2009年01月21日

[Book]読書進化論

読書進化論 人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか (小学館101新書)(小学館、著者:勝間和代)
読書進化論~人はウェブで変わるのか。本はウェブに負けたのか~ (小学館101新書) (小学館101新書)
勝間 和代
小学館
売り上げランキング: 1530
おすすめ度の平均: 4.0
4 出版を目指しているひとにおすすめ
5 本の見方が進化します
5 進化する読書力
5 本の肝が書かれています
5 実体験が詳細に書かれているところがすごい!

目次
読書進化論 人はウェブで変わるのか。本はウェブにまけたのか
はじめに
勝間和代著作一覧
序章 成功や自由は、読書で手に入れる
* インターネットと本
* 本ほど人生の疑似体験ができる身近なツールはほかにない
* 本は「成功への投資」

第一章  人を進化させる読書がある
* ウェブ時代の本と書店の再定義
* 自分を進化させる本とのリアルな出合い方
* 読者が進化して著者になると、上場株(=パブリックな人材)になる
* ウェブで発見され、約1年で150万部の売り上げに
* 再現性が高い本は読者に"ご利益"をもたらす
* 勝間式 書店ぶらぶら歩き@ 「リブロ青山店」編

第二章 進化している「読む」技術
* フレームワークがない読書は身につきにくい
* 本選び基準のひとつは「ウェブや友だちの話より質が高いかどうか」
* 良書との出会いが読書体験を豊かにする秘訣
* 自分の読書レベルに合った読み進め方がある
* 多読や速読など、「読む」技術について
* 「読んでおしまいにしない」が究極の技術

第三章 「書く」人も進化する
* 深い話を広く伝える手段として、本は最もリーズナブルな流通形態
* 文章力はブログやメールで進化させることができる
* 書店は宝の山。"本のコンシェルジュ"を活用するのも手
* 勝間式「相手がわかりやすく読みやすく書く」ための4つの技術
* 技術(1)「自分の事例」「アンソロジー形式」を利用して、親しみを持たせる
* 技術(2)「役に立つフレーズ」を必ず入れ、読書だけに体験を閉じない
* 技術(3)「共通体験」や「流通していることば」を使って行動を促す
* 技術(4)「コンテンツ力」と「編集力」で進化していく
* ウェブで発見されて著者に進化するには

第四章「売る」仕組みを進化させる
* 出版業界は「プレイス」と「プロモーション」に弱い
* 好循環を生む基本的な仕組みは「まじめに作って、まじめに売る」
* 「著者ブランド」を最大限に活用する
* リアル書店とネット書店の特徴を生かした「売る」仕組み作りを
* ウェブの活用、チャネルの再考…まだある、出版社にできること
* 勝間式書店ぶらぶら歩きA「丸善丸の内本店」編

終章 これから「読みたい」「書きたい」「売りたい」と思っているみなさんへ
* 読書の進化形、印税寄付プログラム<Chabo!(チャボ)>
* すべての人にフェア(公平)な可能性を秘めている「読書」の世界

私を進化させた20人の著者
巻末資料
おわりに
本書紹介ページ(小学館HP内)から引用させていただきました)

◆本書から吸収したいポイント◆
・勝間さんは「本」を取り巻く環境についてどう考えているのか
・勝間さんが考える「書く」技術

◆本書を一言で表す◆
本の応援宣言

◆概要&感想◆
勝間さんがいかに本を愛しているかがよくわかります。
それは、勝間さんを勝間さんたらしめている大きな要因の一つがこれまでの読書体験だからなのだと思います。

序章から第二章にかけては、これまで様々な本やWeb上で勝間さんが発信してきた内容を本に特化してかかれています。
既知の内容が多かったため、サラリと読みました。

第三章は、基本、本を出すという意味での「書くこと」についてがメインでした。
が、ブログやメールで文章力を鍛えることが出版につながるという観点で書かれていたため、ブログやメールを書くための文章術として参考になりました。
例によって参考図書が掲載されていたので、そちらにも当たってみようと思っています。

第四章では、勝間さんによる本を取り巻く状況について書かれており、その分析の考え方は参考になります。
よく紹介されていらっしゃる4Pのフレームワークなどの実例としても読めると思います。

あと面白かったのが、勝間さんがこれまで出されてきた本のその背景や意図が書かれている点。
どんな狙いがあって、どのようなアプローチをして、といった勝間さんの思考を追えるようで面白かったです。
(若干宣伝色が入っていますが(笑))

ところどころに挿入されている書店の店員さんや勝間さんの本を読んで行動を起こすことで変わりつつある方々の体験談は、事例や具体例としてわかりやすいのだと思います。
関連リンクにもある「勝間和代のBook Lovers」の仕掛けといい、勝間さんと読者(主にカツマーと呼ばれる方でしょうか)を結ぶ一冊を勝間さんが試みたのかな、と想像してしまいました。

さらに別の狙いとして、以前のエントリで紹介した「史上最強の人生戦略マニュアル」でもそうですが、本とWebやメディアなどとの連動が今の勝間さんのテーマなのかな、と。
と思っていたら今後のテーマとしてクロスメディアを本書内で取り上げていらっしゃいました。
今後も勝間さんによる様々な試みが見られそうです。

◆気になったポイント◆
・本選び基準のひとつは「ウェブや友だちの話より質が高いかどうか」(第二章)
 本書内で触れている、「相手がわかりやすく、読みやすい」表現の一例となっている見出しだと思いました。
 表現がわかりやすいですし、勝間さん独自の基準としてなるほど、と思わされました。

・「勝間式「相手がわかりやすく読みやすく書く」ための4つの技術」(第三章)
 ブログを書くにあたってなるほど、と思いました。
 特に「自分の事例」「アンソロジー形式」「役に立つフレーズ」は自分の文章に取り込みたいポイント。

◆学び◆
・「相手がわかりやすく読みやすく書く」を意識して文章を書く
・「自分の事例」「アンソロジー形式」「役に立つフレーズ」がわかりやすい文章には有効

◆オススメしたい方◆
・ウェブ時代の本の役割について考えたい方
・ネットと本の関係について考えたい方
・勝間さんの本に関する考え方に興味がある方
・出版業界に興味がある方
・本を出版してみたい方

■関連リンク■
・本書紹介ページ(小学館HP内)
・本書連動ページ(小学館HP内)
・勝間和代のBook Lovers(本書連動著者ブログ)
・私的なことがらを記録しよう!!(著者公式ブログ)

■関連過去エントリ■
・[Book]史上最強の人生戦略マニュアル
・[Book]勝間和代の日本を変えよう Lifehacking Japan
・[Book]無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法
・[Book]無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法
・[Book]勝間式「利益の方程式」 ─商売は粉もの屋に学べ!





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2009年01月19日

[Book]水車館の殺人

水車館の殺人 (講談社文庫)(講談社、著者:綾辻行人)
水車館の殺人 (講談社文庫)
綾辻 行人
講談社
売り上げランキング: 142507
おすすめ度の平均:
3.5
5 やっぱ親愛の情がいいんだよなぁ?
4 岡山を舞台に、横溝正史を志向した作品
3 またやられた(笑)
3 なるほど
3 癖と臭いの昇華

◆概要&感想◆
またもや驚きのラスト。
本書自体の構成にも納得です。
何度も読み比べをしながら読んでしまいました。

若干説明部分というか、現在部分の立ち上がりが遅い印象はあります。
ただ、後半のスピード感はお見事。
気がつけばトリック解明のパートに入っていました。

次の館シリーズ第3弾は「迷路館の殺人」です。
これまた楽しみです。

■関連過去エントリ■
・[Book]十角館の殺人


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2009年01月18日

[Book]攻撃進化論-'08-'09 Mode of Football ATTACKING EUROPE(Sports Graphic Number)

攻撃進化論-'08-'09 Mode of Football ATTACKING EUROPE
Sports Graphic Number (スポーツ・グラフィック ナンバー) 2008年 12/25号(文藝春秋)

SPECIAL FEATURES
Manchester United
◆独占インタビュー(1)◆
文◎マーティン・ファイン
ウェイン・ルーニー
「こんなチーム、他にはないぜ」

◆徹底検証(1)◆
文◎山中 忍
マンチェスターU
「地上最強の理由」

◆歴史を辿る(1)◆
文◎サイモン・クーパー
未来からの使者、背番号7
カントナ、ベッカム、ロナウド
FC Barcelona

◆独占インタビュー(2)◆
文◎ラミーロ・マルティン・ジャノス
リオネル・メッシ

◆徹底検証(2)◆
文◎横井伸幸
バルセロナ
「ドリームチームの再来」

◆歴史を辿る(2)◆
文◎フィル・ボール
オランダ人が生んだ
「美意識の象徴」
クライフ、ファンハール、ライカールト

◆証言構成◆
文◎ロブ・ビーズリー
チェルシー
「そして俺たちは生まれ変わった」

◆徹底分析◆
文◎スティーブ・スタマース
アーセナル
「あの輝きは戻るのか?」

◆戦術トレンド解析(1)◆
文◎豊福 晋
サイドバック新潮流

◆第一人者が語る◆
文◎ウリセス・サンチェス・フロール
ロベルト・カルロス
「サイドバックの時代が来た」

◆戦術トレンド解析(2)◆
文◎田邊雅之
「コレクティブ・カウンター」の衝撃

◆新指揮官が語る◆
文◎パウ・フステル
ウナイ・エメリ (バレンシア)
「サッカーとはショーなんだ」

◆強豪の覚醒◆
文◎木崎伸也
バイエルン
「理想主義者クリンスマンの流儀」

◆現地徹底取材◆
文◎宮崎隆司
ACミランよ、どこへ行く

◆34歳にして魅せる◆
文◎豊福 晋
デル・ピエーロ
「不死身のファンタジスタ」

◆Jリーグ王者決定◆
文◎二宮寿朗
鹿島アントラーズ
「オズは魔法使い」

◆トヨタ・クラブW杯に挑む◆
文◎佐藤 俊
ガンバ大阪
「攻撃サッカーで行こう」

◆GPファイナルへ向かって◆
文◎宇都宮直子
浅田真央
「舞踏会は続く」

◆ナンバー・ノンフィクション◆
文◎中村 計
野村貴仁
「変人と呼ばれて」

COLUMNS
* 阿部珠樹「リバースアングル115」
* 新連載 吉崎エイジーニョ
「日本サッカー研究所(3)」
* 小川 勝 Number on Number
「豊作の女子ゴルフ界」

