるトピック(時価会計や減損会計など)も網羅しており、会計の全体部分もつかみやすくなっています。

個人的にはリース会計の話、繰延税金資産の話が特にストンと入ってきました。
繰延税金資産、銀行の決算絡みで色々と話題に出ていたい頃、わかったつもりになっていましたが、本書を読んでわかっていなかったことがわかりました(汗)

本書は、会計の全体像と原理原則を理解するのに最適な一冊かと。
本書の内容をマスターした後、会計本の中でもP/LやB/Sの読み方や作り方について書かれた入門本を読むと、一層理解が深まるかと。

会計を理解するための一冊として本書を、そして会計を使えるようにするために+αの本を、という使い方がよいと思います。
何にせよ会計のとっかかりとしては最適だと思います。

続編にも期待したいです。
ちなみに図解版の「図解「会計力」が一瞬で身につく3つのルール (洋泉社MOOK) (洋泉社MOOK)」もあるようです。


◆気になったポイント◆
会計の利益計算とは、経営者、株主(出資者)、課税当局の間の「バトル」

わかりやすい表現でした。
最低限のルールと原理原則の範囲の中でバトルを繰り広げているイメージ。
今後も、会計制度の動き → バトルの副産物、といった感じになるのかと。

「保守主義」が基本

経営者は利益を多く出すように常に考えるものだと思っていましたが、その考えを改めさせられました。
ルールに則った上で、利益と配当の配分が適切になるように、という考え方は考えてみればそのとおりなのですが、新鮮でした。

会計の考え方が広く広まれば国の会計にも目が向くだろう
(文言は違うかもしれませんが、趣旨としてこのような感じでした)

本書を書かれた趣旨の一つだそうです。
なるほど…と思ったと同時に本書内に国の会計に関する記述がチラホラ出てきたことを思い出しました。

本書は会計の入門本なので、突っ込んだところまで書かれていません。
もう少し著者の国の会計についての話(主張)も読んでみたいところです。

◆学び◆
・会計はバトル
・"ぱなし"と"ぱなし以外"で4分割して考える
・会計の動きにはそれぞれバトルの背景がある
・「保守主義」が基本

◆オススメしたい方◆
・会計の勉強を始めよう、という方
・これまで何度も会計の勉強に挫折してきた方
・会計は難しい、と考えている方
・会計を教える立場の方

■関連リンク■
・本書紹介ページ(洋泉社HP内)
・和光市議会議員(39歳、無所属) 松本たけひろの「持続可能な改革」日記(著者松本 武洋氏ブログ)
・4つ目以降に価値がある - 書評 - 会計のルールはこの3つしかない(小飼弾さんブログ 404 Blog Not Found内)



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2009年01月31日

[Book]完全恋愛

完全恋愛(マガジンハウス、著者:牧 薩次)
完全恋愛
完全恋愛
posted with amazlet at 09.01.27
牧 薩次
マガジンハウス
売り上げランキング: 7596
おすすめ度の平均: 4.0
4 快作です。
4 恋愛小説とミステリの融合
5 せつない恋。驚天動地の謎。
4 ミステリの大ベテランが裏名義で放つ完全恋愛推理。

◆本書を一言で表すと◆
切ない恋愛+ミステリ小説

◆概要&感想◆
これは凄かったです…
本書自体のコンセプト、設定、ストーリーまでもが一つの世界を形成しているようで非常に読み応えがありました。

本書の著者は牧薩次氏となっていますが、これはあるミステリ作家さん(巨匠です)のお名前のアナグラム。
本書はあえて、普段のお名前ではなく、アナグラムで組み替えた「牧薩次」という別名義を使用されています。

そのあたりの背景は本書の最後に著者自ら書かれています。
(一読すれば作家さんのお名前はちゃんと書かれているのでわかるのですが、ネット上では皆さん余り書かれていないようなので、本ブログでも伏せさせていただきます)

恥ずかしながら、私はその作家さんの著書は未読だったのですが、それでも本書は楽しめました。
タイプとしては、以前エントリに書いた「イニシエーション・ラブ」が近いイメージ。
ですが、イニエーション・ラブはほぼ恋愛小説!という感じに対して、本書はもっとミステリ寄りです。

正直、とっかかりはうまく入り込めなかったのですが、それもほんの最初だけ。
すぐに世界にどっぷりと浸かってしまいました。

本書のコンセプトに従っている結果なのですが、長い時代を描いている作品なので、一気に時代を駆け抜ける爽快感も味わえました。
伏線もバッチリでしたし、面白かったです。

スゴい一冊でした。。

◆オススメしたい方◆
・牧薩次の名前にピンとくる方
・恋愛小説+ミステリというジャンルに興味がある方
・面白い小説を読みたい方

■関連リンク■
・本書紹介ページ(マガジンハウス社HPマガジンワールド内)

■関連過去エントリ■
・[Book]ラットマン
・[Book]イニシエーション・ラブ



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2009年01月29日

[Book]GIANT KILLING 9

GIANT KILLING 9 (9) (モーニングKC)

◆概要&感想◆
やっぱり面白いGIANT KILLING。
9巻もワクワクしながら読んでしまいました。

後半はちょっと話のトーンも変わります。
今後の展開もやっぱり楽しみ。

早く続きが読みたい!
ちなみに今巻は表紙もカッコいいです。

◆学び◆
・努力が才能を凌駕することもある

◆オススメしたい方◆
・本を読みたいがどんな本を読めばいいかわからない方
・壁にぶつかって困っている方
・本が好き、とされている人がどんな本を薦めているのか興味がある方
・昨今の読書ブームに一歩距離を置いている方

■関連リンク■
・本書紹介ページ(講談社HP内)
・連載マンガの部屋(講談社HP内)
・公式サイト(携帯サイトゲキサカ内紹介ページ)

■関連過去エントリ■
・[Book]GIANT KILLING 8 (8) (モーニングKC)
・[Book]GIANT KILLING(モーニングKC)



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2009年01月28日

[Book]PRESIDENT (プレジデント) 2009年 2/2号 09年版「役職・課目・場面別」厳選600冊!-勝ち残る人が読む本・落ちる人の本

PRESIDENT (プレジデント) 2009年 2/2号 09年版「役職・課目・場面別」厳選600冊!-勝ち残る人が読む本・落ちる人の本(プレジデント社)

目次
特集/09年版「役職・課目・場面別」厳選600冊!

勝ち残る人が読む本
落ちる人の本

日本経済が凍結した今こそ自分を磨くチャンスである ●小宮一慶
動乱期こそモノをいう「5つの読書法」

迷いが晴れる、一歩前に進む……つらいときを救った活字の力
経営トップ告白「勇気をくれた!」永遠の60冊
●三菱電機・野間口会長
●NTTCOM・和才社長
●日本生命・宇野会長
●JT・本田相談役

▼日本の一流社長が語った「一生忘れられない本」一覧

「役職別」力をためる、グンと伸びる105冊
高収益社員になるための事例学習入門 ●和田浩子
若手社員

チャレンジ意欲を高め、決定力を磨く教本 ●柴田励司
中堅社員

「部下力」を伸ばし、活かすホンモノの上司本 ●守島基博
部課長(1)

混迷の時代に大局と本質を掴む定番 ●海稲良光/上畑廣高
部課長(2)