NUMBER EYES
* ノルディック複合「高橋大斗の復活」
* 競馬「ジャパンカップと成熟の日本馬」
* テニス「名門校で事件はなぜ起きた」

FACE
* 蕭 一傑(野球)

SCORE CARD
* BASEBALL 永谷 脩
* MLB 津川晋一
* NBA 宮地陽子
* SOCCER 浅田真樹
* GOLF 三田村昌鳳
* PRO-WRESTLING 門馬忠雄
* MOTORCYCLE 遠藤 智
* OLYMPIC ROAD 松原孝臣
* SUMO 服部祐兒
* HORSE RACING 片山良三

OTHERS
* For Next Dream(5) 本橋麻里
* メディアウオッチング
* スポーツMONO語り
* FROM READERS & FROM EDITORS
* Catch the News
* 年間定期購読案内 次号予告

文藝春秋HPから引用させていただきました)

◆概要&感想◆
大好きなNumberの恒例となった欧州フットボール特集号。
今号は、今シーズンの軸となりそうなマンUとバルサをメインにその他注目クラブをとりあげています。

現在プレミアシップ首位のリバプールに関する記事が無いのが不満ではありますが、現在のプレミア好況を反映してかプレミア勢の取り扱いが大きいのは嬉しい限り。

個人的に面白かった記事は、「◆戦術トレンド解析(2)◆「コレクティブ・カウンター」の衝撃」です。
ヒディングがEURO2008でロシア代表チームで体現した「コレクティブ・カウンター」という概念を現在の欧州フットボールシーンのクラブレベルのトレンドと絡めて解説しています。

コレクティブ(集団)とカウンターという、これまでの考え方であれば相容れない要素(記事にあるとおり冷静に考えてみると並び立たないわけではないので、あくまでイメージの問題であったわけですが)の融合によって成し得る戦術。
コレクティブもカウンターも個々に見れば馴染みのある要素だけに、決して難しい話ではありません。

が、なぜかこれまで誰も融合させようと思わなかった(もしくは思ったけど実現できなかった、でしょうか)2つの要素の融合を実現させたことのインパクトは思いの他大きかった、ということだと思います。
ロシア代表監督のヒディング、ローマのスパレッティ、アーセナルのベンゲルといった現在この戦術を体現できている知将達は確実に新しいフットボールトレンドを生み出した、と言えると思います。

そしてこの話、ふと考えるとビジネスの世界のアイデアと全く同じ気が。
iモードでも何でもそうですが、現在全く新規のアイデアはほぼあり得ない、新しいアイデアは既存のアイデアの融合から生まれている、とよく言われます。

この「コレクティブカウンター」についっても全く同様かと。
このような考え方はジャンルを問わないのだと改めて気がついた次第です。

◆気になったポイント◆
・◆新指揮官が語る◆ ウナイ・エメリ(バレンシア)「サッカーとはショーなんだ」
 バレンシアの新監督エメリに迫る記事ですが、エメリ自身に非常に興味がわきました。
 特に、「尊敬する監督はいないが強いて言えば全ての監督から学ぶことがある、特に2部や3部の監督から非常に多くのことを学んでいる」という点。
 自分もそうでありたいと思うとともに、なぜそういった考えにたどり着いたのかについても調べてみたいです。

・◆34歳にして魅せる◆デル・ピエーロ「不死身のファンタジスタ」
 デルピエロがずっとトップであり続ける理由の一端が垣間見られます。
 その姿は何となく晩年のロベルト・バッジョを彷彿させます。
 ずっと見ていたい選手であり、デルピエロであれば数年後も今と変わらずプレイしていそうと思わせるところが凄いです。

◆オススメしたい方◆
・全てのフットボールファン
・リーダーの方

■関連リンク■
・本書紹介ページ(文藝春秋HP内)
・NumberWeb

■関連過去エントリ■
・[Book]日本シリーズ完全詳報・常勝軍団、復活!BASEBALL FINAL 2008(Sports Graphic Number)
・[Book]4-2-3-1―サッカーを戦術から理解する



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2009年01月17日

[Book]十角館の殺人

十角館の殺人 (講談社文庫)(講談社、著者:綾辻行人)
十角館の殺人 (講談社文庫)
綾辻 行人
講談社
売り上げランキング: 55738
おすすめ度の平均: 4.0
5 間違いなく日本ミステリー史に残る大傑作!
3 新本格?
5 メイントリックの発案者は……
2 端的につまらない
5 二番煎じ?いやいや・・・

◆概要&感想◆
なるほど…
新本格の旗手の一人と聞いて期待していましたが、これはなかなか。。
読んでいてそうくるとは思いませんでした。

ラストにあっと言わせる作風とのことなので、私好みの作家さんでもありそうです。
まずはこの○○館シリーズを読んでいこうと思います。

次は「水車館の殺人」ですね。
楽しみです。

■関連過去エントリ■
・[Book]償い
・[Book]ラットマン
・[Book]葉桜の季節に君を想うということ



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2009年01月15日

[Book]弾言 成功する人生とバランスシートの使い方

弾言 成功する人生とバランスシートの使い方(アスペクト、著者:小飼 弾、山路 達也)
弾言 成功する人生とバランスシートの使い方
小飼 弾 山路 達也
アスペクト
売り上げランキング: 4207
おすすめ度の平均: 4.0
3 前半はいいですが・・・。
1 ライフハック?(苦笑)
5 モノはリアリティ、ヒトはファンタジーその合計がカネ
1 予想外
4 ダンコーガイ的ライフハック

目次
第1章 ヒト part1
 ――自分の価値を「見える化」してレベルアップ
自分で打てる手はいくらでもある
暮らしがキツいのは、モノ扱いされているから
自分という会社を建て直す
カネ以上に時間を節約すべし
会社員こそ内職すべし
会社の辞め時を知ろう
読書は最強の自己投資
本に付箋を貼ってはいけない
貴族の義務を負うことになった平民
情報洪水に溺れない
情報に飢えよ
現在の自分を正確に知る
一度は物事にとことんハマれ
いいゲーム、悪いゲーム?
のび太はアルファギーク
楽しんで学ぶ「楽習」で生き残る
ブログは最強の勉強ツール
世界は「無記名の」善意に満ちている
積極的に「待つ」という高等技術
ウィンプ(弱者) vs. マッチョ(強者)
究極のエゴイストになる
強さとは何か
生きる目的は「手段」
第1章のブックガイド

第2章 カネ
 ――相互理解のツールとして戦略的に使いこなす
カネの誕生
カネは相互理解のためのツール
暴走するカネ
自分の収支をバランスシートを使って考える
バランスシートの質を見極める
借金をすることの本当の意味
仕事と借金は本質的に同じ
会社にとっての借金
買掛金で資金を調達する会社の裏技
なぜストックが必要か
人と人を結ぶカネ
インフレはなぜ起こる?
カネは、ヒト=ファンタジーとモノ=リアリティーでできている
少子高齢化で変わる世界
よどむカネ
自分の知的生産を測定する
自分の「棚卸し」をしてみよう
自分が属する業界構造を理解する
自分が勝てるゲームを作る
第2章のブックガイド

第3章 ヒト part2
 ――ネットワークにおける自分の価値をアップする
コネの価値はいくら?
コネを見える化するのが会社
バラバラな個人の集団に過ぎなかったオン・ザ・エッヂ
日報を書くことを義務づける
適切なサイズの仕事をする
伸びる社員と伸びない社員は何が違う?
報告書を提出するまでが仕事
人と付き合うためのインターフェイス
「データホテル」プロジェクトの苦闘
「衝突断面積」を増やす
カネをよく理解している中国人
会社の辞め方
人付き合いのパラダイム転換が起こっている
カネで考える人間関係
方程式で「モテ」を計算する
類が友を呼ぶのはなぜ?
ネットワークにおける自分の価値を上げろ
「休み」を安く見積もるな
社会にかかるコストを計算する
「心」で受け取る報酬もある
心とカネの為替レート
第3章のブックガイド

第4章 モノ
 ――「本当は所有できない」ということを理解する
増やせないのがモノ
石油がなくても自然破壊は起こる
「モノ」は増やせない代わりにいくらでも回せる
エネルギーは、あらゆるゴミを資源にする
太陽エネルギーの効率利用が世界を変える
日本は「都市化」を進めるべし
モノへの執着が人を惑わせる
モノのカネ化が世界を平和にする
世界から借りたモノを世界に返す
ベーシック・インカムは、ストックをフロー化する
まとめ:モノとヒト、カネの関係を改めて考える
僕たちの宿題
第4章のブックガイド
binWord/blog(著者山路達也さんブログ)から引用させていただきました)

◆概要&感想◆
カリスマアルファブロガー小飼弾さんによる人生指南本、ライフハック本という触れ込みもありましたが、私の印象はこんな感じ。
・本書サブタイトルにある「成功する人生とバランスシートの使い方」のとおり、「人生のバランスシート」を意識することで今より幸せに生きる方法もあるよ、という小飼弾さんからのメッセージ
・人生で最も大切なものは「時間」
・これからは「モノ」の時代ではなく「ヒト」の時代、その時代を作るのはあたなであり、私

それにしても変わった本でした。
序盤こそ、以前エントリに書いた「ラクをしないと成果は出ない」にも似た自己啓発であったり、ライフハック的な話がよく出てきます。
が、それは序盤だけ。

途中から、本書の肝(だと思っています)である人生のバランスシートの考え方に入り(第2章 カネ)、さらにヒトとのつき合いについてや、ご自身のオンザエッヂ時代の話など多岐にわたっていきます。
そして最後はエネルギー問題にまで。

正直言って、本書に書かれている話題が四方八方に飛びまくっています。
読みづらい人には読みづらいかも、とも思います。
特に最近の本は、著者の方が非常に体系立てて書いていただいているおかげで、整理されつくされている本がが多いので。

ですが、ふとこの飛んでいるにも小飼弾さんの狙いだったり、とも思いました。
私には考えがおよぶべくもありませんが、この構成も当然小飼弾さん(と山路 達也さん)の計算なのでしょうし、何らかの戦略があってこういった形態になったのだと思います。

第4章の最後に小飼弾さんは、本書はどう読んで、どう感じても正解、と弾言されていらっしゃいます。
そのあたりからも本書の狙いが透けて見えるかな、と。

同時にこの本をまとめた山路達也さんも凄いですね。
まとめるのに非常に難儀されたのでは、と思います。
このようにまとめるのはある種の勇気が伴う気もして…
(もちろん小飼弾さんの意向が色濃く反映されているのでしょうが)