一歩抜きんでる「合理性と胆力」の強化書 ●遠藤 功
役員・社長候補

男にはできない「リードマネジメント」の神髄 ●河野真矢子
女性リーダー

●稲泉 連
▼「独立・転職」氷河期に成功率を上げる20冊

ビジネスリーダー1000人と有力書店員がベストセラーを斬る
30場面別「あなたの困った!」を救うベストガイド

副業でお金を稼ぎたい/営業ナンバー1になる/左遷された……/初めて部下をもった/オレはダメだと思ったとき/腹を抱えて笑える/女性ばかりの職場で生き抜く……

●大井明子
▼ミドルの英語「読めない・話せない」カベ突破の30冊

「10大課目別」勝敗を分ける勉強本150冊

『ブランドが神話になる日』『市場を創る』 ●栗木 契
マーケティング

『だから私は嫌われる』『朝令暮改の発想』 ●藤巻幸夫
営業

『論語と算盤』『峠』『ハイ コンセプト』 ●新浪剛史
企業経営

『民主主義の終わり』『「アメリカニズム」の終焉』 ●水野和夫
金融・経済

『銃・病原菌・鉄』『アインシュタインの恋』 ●池内 了
科学・技術

『裁判員になりました』『民暴対策Q&A』 ●久保利英明
法律・社会

『三酔人経綸問答』『国際紛争』『共産党宣言』 ●谷内正太郎
世界情勢

『ソクラテスの弁明』『悪霊』『ニコマコス倫理学』 ●土屋賢二
論理・哲学

『ナニワ金融道』『ヒルズ黙示録』『ソロスは警告する』 ●細野祐二
会計・財務

『日本改造計画』『政局から政策へ』『情と理』 ●後藤謙次
政策・政治

OTHER FEATURES
受験勉強、小説、落語からマニフェストまで…… 早大生がこれを借りに列をなした
東国原知事の「秘密の成功ノート」初公開!

クローズアップニッポン [114]
「高度成長」から「成熟」へ ●撮影・鷹野 晃/文・泉 麻人
50年目の東京タワー


好評連載

ビジネススクール流知的武装講座 [213] 石井淳蔵
「誤算の連鎖」と価値創発のメカニズム

経営時論 [72]
●加護野忠男「意味ある無駄」のススメ

大前研一の「日本のカラクリ」[31]
大不況からの突破口!「大前流ニューディール構想」

飯島 勲「リーダーの掟」 第6回
御社がマスコミ取材で賑わう「六曜」手帳術

職場の心理学 [210] ●高田實彦
なぜ「世界の王さん」には皆がついていくのか

歴史に学ぶ仕事道 [43]
●守屋 淳『列子』に学ぶ「格差社会の歩き方」

「会計」考現学 [42]
●柴山政行キャッシュリッチ

世のなか法律塾 [38]
●長嶺超輝 セクハラ

マネーの新流儀 [40]
●長崎 修大型ローン減税で09年マンションは買いか!?

元気なカラダ入門 [113]

人間邂逅
●清野 智/清水 浩

人に教えたくない店 [405]
私は「卵かけご飯」を極めた男。 その研究成果をご披露しましょう
長嶋一茂さん

ほか
Fujisan.co.jpから引用させていただきました)

◆本書から吸収したいポイント◆
・自分の読書の偏りを自覚して、今後読む本の選定に活かす

◆本書を一言で表すと◆
・2009年版本のソムリエ

◆概要&感想◆
恒例となりつつあるPRESIDENT(プレジデント)の本特集。
今回はさらにパワーアップして、600冊の紹介。
さすがに600冊ともなると凄いボリュームです。

役職別、30場面別、10大課目別にオススメの本を紹介している点が重宝します。
各場面毎、10大課目別は特に、これからのテーマとしたり、今壁にぶつかっているなどの時に非常に良いかと。
手元に置いておいて、次にどの本を読むか考える際にパラパラっと見てもよいかと。

あと、固い本に限らず、読みやすい柔らかめの本や漫画まで取り上げられているのもバラエティに富んでいていいと思いました。
この600冊をカバーするのは至難の業ですが、ジャンルを問わず、ちょっと気になった本を読んでみる、というスタンスで、本特集を活用したいと思います。

それにしても本特集を読んで思ったのは名著中の名著と呼ばれる本で読んでいないものがいかに多いか…
フラット化する世界、ビジョナリーカンパニー、小倉昌男 経営学、人を動かす。。
マストな本を重点的にカバーしていこうと思います。

◆学び◆
・自分で選ぶ自信が無い場合、どの本を読めばいいかはプロに聞くのが最短ルート

◆オススメしたい方◆
・本を読みたいがどんな本を読めばいいかわからない方
・壁にぶつかって困っている方
・本が好き、とされている人がどんな本を薦めているのか興味がある方
・昨今の読書ブームに一歩距離を置いている方

■関連リンク■
・本書紹介ページ(プレジデント社HP内)

■関連過去エントリ■
・[Book]読書進化論
・[Book]王様の速読術
・[Blog]今年読んだオススメの本10冊



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2009年01月27日

[Book]世界のオモシロお仕事集

世界のオモシロお仕事集 (中公新書ラクレ)(中央公論新社 、著者:盛田 則夫)
世界のオモシロお仕事集 (中公新書ラクレ)
盛田 則夫
中央公論新社
売り上げランキング: 32561
おすすめ度の平均:
4.0
4 ありそうなお仕事、なさそうであるお仕事
4 暇つぶしにもってこいの本です。

目次
第1章 世界は不思議なお仕事でいっぱい!(トイレットペーパー切り係、薬物検査対策用尿販売業 ほか)
第2章 あのお仕事のギャラはおいくら?(譜めくり、日本人宇宙飛行士 ほか)
第3章 本当にあるんすか、そんなお仕事!?(グリーンランド国際サンタクロース協会公認サンタクロース、エクソシスト ほか)
第4章 日本はオモシロお仕事大国(託父所、アリバイ証明会社 ほか)
第5章 あなたの天与の才を活かせるビジネス(パーツモデル、左利き専門用具店 ほか)
amazonHPから引用させていただきました)

◆本書から吸収したいポイント◆
既成の仕事の概念とは違った角度からお仕事を見てみる

◆本書を一言で表すと◆
そこに営む人のニーズがあればそれが仕事になる

◆概要&感想◆
タイトルに惹かれて読んでみました。
サラっと読めますが、あらためて世の中にはいろいろな仕事があるんだなぁと思った次第。

以前のエントリで書いた「世界は仕事で満ちている
誰もが知っている、でも誰も覗いたことのない38の仕事」
に通じるものがあります。
あちらは、日本国内で普段は意識されることのない仕事にスポットを当てて濃密に描いた一冊でした。

本書は、日本国内の仕事もありますが、世界での仕事が多く、観点も一風変わった仕事、というもの。
どれだけ変わっているかは一目瞭然で、エクソシストや海中の郵便局員、入歯の屋台、レンタル泥棒などなど。

そんなの本当にあるの?と思いますが、本書内の解説を見ると納得。
それぞれにニーズがあり、成り立っていることがよくわかります。

日本で昔あったのに、無くなったもの、限られた地域しかないものなどは、どうしてそうなったのか、なぜ他では無いのかなど、想像しながら読むと一層興味深いかと。

本書では、そのニーズが文化的背景や生活感を含めて解説されており、各地の事情がわかって面白いです。
あらためてニーズと、それを実現する発想があればそれが仕事になるのだと気がつかされた一冊でした。
あと、仕事というのは自由だ!ということも。

堅めに書きましたが、いろいろな仕事を知ることができて面白かった、というのが一番の感想でした。

◆学び◆
・ニーズがあればそれが仕事になりうる

◆オススメしたい方◆
・世界に興味がある方
・いろいろな仕事に興味がある方
・想像するのが好きな方

■関連リンク■
・本書紹介ページ(中央公論新社HP内)

■関連過去エントリ■
・[Book]世界は仕事で満ちている 誰もが知っている、でも誰も覗いたことのない38の仕事


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2009年01月25日

[Book]中田英寿 誇り

中田英寿 誇り(幻冬舎、著者:小松成美)
中田英寿 誇り
中田英寿 誇り
posted with amazlet at 09.01.23
小松 成美
幻冬舎
売り上げランキング: 72140
おすすめ度の平均: 3.5
3 サッカーより誇りを選んだ中田
5 振り返る
4 No.7
4 前回ワールドカップでの日本の敗因
5 全身全霊、全力投球の姿が、魂を打つ

目次
第1章 引退告知(引退告知
マンチェスターでの取材)
第2章 決戦の前奏曲(Jヴィレッジ合宿
引き分けたドイツ戦
崩壊をもたらしたマルタ戦 ほか)
第3章 ワールドカップ・ドイツ大会一次リーグ二敗一分け(オーストラリア戦
クロアチア戦
二試合を終えてのインタビュー ほか)
amazonHPから引用させていただきました)

◆本書から吸収したいポイント◆
キャリア絶頂の最中、どのようにして「引退」という決断を下したのか。

◆本書を一言で表すと◆
中田英寿氏のドイツW杯と引退の真実

◆概要&感想◆
引退から2年半が経とうとしている中田英寿氏の引退決断からドイツW杯までを追った一冊。
かなり時間が経ちましたが改めて読んでみました。

中田英寿氏のフットボール観に改めて魅せられました。
同時に漏れ聞いてはいましたが、中田氏がどれだけ現役時代苦しんでいたかがよくわかる一冊でもありました。

2001年の秋、パルマ時代に現地で観戦しました。
その時を思い出すとともに、本書を読んでまさにその時も壮絶な経験をしている真っ最中だったことを知り、それだけの経験を中田氏がしていたことに今更ながら気がつきました。