ブックガイドもついていますし、本書内至るところに小飼弾さんオススメの本からの引用が書かれています。
小飼弾さんほどの方でも、未だに様々な本からインプットを受け、アウトプットにつなげている様が見てとれました。
(これ、酒井穣さんも著書でよく書かれていらっしゃいますね。本を読むということがいかに影響を与えているのか、のわかりやすい一例かと)

多岐に話題が触れるおかげで頭を使って読みましたし、考えるヒントが多々散りばめられている本でした。
また1年とか時間が経った後、読み返して、その時にどう感じるのか確認したいな、と思いました。

◆気になったポイント◆
・カネ以上に時間を節約すべし
 第1章の最大のポイントだと思います。
 考え方の軸を時間にあてて、先日酒井穣さんの著書でも出ていた「Not to Do」を考えよう、ということかと。

・カネを相互理解のツールとして使う
 第2章のポイントは、「カネ」という観点で自分や人生を定量化し、目に見える形で考えようということ。
 「カネ」として量ることで、バランスシート化が可能となり、これまで見えてこなかったもの(人生とか)が可視化する、と。
 「金」だけでなく「カネ」について語ることをもっと増やした方がいいな、と感じた次第。

・ベーシックインカム
 最近よく目にします。
 山崎元さんやホリエモンのブログなどでも目にして、そういう施策のやり方もあるんだな、と。
 もう一度皆さんのブログ等を見直して自分なりに考えてみたいな、と思ったポイントでした。

・環境問題について
 ブックガイドにある本からまずは読んでみることにします。

◆学び◆
・(あらためて)時間を最も大切にする
・積極的に「待つ」
・定量化してバランスシートとして考えてみる
・ヒトはモノをたかだか80年レンタルしているだけ
・ヒトの存在が世界を形成している

◆オススメしたい方◆
・小飼弾さんの考え方に触れたい方
・幸せな人生を送りたい方
・凄い思考力を持った人の書いた本を読んでみたい方
・人生をバランスシートで考える、という点に興味を持つ方
・一風変わったライフハック本や自己啓発本を読みたい方
・アンチ小飼弾さん、という方

■関連リンク■
・本書紹介ページ(アスペクト社HP内)
・404 Blog Not Found(著者小飼弾さんブログ)
・binWord/blog(著者山路達也さんブログ)

■関連過去エントリ■
・[Book]ラクをしないと成果は出ない



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2009年01月14日

[Book]ラーメン屋vs.マクドナルド―エコノミストが読み解く日米の深層 (新潮新書)

ラーメン屋vs.マクドナルド―エコノミストが読み解く日米の深層 (新潮新書)(新潮社、著者:竹中正治)
ラーメン屋vs.マクドナルド―エコノミストが読み解く日米の深層 (新潮新書)
竹中 正治
新潮社
売り上げランキング: 4792
おすすめ度の平均: 4.5
5 今まで見た中で最も深い日米比較文化論です。
5 タイトルだけで忌避しないほうが良いですよ
5 America vs. Japan or why risk-averse Japanese cannot become
Bill Gates
4 身近から発想する比較文化論プラス金融論
3 よい議論はあるが、統一感に欠ける

目次
はじめに
第1章 マックに頼るアメリカ人vs.ラーメンを究める日本人
1 日本人教授が米国で語る「だから日本はダメなんだ」論
2 日本アニメ職人の心意気
3 「マクドナルドモデル」対「ラーメン屋モデル」
第2章 希望を語る大統領vs.危機を語る総理大臣
1 普通だったら「Excellent!」
2 「インデペンデンス・デイ」と「宇宙戦争」
3 それでも日本の危機管理が甘いのはなぜか?
第3章 ディベートするアメリカ人vs.ブログする日本人
1 文字文化の日本、対面文化のアメリカ
2 商売上手なシンクタンク・ボスとの対面
3 討議は闘技なり
第4章 「ビル・ゲイツ」vs.「小金持ち父さん」
1 ジャパンマネーは本当に臆病か?
2 リスクマネーの背後にある超格差社会
3 日本人よ、万羽のミニハゲタカとなって瀕死の巨象を啄ばもう!
第5章 一神教vs.アニミズム
1 アニミズムの精霊「ポケモン」
2 「ハリー・ポッター」に反発するキリスト教徒たち
3 キリスト教公国の大統領
第6章 消費者の選別vs.公平な不平等
1 信用データ絶対主義
2 「新銀行東京」失敗の本質
3 アメリカの超格差社会は日本の未来か?
参考文献・資料
新潮社HPから引用させていただきました)

◆概要&感想◆
最近こういった異文化的な本に興味が出ている私。
本書は、日米の比較を通じて日本及びアメリカという国について、考え方やその相違を浮き彫りにするもの。

タイトルからするともっと軽い本かな?と思っていましたが、エコノミストの方が書いたらしく、しっかりと分析をしつつ、わかりやすい例に落とし込んで書かれており、とっつきやすかったです。
何よりご自身のアメリカでの経験がベースになっているので、日本人から見たアメリカが面白いです。

表題にもある、「ラーメン屋vs.マクドナルド」というのは言い得て妙。
確かに…と。
著者の竹中さんはこういった言い換え(たとえ)が非常に上手いと感じました。
見習いたい点です。

全般的にアメリカと日本をうまく対比させて書かれており、比較文化論&金融経済を絡めていたため面白かったですし、勉強になりました。
普段直感で本を選んでいる私ですが、何となく今年はこういった各国文化に関連する本が増えそうな予感がします。

あと、著者の竹中さんのように世界に伍する人材にならねば!と思わされた一冊でもありました。
とりあえず「俺にも言わせろ衝動」を私も解き放てるようになります(笑)

◆気になったポイント◆
・「普通だったらExcellent!」
 アンケートでは、普通であればExcellent!に印をつけるとか。
 日本だと文字通り普通、とかまあまあ良いくらいですよね。。
 文化の違いとはいえ、驚きました。

 アメリカでは頻繁に褒め、日本では褒めるのが下手、という話よく聞きますが、こんなところも絡んでいるんだろうな、と考えました。
 近い将来日本人以外の方と仕事をする機会があると思います。
 そんな時にこういった話って非常に重要になるよなぁ、などと思った次第。

・「無謬信仰」
 日本ではトップのミスは許されない、そういった風潮確かにあります。
 そしてこれが発展して、一度失敗するとおしまい、もう一度成功するのが極めて難しい、という日本の現状につながっているかと。

 竹中さんが書かれている、「失敗から学んでさらに飛躍する」というのは事業でも人生でも同じだと思います。
 今、話題になっているセーフティネットの拡充もその一環かとは思いますが、日本という国に流れる「失敗は許されない」という制度と風潮はなんとかしたいところです。

・「文字体系の複雑さ」
 日本では文字体系が複雑なため、その部分に学習時間を取られてしまい、その分「話す」部分の学習が減ってしまう、という下りはなるほどと納得。
 限られた学習の配分を考えると当然と言えば当然ですが、それがよく言われる日米文化の差異になるとは思いませんでした。

 もちろんそれを言い訳にせず、これからも「話す」訓練が必要なのは言うまでもないですが(笑)

◆気付き◆
・言い換え(たとえ)の有効性
・異文化の理解の重要性

◆学び◆
・日本とアメリカの相違はどこから来ているのか
・スコアリングモデルの本質は確率的アプローチ

◆オススメしたい方◆
・日米の相違に興味がある方
・アメリカについて知りたい方
・日本について知りたい方
・エコノミストという職業に興味がある方

■関連リンク■
・本書紹介ページ(新潮社HP内)
・竹中 正治 ホームページ(著者竹中正治さんHP)

■関連過去エントリ■
・[Book]ルポ 貧困大国アメリカ


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2009年01月12日

[Blog]酒井穣さんからコメントいただきました!

今日、何気なくブログ管理画面を見ていると1件コメントいただいておりました。
普段コメントもTBも少ないブログですので(笑)、嬉しいな〜と思いつつコメントを見てみると…

なんと憧れの酒井穣さんご本人から「あたらしい戦略の教科書」の記事ついてのコメントでした!

その記事がコチラ。

今の時代、著者の方は著書についてのブログエントリなどはほぼ漏らさずチェックされているという話は聞いていましたが、私のブログまで見ていただけているとは…

これはこのブログの励みになりますね。。
そして使い古された言い回しですが、ネットの威力を改めて知りました。

現在オランダ在住の酒井さんから私の書いたもの関してコメントをいただくなんて、リアルではおいそれとできることではありません。

こうして人と人はつながっていくのだなぁ、と思った次第。
そして今後のモチベーションにも大きくつながる出来事でした。

酒井穣さん、ありがとうございました!
今後も精進していきたいと思います。

■関連リンク■
・本書紹介ページ(ディスカヴァー・トゥエンティワンHP内)
・NED-WLT(著者酒井穣さんブログ)

■関連過去エントリ■
・[Book]あたらしい戦略の教科書
・[Book]英会話ヒトリゴト学習法
・[Book]はじめての課長の教科書


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2009年01月11日

[Book]償い

償い(幻冬舎、著者:矢口敦子)
償い (幻冬舎文庫)
償い (幻冬舎文庫)
posted with amazlet at 09.01.09
矢口 敦子
幻冬舎
売り上げランキング: 54600
おすすめ度の平均: 3.0
2 家なし浮浪者探偵、日高英介の相克。
5 帯広告の評価を超えた力作
2 償い
3 ひたすら重い
2 終わり方に・・・

◆概要&感想◆
いわゆる社会派ミステリです。
正直言って内容は重いです。

ミステリというよりも、色々と読者に問いかけてくることに重心を置いている小説という印象。
ミステリながら考えさせられる部分がちらほら。

特に全体の1/3あたりに出てくる主婦とのやりとりは特にうーんとなってしまいました。

正直最後のまとめ方には?な部分もありましたが…

娯楽としての純粋ミステリを期待する時よりも、ズッシリと重いミステリを読みたい時にオススメです。
著者矢口さんの本は初めてだったので、もう1,2冊読んでみようと思います。

■関連リンク■
・本書紹介ページ(幻冬舎HP内)

■関連過去エントリ■
・[Book]ラットマン



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2009年01月08日

[Book]あたらしい戦略の教科書

あたらしい戦略の教科書(ディスカヴァー・トゥエンティワン 、著者:酒井穣)
あたらしい戦略の教科書
酒井 穣
ディスカヴァー・トゥエンティワン
売り上げランキング: 679
おすすめ度の平均: 4.5
4 顧客(読者)の視点を重視したこれまでにない戦略解説書
4 簡単に全体像がわかる
5 戦略+インタビューノウハウ 1冊で2度オイシイ
4 戦略の教科書
5 「現場が実行できる戦略には何が必要なのか」がテーマ

目次
はじめに
第1章 戦略とは何か?
1 戦略とは「旅行の計画」である
2 大学受験の戦略を考える
3 戦略は、時間とともに成長する
4 戦略における完璧主義のワナ
5 戦略は中心メンバー選出から始まる
 ・コラム 戦略と戦術の違いとは?