あと、中田英寿氏がこれだけの成功をした影にはサニーサイドアップの次原社長とフジタミナさんを始めとするチームがあったからこそ、ということがよくわかりました。
中田英寿氏が一人で欧州移籍を成し遂げたようにも見えてしまいますが、それが間違いだったことに気がつきました。

本当に良いチームだったことが伝わってきました。
考えてみれば当たり前ですが、一人でできることには限界があり、チームでサポートすることの重要性を改めて感じました。

何より感じたのは、中田英寿氏がフットボールと日本代表を何より愛していて、大事に思い、強くしたいと思っていたこと。
本書を読んで中田英寿氏のフットボール論をぜひいつか聞きたいと思いました。
本書の著者小松氏が出してくれないでしょうかね…

同時に監督としての中田英寿氏を見たいなぁと思っていたら、著者の小松氏が本書内のインタビューで聞いていました。
「監督としてだったらどう?」
彼はすぐにこう切り返した。
「ありません。だって、ここまで自分の思いを伝える難しさを経験しているんだよ。そんなにコミュニケーション能力が高いわけでもないし、監督になったら、もっと大変だっていうの」

それでもいつか監督しての中田英寿氏が見られることに期待したいと思います。

勇気づけられる、そして考えさせられる読み応えのある一冊でした。
それにしても小松氏の書く本は、人々の意図がはっきり出ていて、かつ情景が浮かびますね…
こういったインタビューができるようになりたいです。。

◆気になったポイント◆
・システムの是非を論じるのはサッカーをわかっていない。システムはキックオフ時の型でしかない。
システムはあくまでも志向するスタイルをおおまかに表したものであって、選手が縛られるものではない、ということだと理解しました。
私は、システムを論ずるのに全く意味がないとは思いませんが、あくまでもチームとしてのスタイルを表したものであり、試合中はそんな型を意識してプレイすることはない、ということには賛成です。
自由こそがフットボールの醍醐味だと思いますし、システムやポジションに過度に縛られてしまっては本末転倒だと思います。

ある日、練習中にトラップをしたんだよ。するとね、思った通りのところにボールが落ちなかった。十センチぐらいずれたんだよ。そのときに、もう辞める時期が近づいている、そう思ったんだ。

今回最も印象に残った一節。
日常のほんの些細なことながら、その意味を感じ取り引退決断したのだ知りました。
ちょっと違うかもしれませんが、神は細部に宿る、という言葉を思いました。

私は、常々シュートなど以上にパスやトラップがフットボールでは最も大事だと思っていますので、そういった基本動作を日常から手を抜かずにキッチリとやることの重要性と、それができなくなったことが引退につながった中田英寿氏の考えには、色々と考えさせられました。

じょあまた。どこかの街で

小松氏と中田英寿氏のインタビュー最後の一言。
シビれました。

◆学び◆
・プロなんだから努力するのは当たり前
・神は細部に宿る
・小学校時代の基本の練習が最も大事、プロになってからでもそれは変わらない

◆オススメしたい方◆
・日本代表を愛する方
・現在の日本代表に苦言を呈したい方
・ごく親しい人が見た中田英寿氏の姿を知りたい方
・中田英寿氏のフットボール感や考え方に興味がある方
・中田英寿氏の現役復帰を希望している方

■関連リンク■
・本書紹介ページ(幻冬舎HP内)
・nakata.net(中田英寿氏公式サイト)

■関連過去エントリ■
・[Book]祖母力 うばぢから オシムが心酔した男の行動哲学


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2009年01月23日

[Book]P&G式 世界が欲しがる人材の育て方

P&G式 世界が欲しがる人材の育て方―日本人初のヴァイスプレジデントはこうして生まれた(ダイヤモンド社、著者:和田浩子)
P&G式 世界が欲しがる人材の育て方―日本人初のヴァイスプレジデントはこうして生まれた
和田浩子
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 4028
おすすめ度の平均: 4.0
5 P&G出身者が他企業で活躍できる理由
5 理念を持って人材育成を行うことでブランドも企業も成長し続けることができる
3 著者ではなく、P&Gの働き方や考え方の一部を知りたい方に
3 自分と自分の会社とP&Gを客観視する本
3 人材育成よりビジネススキルが色濃い

目次
プロローグ P&Gの強みは人材育成

[第1章] 「暗黙の了解」も自分次第
キャリア以前〜ジュニア時代
1 P&Gとの出会い
「自分で選べ」という教育方針
「暗黙の了解」も自分次第
英字新聞で見つけた「秘書募集」の広告
ブランドスペシャリストという肩書き
これは仕事ではありません
目的は何ですか
「和田さん、お茶当番よ」

2 ワンページメモ
メモはワンページにまとめなさい
グッドメモを真似る
話すように書けばよい
パワーポイントの落とし穴
形式的な議事録は無駄
コミュニケーション力は人を動かす力
最初に営業部門でトレーニングしない理由
営業とは説得すること
担当ビジネスへの関心度を上げる
四の五の言わずにやる姿勢
いつまでもいると思うな親とボス

[第2章] 育つ社員しかいらない
ブランドマネジャー〜マーケティングマネジャー時代
1 人材は自前で育てる
部下を育てる
全員で人材育成
内部昇格制にこだわる
魚の釣り方を教える
教えることで自分も育つ
期待されるスキル
評価は「成果」と「能力開発」で
P&G、日本から撤退!?
日本というマーケットを見つめ直す
生まれ始めた使命感 
私のいるべき会社はこの本の中にある

2 リクルーティング
育つ社員しかいらない
リクルーティングに品質管理のアプローチ
男女比は50:50で
百聞は一見にしかず
面接のトレーニング
アメリカMBAで学ぶアジア人学生の面接

3 プロジェクト
新生P&Gの象徴、「ウィスパー」
「P&G英語」の研修
結論が先
ファクトブックを使って
身の丈以上のプロジェクト
OJTで身につく戦略的思考
実現させるのが難しいからこそ良いアイデア
プロジェクトの任せ方
リーダーに求められる「見えないものを見る力」
ミス・ウィスパー 
競合が決めたルールで勝負はしない
人を巻き込むためにヴィジョンを共有する
ウィスパーという人材育成工場
ウィスパーカレッジ
アメリカMBA学生が驚いた日本人女性のマネジャー

[第3章] リカバリーショット主義
ヘアケアへの異動〜マーケティングディレクター時代
1 チーム再生
新しいチャレンジへ
はじめに課題ありき、はじめに組織ありき
マイナスからのチーム再生
内向き、外向き
不思議なチームビルディングのゲーム
失敗から学ぶことを妨げるヒエラルキー
グローバルの波と戦う その1 勝ちの巻
グローバルの波と戦う その2 負けの巻
グローバルの波と戦う その3 勝ちの巻
「日本の消費者」がアドバイザー
グローバルなチーム体制
アジア・パンテーンブランドチームをリード

2 上司と部下
エクイタブルな能力
消費者に一番近いのは誰か
「王様」を理解する
「変な会社」
やってみてできなかったことも良い経験になる
再現性
ノー「NO」でブレインストーミング
メガブランド「パンパース」
リカバリーショット主義
上司をマネージする
できない上司の場合
成功したチームも発想を変えることは必要

[第4章] 人とブランドさえ残ればいい
ジェネラルマネジャー時代〜現在
1 リーダーシップ
大地震に試されたP&Gの組織力
奇跡的なリカバリー
「P&Gには人とブランドさえ残ればいい」の本当
メンター制度
パンパースの危機
V字回復
大きな問題の正体
3Eリーダーシップモデル
昇進と自己改革
経営戦略に合わせて業績評価基準をアップグレード
リーダー人材の育成
外国人を育てる
社内コンサルタント
日本を学ぶ

2 ダイバーシティ
日本人初のヴァイスプレジデントに
トップの激励
女性をもっと活性化させるために
WSWから生まれたもの
日本のダイバーシティ
女性は通訳という偏見
ダイバーシティが可能にしたこと
合意しないことに合意する
23年間のP&G生活
「やってやろうじゃないの」の精神
美学を持つ
ミス・ウィスパーに羽根が生えた日

終わりに
ダイヤモンド社HPから引用させていただきました)