第2章 現在地を把握する 情報収集と分析の手法
1 情報力が戦略を簡単にする
2 集めるべき情報・行うべき分析とは何か?
 ・コラム フェラーリの競合とは?
3 顧客情報こそキングである
4 情報収集の3つのステップ
5 情報収集の現実
6 情報分析の基本

第3章 目的地を決定する 目標設定の方法
1 目標は何のためにあるのか?
2 目標設定の怖さを理解する
3 戦略立案を刺激する優れた目標・5つの条件
  ・コラム 「熟達目標」という考え方

第4章 ルートを選定する 戦略立案の方法
1 戦略は本当に必要なのか?
2 スイート・スポットをシェアし、戦略を育てる
3 新しいアイデアが本当に求められるとき
 ・コラム 戦略の立案力を養うトレーニング
4 クイック・ウィンのテスト・ケースを走らせる
5 立案される戦略の構造
6 やめるべきことを常に探す
7 リスク対策と、代替案の準備を忘れずに
8 戦略のキャッチ・コピーを考える

第5章 戦略の実行を成功させる
1 人を説得するための方法論を知る
2 組織トップのコミットメントをマネジメントする
3 組織内で、危機感と希望を共有する
 ・コラム 魔法の数字 7±2
4 情熱の伝染を起こす
5 組織内に、「やさしい空気」をつくりだす
6 戦略の実行に反対する人々との戦い
7 戦略の実行に使えるノウハウ集
 ・コラム カーナビに学ぶ戦略の実務
あとがき
付録 さらに戦略の理解を深めたい人のための書籍&DVD
主な参考文献
ディスカヴァー・トゥエンティワンHPから引用させていただきました)


◆概要&感想◆
酒井穣さんの著書は、過去2冊(英会話ヒトリゴト学習法はじめての課長の教科書)もそうですが、現実的というか、現場にいる人向けに書かれているなぁ、とよく思います。
本来あるべき姿や理想の形を提示しつつ、現場にいる人が近づくにはどうすればよいのか、その距離感を明らかにしつつうまく説明されています。

現場の実態を把握されている方ならでは、というところかと。
まさに本書にある「現在地を把握する」とはこういうことかと思った次第。

本書の主題は戦略であり、戦略の設定や、実行について特に基本となる考え方に焦点が当てられています。
本書内で酒井さんも書かれていますが、戦略に関わる技術的なお話は譲り、何のために戦略が必要で、どのようにすれば戦略の立案や実行がうまくいくのかを知るには最適だと思います。

ただ、本書に酒井さんが込めたメッセージとしては、それ以外にも、あとがきにある「何を無視するのか」もあったと思います。

研修などでよくあるインバスケット研修、もちろん優先順位のつけ方も重要ですが、「何をやらないか」を決断するのが肝だったりします。

最近「Not To Do」というのが注目を浴びていたりとこれからは「無視する決断をする力」が必要なことを改めて感じた一冊でもありました。

◆気付き◆
・現場でもマネージャでも戦略は必要
・戦略は難しくない

◆学び◆
・戦略は都度、進化する
・「無視すること」も大事
・インタビューではいかに「口を滑らせるか」
・いかに周囲の人を戦略に巻き込むのかにかかっている

◆オススメしたい方◆
・現場で働いている方
・リーダー
・「戦略」って難しそうと思っている方
・働き方、生き方を変えてみたいと思っている方

■関連リンク■
・本書紹介ページ(ディスカヴァー・トゥエンティワンHP内)
・NED-WLT(著者酒井穣さんブログ)

■関連過去エントリ■
・[Book]英会話ヒトリゴト学習法
・[Book]はじめての課長の教科書



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2009年01月06日

[Book]ルポ 貧困大国アメリカ

ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)(岩波書店、著者:堤 未果)
ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)
堤 未果
岩波書店
売り上げランキング: 174
おすすめ度の平均: 4.5
5 ■アメリカって何だろう?に応える秀作。
3 はじめに結論ありき、の本。ラフ・スケッチ。
5 読むべき!
5 現代世界の問題を知るならこれを読むべき
5 「プレカリアート」のアメリカ版

目次
プロローグ

第1章
貧困が生み出す肥満国民
新自由主義登場によって失われたアメリカの中流家庭/なぜ貧困児童に肥満児が多いのか/フードスタンプで暮らす人々/アメリカ国内の飢餓人口
コラム(1) 間違いだらけの肥満児対策

第2章
民営化による国内難民と自由化による経済難民
人災だったハリケーン・カトリーナ/「民営化」の罠/棄民となった被災者たち/「再建」ではなく「削除」されたニューオーリンズの貧困地域/学校の民営化/「自由競争」が生み出す経済難民たち
コラム(2) ニューオーリンズの目に見えぬ宝

第3章
一度の病気で貧困層に転落する人々
世界一高い医療費で破産する中間層/日帰り出産する妊婦たち/競争による効率主義に追いつめられる医師たち/破綻していくアメリカの公的医療支援/株式会社化する病院/笑わない看護師たち/急増する医療過誤/急増する無保険者たち
コラム(3) 不安の「フード・ファディズム」

第4章
出口をふさがれる若者たち
「落ちこぼれゼロ法」という名の裏口徴兵政策/経済的な徴兵制/ノルマに圧迫されるリクルーターたち/見えない高校生勧誘システム「JROTC」/民営化される学資ローン/軍の第二のターゲットはコミュニティ・カレッジの学生/カード地獄に陥る学生たち/学資ローン返済免除プログラム/魅惑のオンライン・ゲーム「アメリカズ・アーミー」/入隊しても貧困から抜け出せない/帰還後にはホームレスに
コラム(4) 誰がメディアの裏側にいるのか?

第5章
世界中のワーキングプアが支える「民営化された戦争」
「素晴らしいお仕事の話があるんですがね」/「これは戦争ではなく派遣という純粋なビジネスです」/ターゲットは世界中の貧困層/戦争で潤う民間戦争請負会社/見えない「傭兵」/一元化される個人情報と国民監視体制/国民身分証法/州兵としてイラク戦争を支えた日本人/「これは戦争だ」という実感
コラム(5) テロより怖い民営化

エピローグ
初出一覧
あとがき
岩波書店HPから引用させていただきました)


◆概要&感想◆
とかく「光」の面が強調されがちな(最近はそうでもないかもしれませんが)アメリカの「影」の部分に焦点が当てられた一冊。
第2章の話は若干ではありますが、聞いたことがありましたが、それ以外でもこんなに様々な面で疲弊していたとは…

本書全体のテーマとして、「民営化」というのがありますが、これに関わる全ての人(賛成派、反対派含めて)に読んでほしいな、と。
これまで私は、政府に任せるくらいなら、民営化したほうがたいがいのことはよくなると思っていました。

が、本書を読んで考えの浅さを知りました。
日本が最も苦手そうな分野ですが、民営化するのかしないのか、正々堂々と出せる議論でその是非を検証し、骨抜きにされない制度作りが行われないと本書のような話になることを痛感。

なぜこういった話が報道からは出ないのか、それも不思議な点。
表層的な話に終始するのではなく、こういった話こそ報道されるべきなのでは、と思ってしまいました。
じっくり調査して、報道する、そんなメディアでなければ今後は生き残っていけないとも思うのですが。

とは言いつつ、私自信そのような姿勢で情報に接することができていなかったので、そのあたりは自戒を込めて。

その一環というわけではないですが、マイケルムーアの「シッコ SiCKO」も見てみようと思います。
もちろんマイケルムーアなのでバイアスがかかっていることを意識しつつ。

(特に日本の)メディアが報じているのはあくまで一面だけであり、それが真の姿とは限らない、ということを改めて肝に銘じました。
貴重な一冊だと思います。
こんな良書を今年はたくさん読みたいですね。

◆気付き◆
・「民営化」は万能ではない
・日本では調査報道が極端に少ないのでは
・なぜ他国の実例が日本ではあまり出てこないのか

◆学び◆
・国の根幹に関わる制度については、長いスパンを考慮した検証が必須
・メディアはある一面しか報道しない

◆オススメしたい方◆
・アメリカという国に興味がある方
・これからアメリカに行かれる方
・民営化に携わる方
・メディアに関わる方

■関連リンク■
・堤未果のブログ(著者堤未果氏ブログ )

■関連過去エントリ■
・[Book]アフリカ・レポート―壊れる国、生きる人々 (岩波新書)



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2009年01月05日

[Book]ラットマン

ラットマン(光文社、著者:道尾 秀介)
ラットマン
ラットマン
posted with amazlet at 09.01.03
道尾 秀介
光文社
売り上げランキング: 38820
おすすめ度の平均: 4.5
4 タイトルからすると、「い、イロモノ??」と思ってしまう作品だが、そうではない。
5 けいたんの評価
4 こんな設定、よく考え付くものだ
5 参りました・・・
4 2重、3重の伏線

◆概要&感想◆
2008年を代表するミステリーの一冊ということで、道尾さんの著書を初めて読みました。
これまたスゴイ。

伏線の張り方がもう。
やられました。
2009年初読のミステリーとして大満足でした。

それにしても深かった…
道尾さんの他の作品もぜひ読んでみようと思います。

■関連過去エントリ■
・[Book]葉桜の季節に君を想うということ



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2009年01月04日

[Book]次世代マーケティングプラットフォーム

次世代マーケティングプラットフォーム 広告とマスメディアの地位を奪うもの(ソフトバンククリエイティブ 、著者:湯川鶴章 )
次世代マーケティングプラットフォーム 広告とマスメディアの地位を奪うもの
湯川 鶴章
ソフトバンククリエイティブ
売り上げランキング: 415
おすすめ度の平均: 4.5
4 テクノロジーの面から考察した広告の未来
4 「20世紀型の広告はいずれ消滅する」という大予言
3 これからの広告媒体の変遷を客観的に予測している。
5 数年先の世の中がどうなっているか、だいたい見えてくる
5 肩で風切る、現場レポート

目次
はじめに
序章 広告の「終焉」と「周縁」
第1章 広告からテクノロジーへ
第2章 ネットに拡大するマーケティングプラットフォーム
第3章 リアルとネットの融合1 デジタルサイネージ
第4章 リアルとネットの融合2 モバイルウェブ
第5章 そして覇者なき市場へ
第6章 次世代マーケティングプラットフォームの課題
第7章 メディアと広告そしてすべての企業の未来
おわりに
amazonHPから引用させていただきました)


◆概要&感想◆
面白かったです。
広告とネットの可能性について書かれた本。
メディアも含めた今後の未来を考えるのになるほど、と感じました。

変化というのは、既存の周囲のグレーゾーンから発生する、というのも納得しました。
どの部分に変化が生じているのかを見る一つの指針としたいな、と。

今後は共存共栄を戦略とする時代がくることも肝に銘じたいポイント。
余程の理由がない限り、単独で全てをカバーするのは様々な面でムリがあるなと感じました。

メインテーマとしては、今後のプラットフォームを中心とした戦略についてですが、それ以外にも多々面白い話題が。
例えば、個人情報の重要性をどの企業も認識しており、「個人を特定できない形の情報に変える」という汎化にも似たことまでしているというのは新鮮でした。

未来について一つの示唆を与えてくれるという意味で、メディアや広告、ネット業界に関わらず、様々な方にオススメです。

◆気付き◆
・今後の大企業のメイン事業はプラットフォームとインフラの整備

◆学び◆
・変化は周縁から
・今後はいかに連携していくか
・共存共栄戦略を取らなければ限界がある

◆オススメしたい方◆
・メディア業界に興味がある方(働いている方)
・ネット業界に興味がある方(働いている方)
・広告業界に興味がある方(働いている方)
・業界に関わらず近未来に興味がある方

■関連リンク■
・本書紹介ページ(ソフトバンククリエイティブ社HP内)
・湯川鶴章のIT潮流(著者湯川鶴章氏ブログ )



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2009年01月03日

[Book]王様の速読術

王様の速読術(ダイヤモンド社、著者:斉藤 英治)
王様の速読術
王様の速読術
posted with amazlet at 08.12.26
斉藤 英治
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 2663
おすすめ度の平均: 4.5
4 速く読むことが目的ではない
5 意識を変えた一冊
4 知識をもった家来の使い方
4 効率的な情報収集法
5 納得できる速読術

目次
はじめに

第1章 ワシには30分しかないのじゃ!
 王様は忙しい。限られた謁見時間で知識を吸収したい!
 なぜ、家来の時間に合わせるのか?
 本は、わたしたちに知識をもたらす最良の家来
 本こそがいちばん役に立つ理由
 読む行為より、大切なのは知識の吸収
 主体は自分。本の家来から脱出すべし
 速読は役に立つ? 立たない?
 速読で挫折するのは、当たり前?
 速く読むだけでは、知識として活かせない
 50冊の中から10冊を選んで、1週間以内にレポートを出すには?
 大統領は残業をしなくて済むようになった
 これまでの速読術から、いいところを最適化して組み合わせる
 まず、挑戦してみよう!
 コラム 速読術30年の歴史――第一世代から第四世代へ

第2章 30分で1冊を読破――王様の速読術
 この本と付き合う時間は30分と決める
 30分でどこまでわかるか挑戦してみよう
 第一段階――プレビューの5分間
 プレビューの極意
 表紙やカバーから何を読むか
 目次には時間をかけよう
 ひととおり、見出しや図表を見ていこう
 本の構造を理解しておこう
 著者の気持ちを察知しよう
 第二段階――見開き2秒ですべてのページをチェック
 写真読みの極意
 どこが大事そうか見当をつけよう
 優良は、最良の敵
 第三段階――スキミングで、重要な二割を読んで、八割を獲得する
 スキミングの極意
 平等主義より公平主義で謁見
 自分が何を得たのか確認しよう
 忘れても大丈夫。本は家来、また謁見すればよい
 まとめと活用のヒント

第3章 目的別に速読術を使いこなすコツ
 速読術を使いこなそう
 専門書を短時間で読む
 試験に備える
 資格王になるには
 優秀な知的創造人――ナレッジワーカーになる
 1週間で専門家になってしまおう
 幅広い分野に短時間で精通する
 英文書籍や資料を読む
 とにかく最新情報は頭に入れたい
 日々溜まる読みたい本や雑誌を片づけたい
 インターネット、メール、新聞は逆三読みで読む
 ルーブル式、アーサー式で小説を読む

第4章 錬金術でアウトプットしよう
 読んだだけで満足してちゃダメ
 頭の中で創造的に活用する
 3つの知性を働かせよう
 ダイヤモンド級の情報から、ダイヤモンド級のアウトプットを
 多くの本に接して、いい本を選ぶコツを知ろう
 自分にとって必要な本を見分ける
 必要な本は買って手元に置いておく
 知識の錬金術とは
 早食い・大食いは身にならない
 インプットしたらアウトプットせよ
 たらたら時間を引き延ばすのはマイナス
 すばやく知識を入れて、すばやく発想し、形にして残す
 目的意識を持つことで厚みが増す
 王様の読み方が、光り輝く結果に

第5章 大王様への道
 TPOに合った速読術を極める
 キーワードだけを読む
 メインアイデアを探し出す
 トピック・センテンスで要点把握
 文章をパターン認識する
 自分の読みたい本で、訓練・趣味・実益の一石三鳥
 知識の王様が本当の王様
 アウトプットが増えれば豊かになる
 本当の余暇の楽しみ
 高速知識発信の良循環サイクルへ
 王様の速読術は、仕事にも応用できる

おわりに
ダイヤモンド社HPから引用させていただきました)


◆概要&感想◆
タイトルに「速読」とありますが、どちらかと言うと王道的な速読術かと。
フォトリーディングや目の動かし方などではなく、効率的に読む、というのに主眼を置いています。

テーマを決め、あらかじめ5分程度で目次やまえがき、全ページに目を通した後、琴線に触れる部分を重点的に読む、という手法。
個人的には合っているやり方だなぁ、と。
これまで色々な本を読んでやっていた方法に近かったのもありますが。

新しいのは目的別まで指南されていること。
また、アウトプットにも言及されているので非常に参考になります。

語り口もソフトなので読みやすく、速読してみたいんだけど、どの本に書かれていることを参考にすればいいの?、といった方にオススメかと。
速読の世界に初めて入る方には特によいと思います。
私は当面このやり方で行こうと思います。

◆気付き◆
・速読術はTPOに応じて使うもの

◆学び◆
・目的に応じて速読術を使い分ける

◆オススメしたい方◆
・初めて速読をしようとする方
・効率よく本を読みたい方
・じっくりかつ素早く本を読みたい方

■関連リンク■
・本書紹介ページ(ダイヤモンド社HP内)
・速読、能力開発の健康英知研究所(著者斉藤英治氏HP)

■関連過去エントリ■
・[Book]投資効率を100倍高める ビジネス選書&読書術



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2009年01月02日

[Book]アフリカ・レポート―壊れる国、生きる人々 (岩波新書)

アフリカ・レポート―壊れる国、生きる人々 (岩波新書)(岩波書店、著者:松本 仁一)
アフリカ・レポート―壊れる国、生きる人々 (岩波新書)
松本 仁一
岩波書店
売り上げランキング: 779
おすすめ度の平均: 4.5
5 なんとも悩ましい問題
5 絶望大陸アフリカ
3 アフリカの新しい動きを紹介するレポート。バランスに疑問も。
5 発展途上国の今
5 モザイク大陸の「現状」

以下、目次です。
目次
はじめに
序 章 アフリカの今―ルムンバの夢はどこへ行ったか
ワニの川を渡って/1か月働いて卵2ダース/人口の4分の1が南アへ逃げていった/16万%を超えるインフレ率…

第1章  国を壊したのは誰か―ジンバブエで
突然の「価格半減令」/ハンバーガー1個が3000万Zドル/医師も薬剤師も国外へ出ていった…/順調だった農業育成/「雨が降ったら開けろ」―農事普及員の活躍/政府が農業に無関心になった…

第2章 危機に瀕する「安全」と「安心」―南アフリカ共和国で
政権の腐敗と治安の悪化/ヨハネスブルクのパトカーに同乗する/警官殺しが月15件/都市に流れ込む貧困層/7年後、再びパトカーで/新手の犯罪、カージャック/殺人は一日50人…

第3章 アフリカの中国人―南アで、アンゴラで、スーダンで
「新植民地」システムの新しい主役/ギャングに狙われた中国人の店/同郷人頼りに、次々と海外へ/商機を黒人客に求める/「妻の幽霊が出るんだ」/残された借金4000ドルの後始末/ただ一人の中国人警官…

第4章 国から逃げ出す人々―パリで、歌舞伎町で
マリの村人、パリ郊外へ/パリに住む農協役員たち/パリ大学を出て夜警に/アフリカから新宿・歌舞伎町へ/仕入れてもいない酒に23万円の請求/在日アフリカ人の4人に1人がナイジェリアから…

第5章 「人々の自立」をめざして―農村で、都市スラムで
「やる気」をうながすシステムづくり/「ただの援助」はしない/村人が自分で考える/政府の警戒と妨害/学校をつくる人々/ソウェトにできたレストラン/取り残された貧困地区で/「希望の山」の若者たち…

第6章 政府ではなく、人々に目を向ける―ケニアで、ウガンダで、セネガルで
マカダミアナッツで年5000万ドル/失敗と改良を重ねながら/遅刻・無断欠勤なし、そして「給料遅配なし」/働く張り合いをつくる制度/「私なしでやっていけます」/ウガンダ最大のシャツ・メーカー…

あとがき
岩波書店HPから引用させていただきました)


◆概要&感想◆
淡々とではありますが、生々しく深い一冊でした。
本書は、現在のアフリカの今の姿が描かれています。

アフリカの状態というのは、メディアなどを通じて断片的には入ってきます。
が、どうしてもブツ切りの情報だったので、一度まとまったものを読んでみたいと思っていました。

実際に読んでみて、戦慄し、憤りを感じるとともに、どうすれば変わるのか、と考え込んでしまいました。

一口に「アフリカは遅れている」といった趣旨を話すのは簡単ですが、なぜそうなったのか、現状どうなのか、現地ではどう考えられているのかといった観点を本書は丁寧に描いています。
同時にそれは、アフリカにおける絶望的な状況を知ることでもあります。
救いは、第5章、第6章でその現状を打破しようとしているアフリカの人々とその周囲についても言及があるところ。