◆本書から吸収したいポイント◆
・グローバルな組織、人材をどのように育てているのか

◆本書を一言で表すと◆
・P&G流シゴト術&マネジメント術

◆概要&感想◆
P&Gの組織の歴史、考え方、シゴト術、マネジメント方法が、著者である和田さんの経験を通してわかりやすく書かれていました。

特にプロローグにまとめて書かれており、ここがまた濃厚。
単なるシゴト術等ではなく、P&Gという組織における考え方、文化のようなものが多々紹介されています。

メモ、コミュニケーション、リーダーシップ、ダイバーシティ、人材育成手法などなど独自のP&G流に溢れています。
ただ、個人的には個々の制度的なお話よりも、その礎となる考え方に興味をひかれました。
ヒトを大事にし、それをかけ声だけでなく、実際に会社として形にしている点、さすが人材の宝庫と呼ばれる企業だけあります。

その一端が、
マネージャー職以上の評価において、部下のトレーニングとビジネスの結果が同じ割合で評価されます。

という下り。
人材の育成にはそれだけの覚悟が求められる、ということだと思いますし、私自身、こういった評価をされると想定して仕事に臨みたいと思います。

人材育成については考え方など細かく書いてありましたが、個人的にはよりグローバル面に焦点を当てたお話を読みたいと思いました。
著者である和田さんの経験上のお話は多く書いてあるのですが、グローバル企業であるP&Gとしてどのように考え、実際に動いているのかをもっと知りたいと考えた次第です。

ともあれ、P&Gという組織の垣間見える一冊でした。
続編にも期待したいところです。

◆気になったポイント◆
「戦略的である」ということは、ある意味で捨てることが上手だということでもあります。

最近読んでエントリにも書いた酒井穣さんの「あたらしい戦略の教科書」内の記述と重なるところがあり、ピンときたポイント。
改めて酒井さんの意図を感じるとともに、「捨てる(Not to Do)」ということを普段から意識して行う必要があることを痛感しました。

P&Gでは「正しくて難しいことをやれ」と習います

他と圧倒的な差別化を図るための考え方として紹介されていますが、こちらも肝に銘じておきたい言葉でした。
特にこれだけネットが普及し、伝播するのもケタ違いに早いご時世。
正しいのは当然としても、簡単な方向に流れがちな自分に自戒を込めて。
ちなみに先日のエントリ「[Travel]ジャンボ・ホステル(Jumbo Hostel)in Sweden」のジャンボ・ホステル(Jumbo Hostel)はまさにこの好例かと。

この実行力とは、「自分で実行する力」というより、「みんなに納得して実行してもらう力」のことです。

一人で仕事を行っていくには限界があり、様々な方と協働が求められる以上、一口に「戦略を実行する」と言ってもこの考え方は大切ですね。
特に、皆がこの考え方を共有していると、飛躍的に組織としての実行力も上がるかと。
酒井穣さんの「あたらしい戦略の教科書」にもありましたが、実行されなければ意味がない、ということですね。

P&Gでは各種スキルを習得するのは自分が影響を与える範囲、Circle of Infulence を広げるためだと考えられています。

今後自分がスキルを習得する際に、もしくはどのようなスキルを身につけたいか、必要か考える際に心に留めておきたい考え方です。

適所適材

難しい考えではありませんが、なるほどと思った考え方。
一般の国内企業だと苦手なところも多いとは思いますが…

必要な場所、やるべきことがあって、そのために人を配する、というのは合理的かと。
やることが変われば、やるべき人、やれる人が変わるのは道理。
彼(彼女)ならこれをできるから、任せたい!となれば(当人の意志は当然あるとは思いますが)良い結果は生まれやすくなるとは思います。

問題は、それには人材の流動性というどの組織も頭を悩ませる壁があることでしょうか。
個人的にはこういったタイミングでフレキシブルに人が動ける組織と言うのは強いと思っていますが。

◆学び◆
・まず目的ありき、いつでも目的を確認する
・話すように書けばいい、書いたように話せばいい
・適所適材

◆オススメしたい方◆
・人材育成に携わる方(制度面でも実務面でも)
・グローバル企業で働く方、興味がある方
・P&Gに興味がある方
・和田さんについて知りたい方

■関連リンク■
・本書紹介ページ(ダイヤモンド社HP内)
・What's Hot / What's Not(著者公式ブログ)
・Office WaDa(著者公式サイト)