原丈人さんを始めとする色々な方が仰っていたり、実践されているように、結局最後は現地の人々が自分の足で立てるようにならなければ、どんなに各国政府が援助したりしても仕方がないわけで。
NGOなどに代表されるそういった動きの大切さも改めて感じました。

あと、考えてみればわかることですが、現在のアフリカの国境線は、植民地時代に宗主国が勝手に引いた国境線であり、現地の人からすると何ら意味を持っていない、という事実。
これには自分の考えの足りなさを痛感しました。
見えているものがそのとおりとは限らないという顕著な一例だと思います。

まだまだ多様な可能性を秘めているアフリカだけに、今後も各国の利害が様々なところで絡み合うでしょうが、そういった報道に接する際に本書のような本を読んでいるかどうかで捉え方も変わるかと。
今のアフリカの一端を知るのにこの上ない一冊かと。

本書は著者にとって中間レポートという位置づけのようですが、ぜひ著者には、本書の拡大版としての近代アフリカ史のような著書を書いてほしいところです。

◆気付き◆
・アフリカの国境は宗主国が決めたもの

◆学び◆
・国の基盤は安全と農業
・国を壊すのは簡単、作るのは困難
・国を作るのは人々

◆オススメしたい方◆
・アフリカの現状に興味がある方
・独立後のアフリカの歩みに興味がある方
・世界を知りたい方

■関連リンク■
・本書紹介ページ(岩波書店HP内)

■関連過去エントリ■
・[Book]21世紀の国富論



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2008年12月31日

[Blog]今年読んだオススメの本10冊

1年の総決算として今年読んだ本の中でオススメ本を10冊セレクトしてみました。
どれも激しくオススメです!


はじめての課長の教科書
はじめての課長の教科書
酒井穣
ディスカヴァー・トゥエンティワン
売り上げランキング: 210
おすすめ度の平均: 4.5
5 ミドルマネジメントの重要性が実感できる
4 初の「課長総論」といえるのではないでしょうか
3 徹底して“現実主義”なところが面白い!
5 プレイングマネージャーの指南書
3 中間管理職(課長・係長)になったときにサッと読む本

今年のNo.1かもしれません。
課長だけでなく、組織で働く全ての人に役立つと思います。
もう一度読み返しながら年を越したいと思います。
来年も酒井穣さんの著書には期待大です。

ラクをしないと成果は出ない
ラクをしないと成果は出ない
日垣 隆
大和書房
売り上げランキング: 3432
おすすめ度の平均: 3.0
3 新人向け行動規範
3 自己啓発入門
3 自分のTips集を洗い出してみるといい
4 ラクをする努力をしないと成果は出ない
4 さらっと読めます。

目次だけでも十分役にたつと思います。
必ずタメになるポイントがあるかと。
個人的には来年の行動の指針になる一冊です。

世界は仕事で満ちている 誰もが知っている、でも誰も覗いたことのない38の仕事案内
世界は仕事で満ちている 誰もが知っている、でも誰も覗いたことのない38の仕事案内 (NB Online book) 降籏 学
降旗 学
日経BP社
売り上げランキング: 35123
おすすめ度の平均: 5.0
5 いろいろな職業が見れます
5 あなたのお仕事なんてーの?
5 仕事に選ばれたら(選ばれている人も)読む本。

世の中を見る目が少しばかり変わると思います。

ロジカル・シンキング
ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)
照屋 華子 岡田 恵子
東洋経済新報社
売り上げランキング: 469
おすすめ度の平均: 4.0
5 ☆6つ
5 図解とロジカルな説明がわかりやすさを後押し
4 正統派ロジカルシンキング
4 私には難しかったが。
5 提案力の基礎を学べる

定番ですが、バイブルにふさわしい一冊だと思います。
何度も熟読したい本。

調べる技術・書く技術
調べる技術・書く技術 (講談社現代新書 1940)
野村 進
講談社
売り上げランキング: 2010
おすすめ度の平均: 4.5
5 プロの仕事
5 ノンフィクションライター以外の人にもおススメ
4 実体験に裏打ちされた、ノンフィクションを作るノンフィクション。
4 文章を書くための心構えとは
5 ルポを書く人のみならず、万人に幅広く活用できる。

文章を書く、調べるという2点において非常にコンパクトにまとまっていてタメになります。

沈まぬ太陽
沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫)
山崎 豊子
新潮社
売り上げランキング: 1412
おすすめ度の平均: 4.0
5 腐食の構造を垣間見た
4 アフリカ編は、すいすい読めます。
3 ノンフィクションなのかそうでないのか…
5 未だに続く戦い・・人間の根本的なものから見直したい
4 考えさせられる事の多い作品

長編で濃厚で疲れますが読む価値あります。
色々な感情を巻き起こさせるあたり、傑作としか言いようがありません。
私が言うまでもありませんが…
2009年ついに映画化らしいので、その前にぜひ!

葉桜の季節に君を想うということ
葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)
歌野 晶午
文藝春秋
売り上げランキング: 33433
おすすめ度の平均: 3.5
4 映像化はムリ
5 素直な心で読めばダマされますが、「大仕掛け」以外の部分をむしろ評価したい
3 このやられた感は微妙
2 確かに賛否両論・・
5 ミステリー度の質は高いと思います

とにかく読んでほしい一冊。
わくわくしながら読んで欲しいです。
もう巧妙の一言。

4-2-3-1―サッカーを戦術から理解する
4‐2‐3‐1―サッカーを戦術から理解する (光文社新書)
杉山 茂樹
光文社
売り上げランキング: 9216
おすすめ度の平均: 4.0
3 戦術って何!?
4 布陣を一望できるショットが好き。
3 数列がすぐに頭に入らない
4 視点が変わる
3 4-1-4-1

サッカーを見る目が変わります。
サッカー好きであれば文句なしにオススメです。

プロ野球2.0
プロ野球2.0 (扶桑社新書 24) (扶桑社新書 24)
小島 克典
扶桑社
売り上げランキング: 107416
おすすめ度の平均: 5.0
5 なかなか面白い本でした!

こちらは全てのプロ野球好きの方にオススメ。
スポーツマネジメントの世界に興味が出ることうけあいです。

GIANT KILLING
GIANT KILLING 1 (1) (モーニングKC)
綱本 将也
講談社
おすすめ度の平均: 5.0
5 No.1サッカー漫画!
5 サッカーファンなら、間違いなくお勧めできる作品
5 2010年のJリーグでリアルに出現してほしい!
5 日本サッカー界の理想郷
5 様子見で買いましたが

マンガ部門ぶっちぎりの1位はこちら。
これもサッカー好きなら文句なしのハズです。
監督ってスゴイ!と感じられる作品です。

■関連過去エントリ■
・[Book]はじめての課長の教科書
・[Book]ラクをしないと成果は出ない
・[Book]世界は仕事で満ちている 誰もが知っている、でも誰も覗いたことのない38の仕事案内
・[Book]ロジカル・シンキング
・[Book]調べる技術・書く技術
・[Book]沈まぬ太陽
・[Book]葉桜の季節に君を想うということ
・[Book]4-2-3-1―サッカーを戦術から理解する
[Book]プロ野球2.0
・[Book]GIANT KILLING


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2008年12月28日

[Book]英会話ヒトリゴト学習法

[Book]英会話ヒトリゴト学習法

英会話ヒトリゴト学習法(PHP研究所、著者:酒井 穣)
英会話ヒトリゴト学習法
酒井 穣
PHP研究所
売り上げランキング: 860
おすすめ度の平均: 5.0
5 戦略の教科書、延長戦。
5 著者で選んだ本ですが、読んで大正解でした。
5 スピーキング能力向上への効果的かつ現実的なアプローチ
5 ビジネス思考を強化する「英語本」

以下、目次です。
目次
理論編
1.英語を学習する理由
2.英語の学習はなぜ難しいのか
3.スピーキングはなぜ特に難しいのか
4.英会話ヒトリゴト学習法
5.ヒトリゴト学習法の理論的なポジショニング について

実践編レベル1 ヒトリゴトによる基本語彙の形成
1.学習法の背景(レベル1)
2.ヒトリゴト学習法(レベル1)

実践編レベル2 ヒトリゴトによる発音の矯正
1.学習法の背景(レベル2)
2.ヒトリゴト学習法(レベル2)

実践編レベル3 ヒトリゴトによるビジネス思考の訓練
1.学習法の背景(レベル3)
2.ヒトリゴト学習法(レベル3)

発展編
1.ヒトリゴト・パートナーを探そう
2.文法の世界の、恐ろしいまでの奥深さ
3.語源を探る面白さ
4.英会話学校について
5.短期留学を考える
6.英語で夢をみる

解説 赤松 武(外務省国際協力局政策課)
amazonHPから引用させていただきました)


◆概要&感想◆
勝手ながら尊敬している酒井穣氏による著書、ということで著者買いしました。
英語の勉強本ということで、もちろん勉強方法についても記載されていますが、帯にもあるとおり、アルターエゴという概念について書かれている本でもありました。
一種の人格論とでも言いましょうか…

なので、とにかく新鮮でした。
英語の勉強法と、人格論を絡めて、かつわかりやすく論じられているため、他の英語関連本と一線を画しています。
もちろん英語の勉強法については、一つ一つ丁寧に論理立てて書かれていますので、ストンと納得する気持ちよさがありました。

特にヒトリゴト学習法レベル1については面白そうです。
自分で考える面白さもありますし、英英辞典で答え合わせをするような感覚。

英語は英語で考える、ということ自体は、以前読んだ「英語は逆から学べ!」にもありました。
英語を勉強する時は全て英語の教材を使い、日本語をシャットアウトすべし、という考え方は、本書を読むことで大納得。

ヒアリングや文法、発音から英会話学校、留学まで英語を学習するにあたって活用されるであろうものが酒井さんの観点からコンパクトに網羅されているので読みやすく、かつ参考になりました。

そして何よりあとがきの最後の1行、これにやられました。
自分の中のアルターエゴを育てたいと思います。
そして対話できるように。

斬新かつ納得の一冊でした。

◆気付き◆
・言語ごとに脳は違う部位を使っている
・極論すれば内容語だけでも意味は通じる
・アルターエゴを使いこなすことで新しい世界が生まれる

◆学び◆
・外国語を習得すると、もう一人の人格(アルターエゴ)が現れる
・人格が異なると思考も変わる
・アルターエゴと対話も可能

◆宣言◆
・英英辞典を購入する(既にしました)
・ヒトリゴト学習法レベル1をまずは実践
・ヒアリングする際には機能語と内容語を意識して聞く

◆オススメしたい方◆
・英語の学習で苦労されている方
・英語の学習が順調に進んでいる方
・英語を学習するにあたっての考え方を知りたい方
・「アルターエゴ」って何?と思った方

■関連リンク■
・本書紹介ページ(PHP研究所HP内)
・著者酒井穣さんブログ

■関連過去エントリ■
・[Book]英語は逆から学べ!
・[Book]はじめての課長の教科書



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2008年12月27日

[Book]ジェシカが駆け抜けた七年間について

ジェシカが駆け抜けた七年間について (角川文庫) (角川グループパブリッシング、著者:歌野晶午)
ジェシカが駆け抜けた七年間について (角川文庫)
歌野 晶午
角川グループパブリッシング
売り上げランキング: 105257
おすすめ度の平均: 3.0
3 7年間を駆け抜けるということ

◆概要&感想◆
これまた面白かったです。。

本作はミステリー色はやや薄め。
前半は特に女子長距離陸上(マラソン)をテーマにした小説といった様相。
後半事件が起きてミステリー色を帯びてきますが…
なのでコテコテのミステリーを求めている方にとってはやや物足りないかもしれません。

ただ、そこは歌野晶午さん。
しっかりとしかけが施されています。

読後、色々と確認してしまいました。
それにしても大きな伏線をいくつか張ってあるのに、全く気が付きませんでした…

わかる人はわかるのでしょうが。。
画一的ではなく、柔軟な思考をしなくてはいけないですね。
思い込みの罠って恐ろしい。

やっぱり歌野さんの本は面白い。
こうなったら全作品制覇が目標です。

◆オススメしたい方◆
・歌野さんの作品を既に読んだことがある方
・スポーツを舞台にしたミステリーが読みたい方

■関連リンク■
・本書紹介ページ(web KADOKAWA内)

■関連過去エントリ■
・[Book]長い家の殺人
・[Book]葉桜の季節に君を想うということ
・[Book]ガラス張りの誘拐



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2008年12月25日

[Book]チーム・バチスタの栄光

チーム・バチスタの栄光「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599)(宝島社、著者:海堂尊)
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 599) (宝島社文庫)
海堂 尊
宝島社
売り上げランキング: 400
おすすめ度の平均: 4.0
4 リーダブルかつ娯楽的
4 読みやすい本
4 ストーリーとキャラクターの絶妙なバランスが光る!
4 手から砂がこぼれおちていくように
3 例えが気になる

チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ (宝島社文庫 600) (宝島社文庫)
海堂 尊
宝島社
売り上げランキング: 365
おすすめ度の平均: 4.0
4 ミステリーとしては☆3つ。でも小説としては☆5つ。
3 キャラクターの濃さが読みどころ
3 深さに欠ける
4 下巻で面白さ急増!
3 ミステリー小説としてはイマイチ

◆概要&感想◆
面白かったです。
よく言われてとおり、本当にリーダビリティが素晴らしいです。

文庫版ですと、上下巻合わせて400ページを超えますがあっという間に読めます。
ドラマを先に見るか、本が先か悩んで本を先にしました。
(映画も未見です)

ドラマの配役はある程度わかっていましたが、今は完全に本のイメージでキャラを想像しています。
これでドラマはどうするのか、これま楽しみです。

ただ、ミステリーとしては普通と言えば普通。
主要キャラの一人は下巻になって初めて出てくるなど、ストーリー展開は面白いです。
医療関連の記述はさすが現役のお医者様、詳しく書かれていますし、大学病院についての生々しい書きぶりは読んでいて爽快でした。
後はミステリーとしての奥深さがプラスされるとさらに素晴らしいのでは、と思ってしまいました。

ともあれ、別の本を読んでみたい作家さんがまた一人見つけられたことを素直に喜びたいと思います。


◆オススメしたい方◆
・ドラマに興味を持った方
・医療サスペンスが好きな方
・面白い小説が読みたい方


■関連リンク■
・チームバチスタの栄光(上)紹介ページ(宝島社HP内)
・チームバチスタの栄光(下)紹介ページ(宝島社HP内)
・チームバチスタの栄光公式HP(宝島社HP内)
・海堂尊のホームページ(宝島社HP内)



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2008年12月24日

[Book]ラクをしないと成果は出ない

ラクをしないと成果は出ない(大和書房、著者:日垣 隆)
ラクをしないと成果は出ない
日垣 隆
大和書房
売り上げランキング: 6264
おすすめ度の平均: 3.0
3 新人向け行動規範
3 自己啓発入門
3 自分のTips集を洗い出してみるといい
4 ラクをする努力をしないと成果は出ない
4 さらっと読めます。

以下、目次です(日垣隆公式サイト ガッキィファイターから引用させていただきました)。
目次
はじめに
 第1章 基本編
 1 ラクをして成果を上げるのが基本中の基本 
 2 ゴールを必ずイメージしてから仕事に取りかかる
 3 自分にできないことをしている人を、素朴に尊敬する
 4 お金で自分の時間は買えない。他人の時間なら買える
 5 「ぜひ続編を」に即対応できるよう、素材は使い切らない
 6 外部の人に自分の仕事のおもしろさが伝わらなければ、それはつまらない証拠
 7 よくわからなかったら現場に行って考える
 8 気になったら、まず買う
 9 自分に対する相手の優先順位を上げてもらうことが仕事の基本
10 全体像と個別の処方箋を混同しない

 第2章 インプット編
 11 「つまらない」と思ったら、できるだけ早く撤退する
 12 情報収集にのめりこまない。情報とは「出合う」ものだからである
 13 立ち読みは書店でなく家の中でする
 14 若いうちはテーマなしで一日一冊、四〇代は一日で五冊
 15 興味がわいたことは講演やセミナーに出て、全体像と情報源を一気に押さえる
 16 書棚一本の本がたまったら、新しい分野を開拓できる
 17 ブログを世界中の井戸端会議における、「立ち聞き」として活用する
 18 ウソには必ず理由や背景がある。それを探るとインプットが効率的になる
 19 発行部数数千部のメルマガや専門誌や白書類にたくさん目を通す
 20 図書館に行けば行くほど「無駄遣い」になる

 第3章 ネットワーク編
 21 いざという集まりには万難を排して参加する
 22 アイデアは他人の頭で揉んでもらう
 23 メールの未処理は「なし」の状態にして帰宅する
 24 会いたい人にはできるだけ向こうから望んで会ってもらうように仕向ける
 25 お願いした場合は「いつでも」と言う
 26 予測がつかなかったら、親しい友人と賭けをする
 27 人から薦められたものは、無理をしてでも即日取り入れる
 28 期待値を下げる
 29 自分の実力をマッピングしておく。身の丈を知ったうえで見栄を張る
 30 先輩の一言アドバイスには、とにかくまず従ってみる

 第4章 撃退編
 31 締切日に納品しても、返信がないような会社とは仕事をしない
 32 依頼には即決で答える
 33 愉しめない喧嘩は避ける
 34 自爆しない
 35 NGな人には説明しない。NGな人とはモメない
 36 クレームは、成長に不可欠なもの(一割)と、無駄(九割)に分かれる
 37 できるだけ葬式には行かない努力を
 38 三日かかることは一日でやる
 39 苦手なこと」は人の手を借りて解決する
 40 NG上司に煩わされない

 第5章 独立編
 41 本当に「良いもの」は自分で売ってみる
 42 出された問題はすべてその場で解決の方向と、「いつまでに」を明確にする
 43 今の仕事を30年後にもやっているかを自問。もしNOなら続かない
 44 自分の仕事が黒字になっていなかったら、絶対に会社を辞めない
 45 商売道具への投資はケチらない
 46 最初から必ず黒字にする
 47 「この社と切れたら自分がアウト」という取引先は作らない
 48 「やりたいこと」を周囲に話しておく
 49 「好き」を安さの言い訳にしない
 50 独自の販売回路をもち、その売り上げは五年で二倍が最低ライン

 第6章 継続編
 51 好きな仕事を増やすために、好きではない仕事を毎年二割ずつ削除する
 52 「なるほど」と思ったことは、二四時間以内に「やる」メドをつける
 53 過去を振り返らない
 54 「何をしないか」を明確にしてゆく
 55 常に確率を意識する
 56 一発屋でなく、人気(売り上げ)×継続の面積を広げていく
 57 貯金しなくても良いようなキャッシュフローを、常態化する
 58 問題を見つけたら、必ず即日解決の糸口を見つけておく
 59 継続させる小さな工夫を
 60 自由に生きるために健康を維持する

 第7章 組織編
 61 今いるメンバーを前提にする。「上手くいかない」のを彼らのせいにしない
 62 会議や集会は、参加者全員が「待ち遠しい」仕掛けをつくる
 63 自分の「忘れグセ」を前提に、「忘れても、できる」仕組みをつくる
 64 共有する言葉の定義を明確にしないと、誤解が量産される
 65 コーチはするものではなく、優秀なコーチに短期間「つく」のが近道
 66 どれくらい時間がかかるかは先に訊く。ギャラも先に決めておく
 67 インセンティブを高める工夫だけで、成果が上がる場合は予想外に多い
 68 毎日仕事が終わったら、机の上と周辺を完全にリセットする
 69 「約束の優先順位」を見直すクセをもつ
 70 休暇中も仕事をしたほうが、のんびりできる

 第8章 時間編
 71 会議は一企画につき二度だけで終える
 72 決裁は火曜日の午前一〇時半から、と決めておく
 73 探し物は一ヵ月で合計一時間以内に
 74 人を待たせない。待たされても怒らない
 75 「遅刻してしまった!」を先にイメージする
 76 よほどゆとりがない限り、正義に多大なエネルギーを注がない
 77 レファ本の常備は時間を節約する
 78 出欠を迷うイベントには行かない
 79 一万円札と名刺は三ヵ所に入れておく
 80 もう腕時計をしない

 第9章 アウトプット編
 81 ノウハウはどんどん公開する
 82 「好き」をお金にしてゆく
 83 「本格的に勉強したい」分野の仕事を引き受ける
 84 アウトプットしないものはインプットしない
 85 数値目標とその根拠を明白にもつ
 86 同じネタで何度も稼がないように自戒する
 87 「新鮮でおもしろいこと」は三〇秒で説明する
 88 毎晩アルコールが欠かせない人は伸びない
 89 相手を飽きさせず一時間話せたらお金になる
 90 「必要でないこと」は極力やらない