■関連過去エントリ■
・[Travel]ジャンボ・ホステル(Jumbo Hostel)in Sweden
・[Book]あたらしい戦略の教科書



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2009年01月22日

[Book]すべての経済はバブルに通じる

すべての経済はバブルに通じる (光文社新書 363) (光文社新書)(光文社、著者:小幡績)
すべての経済はバブルに通じる (光文社新書 363) (光文社新書)
小幡績
光文社
売り上げランキング: 545
おすすめ度の平均: 4.0
3 前半は冗長、後半の相場解説は面白い
3 バブルは不可避
3 新書であり、世界金融危機について考える入門書としては、非常に読みやすい。
4 まえがきが面白い
1 期待はずれ。

目次
まえがき
第1章 証券化の本質
第2章 リスクテイクバブルとは何か
第3章 リスクテイクバブルのメカニズム
第4章 バブルの実態―上海発世界同時株安
第5章 バブル崩壊1―サブプライムショック
第6章 バブル崩壊2―世界同時暴落スパイラル
第7章 バブルの本質
第8章 キャンサーキャピタリズムの発現―二一世紀型バブルの恐怖
amazonから引用させていただきました)

◆本書から吸収したいポイント◆
・バブル発生と崩壊のメカニズム

◆本書を一言で表すと◆
・「バブル」を丸裸にする一冊

◆概要&感想◆
随所随所で言い切るスタイルが心地よいです。
資本主義はねずみ講だと言い切り、バブルはこんなものだと思われている例をいくつか挙げて、すぐに全て間違いとバッサリと切る。
そこから説明を順序立てて書いていく、という本書のスタイルはわかりやすいと思いました。
文章を書く1つのスタイルとしても参考になりました。

序盤では「証券化の本質」についての説明が繰り返しでてきます。
なので何度も読んでいるうちにふっと理解できるタイミングがやって来ます(笑)

個人的に特によかったのはまえがきと第4章〜第7章。

まえがきは本書の内容全体をギュッと濃縮して書かれており、非常に濃密。
著者の主張がつかみやすく、印象に残りました。

後半の第4章〜第7章のバブルの発生から崩壊の流れを、当時の市場の動きとプレイヤーの心理とを合わせて追った部分は臨場感があります。
何が起きたのか、その時プレイヤーはどう考え、どう行動したのか、などが非常にわかりやすかったです。

このパートだけでもサブプライムバブルの一端がよーくわかるかと。

解決策がかかれているわけではありませんが(当たり前ですが)、今金融の世界で何が起きていて、これからどうなりそうなのか、といったことを把握するのに非常によい一冊でした。
読みながら、マネーは最後はどこへ行くのか、とか投資機会の不足を今後どのような形で補っていくのか、といったことを考えさせられました。
面白かったです。

◆気になったポイント◆
・資本主義はねずみ講(まえがき)
 なるほど…と思いましたが、そうなると本書タイトルの通り最後は必ずダメになるわけで…
 報われないな、とも思ってしまいました。。

・ムードやその時の雰囲気(悲観的か楽観的か)がバブルの要素の一つ(第6章)
 金融工学がこれだけ進んでいると言われていながらも、所詮経済は人の営み。
 その時の雰囲気であったり、人々の心理にこれでもか!というくらい依っていることがよくわかりました。

・バブルについての定説は全て間違い
 言われてみると至極納得。
 プロの運用者も言ってみれば合理的な行動をしたまでで。
 当分ついて回るジレンマですね…

◆学び◆
・資本主義はねずみ講
・金融資本の性質
・当分バブルは不可避
・バブルの原因を調べても無意味、実体があってもなくてもバブルは発生する

◆オススメしたい方◆
・バブルについて興味がある方
・サブプライムショックの時、市場参加者はどう考えていたのかに興味がある方
・バブルの生成と崩壊のメカニズムに興味がある方
・今後の資本主義、金融の方向性に興味がある方
・ストーリー性のある経済本が読みたい方(特に第4章〜第7章)

■関連リンク■
・本書紹介ページ(光文社HP内)
・小幡績PhDの行動ファイナンス投資日記(著者公式ブログ)
・小幡績.com(著者公式サイト)

■関連過去エントリ■
・[Book]投資銀行青春白書



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