 第10章 生活技術編
 91 死以外の悲劇は、一〇年後に必ず人生の肥やしになる
 92 子どもができたら、「仕事で二〇年後にブレイクする」準備を始める
 93 昨日と違う今日、今月と違う来月、来年と違う再来年にする
 94 加齢とともに遊び時間を増やしてゆく
 95 最悪の事態を想定し、その兆候が出たら動く
 96 よほど親しい人以外にはプレゼントをしない
 97 ドタキャンは月に一度だけ、と決めておく
 98 旅行用の持ち物リストをつくっておく
 99 子ども部屋より書斎を優先するのが、家族のためになる
100 大切な人は命がけで守る

おわりに


◆概要&感想◆
凄い本でした。
見開き2ページに1つのアイデアで、それが全100個。
どれも深いです。

というか、目次を読むだけでも十分役に立ちそうな…
仕事をする上での、というよりも生きていくのに必要な妙のようなものが感じられるかと。

個人的には、4,6,8,9,15,19,22,26,27,30,32,45,48,52,60,61,62,68,74,77,78,79,81,83,84,87,93,94,99,100あたりがツボでした。
というか多すぎですが…

特に気になったのが以下。
27 人から薦められたものは、無理をしてでも即日取り入れる
30 先輩の一言アドバイスには、とにかくまず従ってみる

ということで、早速本書内のアドバイスに従って、即日取り入れてみることに。
8 気になったら、まず買う
45 商売道具への投資はケチらない

自分への投資と考え、気になったら買うことにします。
48 「やりたいこと」を周囲に話しておく

職場内でも家庭内でも、このブログでも「やりたいこと」を言葉に、文字にします。
78 出欠を迷うイベントには行かない

早速、読後1つイベントに行きませんでした(笑)
おかげで充実した時間になりました。
79 一万円札と名刺は三ヵ所に入れておく

一万円はムリだったので、五千円札でカバンと手帳と名刺入れに。
81 ノウハウはどんどん公開する

社内外で情報発信を意識しようかと。
83 「本格的に勉強したい」分野の仕事を引き受ける

「本格的に勉強したい」分野を周囲に話、仕事をガシガシ引き受ける体制を整えたいと思います。
100 大切な人は命がけで守る

最も大切なことかと。

これは一家に一冊ではないでしょうか。
こういったライフハックのような本の一つの形だと思います。
素晴らしい一冊でした。

◆気付き◆
・ラクをすることと、成果を出すことは矛盾しない


◆学び◆
・アドバイスには従ってみる
・ゴールとアウトプットを意識
・過去は振り返らず、未来は想像する


◆宣言◆
・自分の仕事の面白さが他人に伝えられるか、考える
・来年はセミナー3つは出る
・毎月自分への投資を行う
・全てをアウトプットにつなげる


◆オススメしたい方◆
・全ての方
・特に働いている方
・人生に良く効く処方箋を求めている方


■関連リンク■
・本書紹介ページ(日垣隆公式サイト ガッキィファイター内)
・本書紹介ページ(大和書房HP内)
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2008年12月23日

[Book]投資効率を100倍高める ビジネス選書&読書術

投資効率を100倍高める ビジネス選書&読書術(日本実業出版社、著者:藤井 孝一)
投資効率を100倍高める ビジネス選書&読書術
藤井 孝一
日本実業出版社
売り上げランキング: 21280
おすすめ度の平均: 4.0
4 本との向き合い方
3 本の読み方の入門本
4 前向きにさせてくれる作品
4 ビジネス書を活かす読書方法
5 読書レポートの作り方が参考になる

以下、目次です(日本実業出版社公式HPから引用させていただきました)。
目次
はじめに

第1章◆読書がもたらす大きな力
1 読書がビジネスの成果を上げる 14
 本は"脳力"アップのツール
 本は脳の鉄アレイ
2 本はわずかな投資で大きなリターンを得る道具 18
 本は頭と心の栄養ドリンク
 本を読まない人はサル?
 読書は手軽で続けやすい
 本の投資効率は極めて高い
3 読書は人脈形成にも役に立つ 25
 読書人脈は「宝の脈」と心得よ
 読書の副産物で人脈を築く
 読書は想定外に発展する
 本の周りには優秀な人が集まる
 なぜ、読書をするとできる人が落とせるのか?
 著者と親交を深めるためには?
4 成功するためには読書が不可欠 34
 できる人が読書家である確率100%!
 読まない人とは付き合うな!

第2章◆本の洪水で漂流しない達人選書術
1 効率的に良書を選ぶ方法 38
 漂流しない書店の歩き方
 本選びに大切なこと
2 本の洪水から、良書を抜き出すテクニック 41
 買う際にチェックする6つのポイント
 本が呼んでいる! キラリと光る本の見つけ方
 体裁も気にする
3 ベストセラーランキングの活用法 48
 売れている本は良い本か?
 ランキングは信頼できるか?
 最終的には直感で!
4 たった5分の立ち読みで良書を選ぶテクニック 52
 "はじめに"にはエッセンスが詰まっている
 目次は著者の頭の中身を書き出したもの
 本の中身をブラウジングする
 文字量チェックで読むに値するか判断する
 著者の本音がにじみ出る「あとがき」も要チェック
5 良書に出会える場所は無数にある 68
 書店通いを習慣にしよう
 図書館でもビジネス書の調達ができる
 オンライン書店では、決め打ち、ねらい打ちで選ぶ
 古本屋で書籍を見つける方法

第3章◆1日1冊読める! 読書術
1 読む前に気をつけるべきこと 82
 読書を有意義なものにするためのポイント
 読書前の準備体操
 全体像を把握すること
 カバーもチラシも捨ててしまう
 本を手に馴染ませる
2 3色ボールペンで読み進める読書 92
 ボールペンと付箋を手に読む
 ペンを手にすれば理解も進む
 読みながら気づいたことは書きとめておく
 本の余白に書きまくる
 付箋とペンを切らさない
3 1冊の本を100%活用する能動的読書法 102
 読書の目的は活用
 気になったら印をつける
4 図を使って著者の頭の中を再現する 106
 読みながら図を作る
 マインドマップを使うのか?
5 本を読む時間を作り出す 111
 ながら読書の勧め
 時間の質に着目する
 読書時間を考える
 書籍によって読書時間を考える
6 1日1冊! 効率的に読む技術 118
 速読は必要か?
 著者冥利に尽きる、書き殴り、引きちぎられてこそ勲章
7 読書記録の作成は思い出以上の効果がある 122
 読書を記録する
 読書記録の具体的な方法
8 読書にもコスト意識は不可欠 129
 投資としての読書

第4章◆読むだけじゃもったいない! ビジネス書活用法
1 本の中身を仕事に活かす読書術 134
 読んだらひとつでもやってみる
 本はたたき台、読んだ時間の3倍考える
2 いつでも、どこでも学ぶ姿勢をもち続ける 138
 どんな本からも学ぶ
 学び上手が、学びの機会を作り出す事情
3 本の中身を100%理解する読書術 143
 著者と対話しながら読む
 書籍からさらに深い知識を得る

第5章◆読書活用の究極のゴール! 読書で人脈を作る
1 本をもとに小さな社会貢献 150
 読んだら話す
 お手軽社会貢献、読んだらシェア
2 本は心のこもった最高の贈り物 154
 お値段以上に喜ばれる、本をプレゼントする
 該当箇所をコピーしてあげる
 読書レポートをプレゼントする
3 書評の執筆で読書力をアップ! 161
 オンライン書店のレビュー欄に書く
 社内報などの読書欄を担当する
4 必ず著者に会えるテクニック 165
 度胸試しにもなる、著者に会いに行く
 著者に会うテクニック
5 学習効果が極めて高い読書会の開催 172
 勉強会、読書会を主催する
 絶対に主催者になる

第6章◆10万人を魅了するノウハウ公開! 読書レポートの作り方
1 読書レポートは一番手軽なアウトプット法 178
 読書レポートの効用
2 読書レポートの作り方 184
 「読書レポート」の文章の書き方
 要約の書き方
 書評の書き方
3 読書レポート作成時に心がけること 193
 書くなら、ここに注意
 編集ルールを定める
 読書レポートを、苦もなく8年続けるテクニック

おわりに

お薦めビジネス書30


◆概要&感想◆
私も購読しているメルマガ「ビジネス選書&サマリー」の発行者である藤井さんによる選書&読書術。
いつも要約をメルマガで読んでいる身としてどのように選書され、読書されているのか、その秘訣が公開される、ということで興味しきり。

一読した感想は、いわゆる読書術の集大成となる一冊だったな、というもの。
8年間メルマガをコツコツと出されている藤井さんだけあって(私の個人的な印象かもしれませんが)、奇抜な方法であったり、一風変わったものというよりは、オーソドックスで正攻法。
なので勉強になる反面、類書を読んだことがあると見たことがある話が多いかもしれません。

私にとっても、ほとんど読んだことがあるポイントばかりだったのでサラサラッと読ませていただきました。
言いかえると読書を突き詰めていった人が行き着くところは皆さん同じ、ということかもしれませんが。

で、私が一番期待していたところが第6章の読書レポートのところ。
インプットをいかにアウトプットさせるのか、というのは頭を悩ませるところ。

本ブログのように一応アウトプットの体裁を取っていますが、もっとうまく内容を伝え、まとめたいと常々思っています。
そんな中での日々アウトプットをされている藤井さんの読書レポートの作り方ですから、非常にタメになりました。

作り方と、作成時に心がけること、この2点を今後のこのブログと読書に活かしていければ、と思った次第です。
それにしても…ターゲットがこれ以上ないくらい明確な一冊だと感じました。

あと、お薦めビジネス書30がついているのもGoodかと。


◆気付き◆
・読書会
・著者に会う


◆学び◆
・編集ルールはあったほうがいい
・読書レポートのターゲットとポイント


◆宣言◆
・読書会SNSに参加する
・セミナーに参加することで著者に会う(2009年3月までにまずは1回)


◆オススメしたい方◆
・これから読書(特にビジネス書)を始める方
・読書術&選書術を学びたい方
・読書を活かしたいが、やり方がわからない方
・読書レポートを作ってみたい方


■関連リンク■
・本書特集ページ(日本実業出版社HP内)
・本書紹介ページ(日本実業出版社HP内)
・ビジネス選書&サマリー(著者公式サイト)



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